路線説明
ウィーン市内を走行するSバーンとは、近郊列車のことで11の路線が走っている。Sバーンは、主にドイツ語圏の国で使われている名称である。
ウィーン空港とウィーン市内を移動する際も、Sバーンはよく利用され便利である。空港からウィーン市内へは、Sバーンを利用すると約25分で到着。30分おきに運行しており、料金もCATよりも安いのでおすすめだ。Sバーンの乗車券は空港でも購入可能である。
乗車券はウィーン市内であれば、メトロ・トラム・バスと共通になる。ただしウィーン空港は郊外にあるため、別途料金がかかる。
路線図HP
http://www.wienerlinien.at/eportal2/
乗車券の種類
乗車券の種類と料金
■EinzelfahrtVollpreis(1回券):1回分の乗車券。€2.2
■24 Stunden Wien(24時間有効券):24時間乗り放題。€7.60
■48 Stunden Wien(48時間有効券):48時間乗り放題。€13.3
■72 Stunden Wien(72時間有効券):72時間乗り放題。€16.5
■8 TageKlimakarte(8日間有効券):8日間乗り放題。€38.4
■ウィーン・カード:72時間ウィーン市営
メトロ・市電・バス乗り放題
博物館・美術館・カフェハウスなど210か所以上で割引・特典あり。
なお、交通費を抑えてウィーンを散策したいなら、メトロやバス、Sバーン等の公共交通機関が乗り放題になるトラベルカードも便利。ウィーン内57スポットの入場が無料になるなど多くの特典があり、市内の観光地をつなぐホップ・オン・ホップバスも自由に利用できるウィーンパスも付いている。2日間有効と3日間有効の2種類。
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乗車券の購入場所
■ウィーン市交通局チケット窓口
■自動券売機
■ウィーン市交通局WEBサイト
■たばこ屋
■ウィーン
空港
※ウィーン・カードは、観光案内所・宿泊ホテル・主要
メトロの窓口・WEBサイトで購入可能。
券売機での購入方法
タッチパネル式の自動発券機の使用方法
①表示はドイツ語になっており、一番下にある国旗を選択すると、言語が選べる。
②購入したい乗車券の種類を選ぶ。
③枚数を選ぶ。
④すぐに乗車する場合は、この券売機で打刻することが可能。
すぐに打刻する場合は、Validate nowを選び、後で打刻する場合は、Validate laterを選択する。
⑤金額が表示されたら、支払いをする。
現金・クレジットカード・マエストロカードと呼ばれるデビットカードで支払いが可能である。
Sバーンの乗り方
目的地までの乗車券を購入したら、いよいよ乗車だ。
Sバーンも
メトロと同様に自動改札口がない。
乗車券を青色の刻印機に通して、刻印しなければならない。
車内で検札はいつもあるわけではないが、突然抜き打ちで検札が行われることがある。
そのときに刻印していなければ、高い罰金が課せられるため要注意だ。
乗車券は降りるときや乗換えるときも、常時持っておくようにする。
列車が到着したら、Sバーンも自動ドアではないため、手動でドアをあける必要がある。
Sバーンの降り方
目的地に到着したら、乗車時と同様に手動でドアを開けて列車を降りる。
降りるときも自動改札口がないため、そのまま出口へ向かう。
降りるときは、刻印する必要はない。
Sバーンの乗車券は市内であれば、有効期限内でメトロ・トラム・バスの乗り換えが自由である。
その都度、乗車券を購入しなおす必要がないため、とても便利である。
その他注意点
Sバーンから
メトロ、または
メトロからSバーンに乗換えるとき、駅によっては駅名が異なるので要注意だ。
乗車券は共通券なので、有効期限内であればそのまま乗り換えができる。
駅名が異なることで戸惑うかもしれないため、事前に乗換え駅名を確認しておくと安心だ。
駅には駅員がいる窓口も少ないため、路線図はWEBサイトを利用すると便利である。
乗車券の料金や時刻表なども載っているので、有効に活用したい。
旅のプロ直伝 Sバーン利用のポイント
旅工房トラベル・コンシェルジュ
オーストリア担当
鈴木 脩馬
提携パートナー
乗車券は、一回券から数日間に渡って使えるものまで様々です。また、
メトロや
トラム、バスと共通で使えるものもあり多種多様です。ご自身の観光に合わせて、お得に乗車券を購入することができますよ。
ウィーンのSバーンやその他交通機関では、乗車券を所持していても刻印をしていない場合は不正乗車と見なされてしまいます。不慣れな観光客であっても、容赦なく罰金になってしまうので、乗車の際には忘れないようにご注意ください。
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(Photo by Extrawurst)