シンガポールの治安・危険情報、犯罪の手口や、危険なエリア

シンガポールの治安・危険情報

2018/03/09 更新

ブギス周辺の写真
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データガイド

シンガポールは、世界平和度指数ランキング(イギリスのエコノミスト紙による)で第20位にランクインするほど平和な国である。ただし、殺人や暴行などの凶悪犯罪は少ないものの、外国人観光客などを狙ったスリや窃盗は多発している。その上、世界平和度指数ランキングで日本が第9位にランクインしていることを考慮すると、やはり日本での常識は通用しない。より楽しくより安全にシンガポールを観光するためにも、細心の注意を怠らず、事前に犯罪の手口と対策を把握しておこう。また、最新のシンガポールの情勢については外務省のホームページ等を参考にしてほしい。

■外務省 海外安全ホームページ(シンガポール)

シンガポールの犯罪データ

世界治安ランキング20位(163ヶ国中)

殺人は0.30件(人口10万人あたり)
強盗は7.48件(人口10万人あたり)
強姦は2.20件(人口10万人あたり)
(2013年度 国連薬物犯罪事務所の調査による)

多発するシンガポールの犯罪手口

シンガポールと言えば、高層ビルが立ち並び、安全で都会な、比較的日本に近いイメージを抱いている人が多いだろう。前述した通り、凶悪犯罪などは非常に少なく、そのイメージもあながち間違いではないが、その一方で、スリ、ひったくり、強盗、詐欺、置き引きなどといった軽犯罪が数多く発生している。また、日本と違い、シンガポールでは交通事故が多い。その点も十分に注意しよう。

特に、お金持ちというイメージが強く、警戒心も弱い日本人は、シンガポールの犯罪者達にとって格好の餌食だ。高価な物を持ち歩かない、ガイドブックを見ながら歩かない、荷物を置いたまま離れないといった基本的な対策に加え、シンガポールで多発する犯罪手口を紹介する。


  • シンガポールのMRTの車内

    駅構内や電車内でのスリ

    シンガポールにはMRTという地下鉄が走っている。MRTは、シンガポールを観光する際に非常に便利な交通手段になるが、裏を返せば、それだけ外国人観光客を狙った犯罪者達も数多く潜んでいる。

    ■手口例
    ・改札を通る時に、前の人が急に立ち止まり、その瞬間に後からも人が来て、挟まれてしまい、身動きが取れない状態で貴重品を盗まれてしまう。二人組による区妙な手口。
    ・電車に乗っている際に、カッターやナイフでバッグを切られ、そこから貴重品を盗まれる。特に、混雑時に多い。

    ■対策
    ・荷物からは必ず目を離さず、バッグやリュックは前に持つようにする。
    ・混雑している車両や時間帯を避ける。

  • シンガポールのチャイナタウンの人混み

    観光地でのスリ

    外国人観光客が集まる観光地でも当然注意が必要。他の国とは異なり、ストリートチルドレンや声をかけてくる人たちはほぼいないが、やはり外国人観光客を狙ったスリや窃盗は後を絶たない。

    ■手口例
    ・歩いている時に前の人が急に屈み込んだり、立ち止まった瞬間に、後ろから来た人に貴重品を盗まれてしまう。二人組の巧妙な手口。
    ・人が多く集まる観光スポットで、ケチャップやアイスクリームなどのものを服につけられ、それを拭き取ってもらっている間に貴重品を盗まれてしまう。

    ■対応策
    ・ズボンの後ろポケットに貴重品を入れない。
    ・手伝ってくれたり、助けてくれる人がいても心を許さず、細心の注意を払う。特に、日本語で話しかけてくる人には要注意。

  • ショップバッグを両手に持っている人の写真

    ひったくり

    シンガポールではスリだけでなくひったくりも多い。道路を歩く際も注意が必要だ。

    ■手口例
    ・道路側にかけていたバッグをオートバイでひったくる。

    ■対応策
    ・なるべく車道側を歩かない。また、バッグやリュックは必ず道路とは反対側に持つようにする。
    ・服の下に隠せるタイプの鞄やウエストポーチを持ち歩く。

  • 置き引きの写真

    置き引き

    スリの次に多いのが置き引きだ。フードコートやホテルのチェックイン時など、自分の荷物から少し目を離した隙に盗まれてしまう。

    ■手口例
    ・ホテルのチェックイン・チェックアウト時に盗まれる。特に、ロビーの広いホテルでは要注意。
    ・フードコートなどで席取りように自分の荷物を席に置いている間に盗まれる。

    ■対応策
    ・ホテルのチェックイン・チェックアウト時にも、自分の荷物から目を離さない。
    ・フードコートなどで、自分の荷物を置いて席取りをしない。現地ではティッシュペーパーなどで代用する場合が多い。

  • ホテルのスタッフの手元の写真

    ホテルでの盗難

    シンガポールでスリの他に特に気をつけたいのが、ホテルでの被害だろう。安全で綺麗なホテルが多いため油断しがちだが、ホテルでの盗難は非常に多い。

    ■手口
    ・部屋の清掃時に、清掃員が盗みをはたらく。
    ・客の外出時に部屋に侵入し、貴重品等を盗む。
    ・ホテルのスタッフを装い、部屋に侵入し貴重品等を盗む。

    ■対応策
    ・スーツケースにきちんと鍵をかけておく。それでも不安であれば、スーツケースごとベッドの柱などにくくりつけておく。
    ・外出時や部屋の清掃をしてもらう際に、貴重品をセーフティーボックスに入れる。
    ・基本的に、自分の部屋にスタッフを入れない。チャイムがなっても簡単にドアを開けない。

  • お酒に睡眠薬を投入している写真

    睡眠薬を使用した犯罪

    睡眠薬で眠らせて、貴重品を奪う。性犯罪につながる可能性もあるので非常に危険。

    ■手口
    ・睡眠薬入りの飲み物などを勧め、飲ませた上で、眠っている間に貴重品を盗む。偽の観光ガイドを装って近づいてきたりと手口は様々である。

    ■対応策
    ・知らない人から飲み物や食べ物を貰うのは絶対に避ける。その場で購入したように見せかけても、裏ですり替えて睡眠薬入りを渡してくる可能性もある。

  • シンガポールのタクシーの写真

    ぼったくりタクシー

    シンガポールのタクシーは、メーター式。しかし、そういった事情を知らない外国人観光客を狙って、メーターを使用しなかったり、料金を上乗せして請求されることが頻繁に発生している。

    ■手口
    ・運転手がメーターを使用しない。
    ・メーターが壊れているなどと言い訳し、通常の倍近くの料金を請求する。

    ■対応策
    ・乗車後、運転手がメーターを回しているかきちんと確認する。
    ・運転手がメーターを使用しない場合は降りる。
    ・なるべくタクシー乗り場から乗車する。
    ・料金に納得行かない場合は、助手席前にある運転手の名前とタクシー会社の情報、そしてタクシーのナンバーを控えておき、ホテルのスタッフ等に相談するかタクシー会社に通報する。

  • シンガポールの交通事故の注意喚起を促す写真

    交通事故

    犯罪ではないが、交通事故への注意も必要だ。シンガポールは、日本と違い、歩行者優先ではない。私達にとって当たり前のルールは通用しないので細心の注意を払おう。

    ■手口
    ・ウィンカーを出さずに曲がってくる。
    ・携帯電話で通話しながら運転している。
    ・猛スピードでの運転。特に、夜遅い時間帯は注意。

    ■対応策
    ・なるべく歩道橋や地下道を利用する。
    ・横断歩道を渡っている際も注意を払う。

  • シンガポールで犯罪が発生しやすい場所

  • リトルインディアの写真

    リトルインディア

    殺人事件や暴動なども発生し、シンガポール人もあまり近づかない地域。週末になると外国人労働者やインド系の人々で非常に混雑し、スリや盗難などが横行する。特に夜は危険。したがって、平日の昼に訪れるのが良いだろう。女性のみで訪れるのは絶対に避けたい。
  • ゲイラン地区の写真

    ゲイラン地区

    安いホテルや美味しいB級グルメも多く、下町の雰囲気が漂う面白い場所だが、シンガポール唯一の売春街であり、地元でも治安が悪いことで有名。シンガポールでは売春は合法なため、政府により管理されているが、中には当然違法なお店もある。特に、女性のみで訪れるのは危険。
  • ブギス周辺の写真

    ブギス駅周辺

    前述した通り、シンガポールでは交通事故が多発する。様々な観光スポットが密集するブギス駅周辺では特に多い。自動車やバスには十分に注意を払おう。

  • ホテルを選ぶ際に避けた方が良い地区

    世界有数の観光地であるシンガポールだが、強盗などが多く出没する危険地域もあるため注意が必要だ。特に、夜間に出歩くことが避けられないホテル周辺については事前に調べ尽くしておきたい。

    以下の記事内で、シンガポールでホテル選びをする際に避けるべき危険地域と、観光の拠点に最適な地区をご紹介している。ホテル探しが終わっている人でも危険地域を把握するのに役立つ内容となっている。シンガポールの危険地域を把握して安全に旅行を楽しもう。

    ➡ 【シンガポールのホテル】避けるべき危険地域の解説記事はこちら


    海外旅行保険には入るべき?

    海外旅行保険には傷害治療費用や賠償責任など様々な補償がついているが、必要以上の補償や保険金が設定されているケースが多々ある。そこでHowTravel編集部では、どのような補償が実際に使われ、どのくらいの保険金が支払われたかを調査し、各社の海外旅行保険を比較し、保険選びのポイントをまとめた。

    特に、ツアーやホテルのネット予約時に勧められた保険や、空港のカウンターで保険に申込んでいる人は、割高な保険に加入している可能性が高い。以下の記事内では無料の海外旅行保険も紹介しているので、是非ご一読頂きたい。

    ➡ 海外旅行保険選びのポイント記事はこちら

    もしもシンガポールで犯罪あってしまったら

    注意を払いながら観光することでほとんどの犯罪からは逃れられるが、不幸にも犯罪にあってしまった場合は、被害を最小にとどめるためにも迅速な行動が必要だ。


    盗難の場合

    警察署で事情を説明し、盗難証明書を書いてもらおう。盗難証明書はパスポートの再発行手続きや、保険会社やカード会社の保証手続きに必須な書類だ。盗難証明書が手に入ったら、保険会社やカード会社に連絡を。


    Makati Police Station
    ■住所:51 Killiney Rd, Singapore 239572
    電話番号:+65 1800 735 9999



    パスポートが盗まれた場合

    まずは警察に出向いて盗難を報告し、パスポートが盗まれたという証明書(ポリスレポート)を発行してもらおう。その証明書を持って最寄りの日本大使館に行き、旅券の失効手続きに入る。また、手続きをスムーズに行うためにも、予めパスポートの番号を控えておくと良いだろう。


    在シンガポール日本国大使館 (Embassy of Japan in Singapore)
    ■住所:16 Nassim Road, Singapore 258390
    電話番号:+65 6235 8855(08:30-12:00/13:30-16:00 ※休日、祝日は休館)

    暴行の場合

    警察に行き、暴行を受けた旨と検査を受けたい意志を伝えよう。次に、シンガポールでは日本人医師が常駐しているクリニックがいくつかあるので、きちんと怪我の状況や症状を伝えて、適切な治療を受けることができる。また、シンガポールの医療システムは英国方式なので医療保険は適応されない。料金について不安であれば、事前にチェックしよう。下記の病院では、日本語対応しているのでお勧め。


    ラッフルズ・ジャパニーズ・クリニック(Raffles Hospital)
    ■住所:Raffles Hospital Road, 585 North Bridge Road, Singapore 188770
    電話番号:+65 6311 1111

    編集部一押しの観光プラン

    日本語トラム優先乗車のありがたさが現地で身に沁みる

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  • シンガポール旅行者の必読記事

    (Photo byJocelyn Kinghorn David Yap)

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