サン・ロレンツォ教会の観光情報(歴史・料金・行き方・営業時間)

サン・ロレンツォ教会
Basilica di San Lorenzo

2017/05/05 更新

基本情報

住所

Piazza di San Lorenzo, 9 50123 Firenze
S.M.N.駅(サンタ・マリア・ノヴェッラ駅)から徒歩10分。

料金

大人3.50€

営業時間

10:00-17:00

休業日

1/1、1/3、1/6、8/10、8/15、11/1、12/8、12/25
※ミサ中は見学できないので注意

HP

Basilica di San Lorenzo

概要

地味な外観から想像だにしない優雅さと美

Basilica di San Lorenzo

フィレンツェ大聖堂の目と鼻の先に佇むサン・ロレンツォ教会は、フィレンツェ大聖堂に比べるとかなり地味な外観をしている。
しかし、一歩内部に足を踏み入れると、現代の洗練された美とルネサンス時代の空気感が同居した空間が広がり、見る者を魅了する教会として有名である。

地味な印象を受ける外観は未完のファザードであり、レンガ積みがそのままになっているためにこのような状態になっている。
外からは分からないが、内部は教会部分と図書館部分に分かれており、図書館部分は現代になってから出来たものである。
内部に現代美とルネサンス時代の空気感が同居していたのはそういったからくりというわけだ。

内部は陽の光が降り注いで、外から見る地味な印象とは裏腹にとても明るく、教会内部を彩る優雅なアーチ状の柱が陽の光を受けて陰影を作り出している。
柱は大きくスケール感があり、石畳の床や天井も相まってとても心が洗われる。

見どころ

フィリッポ・リッピの「受胎告知」を見ずに、フィレンツェは語れない

Basilica di San Lorenzo

「受胎告知」は、ルネサンス期に非常に人気の高かった画題であり、ここサン・ロレンツォ教会に収蔵されているものに加え、ウフィツィ美術館、サン・マルコ美術館などでも様々な「受胎告知」を目にすることが出来る。

だが、ここに収蔵されている「受胎告知」はぜひ見ておくべきだろう。
フィリッポ・リッピによる作品がこちらには収蔵されているが、三次元的な奥行きを存分に感じさせ、人物だけでなく建物にも躍動感を感じさせる構図は、例えばウフィツィ美術館にあるダヴィンチのものとは全く違った印象を持つものだろう。

「受胎告知」は、書き手の画題の捉え方によって描き手の思想が垣間見えてくるのも面白い。リッピの場合では、大天使ガブリエルに従う二天使がなんとも庶民的に描かれていて、宗教の捉え方も見えてくるのが興味深いと言える。
ここでしか見られないリッピの「受胎告知」は、ルネサンス期の画家の多様な価値観の一端を知ることが出来る貴重な資料でもあるのだ。

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