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ミュンヘンの治安・危険情報、犯罪の手口や、危険なエリア

【ドイツ】ミュンヘンの治安・危険情報

2018/03/09 更新

データガイド
データガイド

治安が良い国だと言われるドイツのなかでも、特に安全な街なのがミュンヘンだ。
ミュンヘンは失業率が低く、富裕層も多く住んでおり、他のドイツの都市よりも犯罪率が低くなっている。
とはいえ、世界各国から旅行客が集まる大都市であるので、スリなどの犯罪には注意したい。

ミュンヘンの犯罪データ

世界治安ランキング16位(163ヶ国中)
人口10万人あたりにしめる
犯罪件数: 4,969件
凶悪犯罪(殺人、強盗、強姦、重傷害等): 161件
窃盗に関する犯罪: 1,548件
詐欺に関する犯罪: 701件
器物損壊に関する犯罪: 645件
麻薬に関する犯罪: 250件
その他: 1,700件

ミュンヘンの犯罪事例

現在のところ、日本人だけを狙ったような犯罪や、特殊なやり口による事件の被害は確認されていないが、駅、ホテル、レストラン、観光地、空港などで、バッグの置き引き、バッグ内の財布やパスポートのスリなどの報告が多数寄せられている。

日本人はヨーロッパでは目立ちやすく、お金も持っていると思われがちなので、犯罪者にとっては格好の標的だ。
また、ミュンヘンに限らず、ドイツではネオナチスやネオナチと呼ばれる、スキンヘッドに黒っぽい服装をしている人がいる。犯罪に巻き込まれる可能性が高いので、ネオナチには近づかない、目を合わせないようにしよう。

高価なものを持ち歩かない、ガイドブックを見ながら歩かない、知らない人に対応しない、荷物を置いたまま離れないといった基本的な対応策に加え、ミュンヘンで多発する犯罪手口とその対応策を特集する。


  • スリ

    ミュンヘンで観光客が被害にあう犯罪で最も多いのがスリだ。ミュンヘンのあらゆるところでスリにあう可能性がある。特に被害が多く報告されているのが混雑した電車やイベント会場などでのスリだ。

    ■手口例
    ・混雑した電車内で数人に囲まれ、身動きが取れない状況で、バッグやポケットから貴重品を盗む。
    ・一人が話しかけて気を引いているうちに、仲間が後ろから貴重品を盗む。
    ・混雑しているイベント会場でぶつかり間際に財布を盗む

    ■対応策
    ・荷物からは必ず目を離さず、バッグやリュックは前に持つようにする
    ・誰かに話しかけられた場合は身の回りのものに気を付ける。できるだけ怪しい人は無視するのが良い。
    ・混雑している車両や時間帯を避ける
    ・荷物を分ける
    ・外側のポケットに荷物を入れない

  • ひったくり・強盗

    スリの次に多いのがひったくりや強盗等、直接的な危害も加わる可能性もある犯罪だ。ひったくり犯と荷物の奪いあいになって怪我をしたといった報告も寄せられている。

    ■手口例
    ・道路側にかけていたバッグをオートバイでひったくり。
    ・旅行者がジプニーに乗っていて、開いている窓からスマートフォンを強奪される。

    ■対応策
    ・バッグやリュックは必ず道路とは反対側に持つようにする。
    ・服の下に隠せるタイプのカバンを持ち歩く。
    ・ジプニーではスマートフォンを触らない。
    ・行ったことのない場所を夜間に出歩くのは極力避ける。

  • ミュンヘンで犯罪が発生しやすい場所

    観光する際に注意して欲しい場所

  • ミュンヘン中央駅

    旅行者にとっては利用せざるを得ない中央駅だが、麻薬中毒者がたむろしており危険である。
    明らかに見た目で麻薬中毒者とわかる場合は避ければ良いが、そうだとわからない場合もあるので、なるべくすぐに離れるようにしたい。


    また、偽警察官も出没しており、主に外国人旅行者をターゲットに、「麻薬捜査のため持ち物を見せてください」などと言い、バッグや財布をチェックするふりをして現金など貴重品を奪う。
    不審に思ったら、その場から逃げる、周りの人に助けを求める、身分証の提示を求めるなどしよう。


    その他、旅行者に道を教えるふりをしてスリをしたり、わざと服にコーヒーなどをかけて拭う間にスリを行ったりする輩もいるので、見知らぬ人間に話しかけられたら必ず警戒するようにしたい。
  • マリエン広場

    観光の中心地、マリエン広場にはドイツ代表戦やバイエルン・ミュンヘンの試合が行われる日に多くのサポーターが集まる。
    多くの人々は単純にビールを飲みながらチームの応援をしているだけだが、ごくまれに一部が暴徒化したり、敵チームのサポーターとケンカが勃発する場合がある。
    過激なサポーターには注意することに加え、人混みでのスリ、物乞いなどにも注意したい。

  • ホテルを選ぶ際に避けた方が良い地区

    世界有数の観光地であるミュンヘンだが、強盗などが多く出没する危険地域もあるため注意が必要だ。特に、夜間に出歩くことが避けられないホテル周辺については事前に調べ尽くしておきたい。

    以下の記事内で、ミュンヘンでホテル選びをする際に避けるべき危険地域と、観光の拠点に最適な地区をご紹介している。ホテル探しが終わっている人でも危険地域を把握するのに役立つ内容となっている。ミュンヘンの危険地域を把握して安全に旅行を楽しもう。

    ➡ 【ミュンヘンのホテル】避けるべき危険地域の解説記事はこちら


    海外旅行保険には入るべき?

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    ➡ 海外旅行保険選びのポイント記事はこちら

    もしもミュンヘンで犯罪あってしまったら

    注意を払いながら観光することでほとんどの犯罪からは逃れられるが、不幸にも犯罪にあってしまった場合は、被害を最小にとどめるためにも迅速に行動が必要だ。


    盗難の場合

    警察署で事情を説明し、盗難証明書を書いてもらおう。
    盗難証明書はパスポートの再発行手続きや、保険会社やカード会社の保証手続きに必須な書類だ。
    盗難証明書が手に入ったら、保険会社やカード会社に連絡を。


    Munich Police Headquarter
    ■住所:Ettstraße 2, 80333 München
    電話番号:+49 89 29100



    また、パスポートが盗まれた場合は、日本大使館に行く必要がある。


    在ミュンヘン日本国総領事館(Japanisches Generalkonsulat München)
    ■住所:Karl-Scharnagl-Ring 7, 80539 München
    電話番号:+49 89 4176040

    暴行の場合

    警察に行き、暴行を受けた旨と検査を受けたい意志を伝えよう。
    料金について心配なら最初に聞いてみてもよいだろう。


    Klinikum rechts der Isar
    ■住所:Ismaninger Str. 22, 81675 München
    電話番号:+49 89 41400

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    (Photo bySteven Depolo, Tobias "ToMar" Maier, I, Mattes)

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