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アルテ・ピナコテークの見所、料金、営業時間、アクセス・行き方等の観光情報

アルテ・ピナコテーク
Alte Pinakothek

2017/01/06 更新

Alte Pinakothek

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概要

バイエルン王国の栄華を示すコレクション

Alte Pinakothek

1919年にドイツが共和国となるまで、約10世紀にわたりバイエルン国を治めたヴィッテルスバッハ家。
ミュンヘンを始め、バイエルン州各地には現在でも、その繁栄を今に伝える建造物が多く残されている。
アルテ・ピナコテークに収蔵される絵画の数々は、その財力と権力、そして高度な芸術的感覚を象徴している。
世界6大美術館にも数えられるほどの貴重なコレクションを堪能できる。

長い年月をかけ、ヴィッテルスバッハ家の絵画収集は続けられた。
19世紀、王位にあったルートヴィヒ1世は「芸術作品はすべての人に公開されるべきである」とし、コレクションを展示するための絵画館を建てるよう命じた。
これがアルト・ピナコテークの前身である。

現在公開されている建物は、残念ながら大部分が当時のものではない。
ミュンヘンは第2次世界大戦で甚大な被害を受け、絵画館も1943年に度重なる爆撃によって破壊された。
戦時中、美術館は閉ざされ、収蔵品はミュンヘン市外へ移されていたため戦火を免れた。
今日公開されている建物は1957年に修復再建されたものである。

見どころ

①ドイツ絵画の神髄

Alte Pinakothek

ヴィッテルスバッハ家のコレクションの先駆けとなったのは、ドイツ絵画であった。
16世紀前半、当時の大公ヴィルヘルム4世が自らの王宮に飾るための絵画を注文したことから始まる。
アルテ・ピナコテークの目玉の一つになっているアルトドルファー作『アレクサンドロス大王の戦い』は、この時注文されたもの。

ドイツ美術史上最高とも称される16世紀の画家、デューラーの作品も必見である。
デューラーは現在のバイエルン州ニュルンベルク出身。
当時ドイツでは画家は職人と位置付けられ、身分は低かった。
留学先のベネチアで芸術家の地位の高さに衝撃を受けた彼は、ドイツでの芸術家の地位向上に貢献し、ドイツ美術を世界に通用するものとして押し上げた。
『自画像』や『4人の使徒』などが展示されている。

②フランドル絵画の巨匠たち

Alte Pinakothek

アルテ・ピナコテーク最大の見せ場とも言えるのが、絵画の王とも呼ばれるフランドル絵画の巨匠「ルーベンスの部屋」。
研究熱心なうえに社交的な性格で、ヨーロッパ中の上流階級と交流を持った。
芸術家としての才能を武器に外交にも尽力し、歴史に名を残す人物。
そんな彼の宗教画の代表作が、ここで見られる『最後の審判』だ。
イエズス会の祭壇画として描かれたもので、その繊細な筆づかいには思わず息をのむ。
神話画の『レウキッポスの娘たちの略奪』や『アマゾンの戦い』、狩猟画の『ライオン狩り』が収蔵されている。

だまし絵で有名なブリューゲルは、父子の作品が展示されている。
父であるヤン・ブリューゲルの代表作『スキピオの自制』。
ビロードに例えられる緻密で温かみのある筆づかいで、空気と光を表現している。

アルテ・ピナコテークを訪れた場合見逃せないもう一つの作品がレンブラント作の『キリスト昇架』である。
この作品は、当時のオランダ南部で権勢を誇っていたフレデリク・ヘンデリク総督の注文で作られた、連作である『キリストの受難伝』の中の一つである。
キリストがローマ兵士の命令によってゴルゴダの丘に運ばされた十字架に磔にされるシーンを、光と影の魔術師の異名を持つレンブラントが、明暗の使い分けによって見事に描き出している。
キリストの足元にいるベレー帽を被った男はレンブラント自信であると言われている。

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③ルートヴィヒ1世の愛したイタリア絵画

Alte Pinakothek

今日まで名を轟かす偉大な芸術家の絵が揃うイタリア絵画コレクション。
そのほとんどは、ルートヴィヒ1世によって集められたものである。
彼は、バイエルン最後の王ルートヴィヒ2世の祖父にあたる。
コレクションはもともと個人の趣味で収集されたものであるため、内容に偏りがあると言える。
ルートヴィヒ1世が王位についていた19世紀に流行したのが14-15世紀のルネサンス絵画であったことから、収蔵品もその時代が中心となっている。
後に加えられた17-18世紀のイタリア絵画の展示には、別に場所が設けられている。

ルネサンスといえば、ラファエロとダ・ヴィンチ。
このふたりの作品を同時にみることができるというだけで、美術館としての価値がわかるだろう。
聖母を描かせたら右に出るものはいないとも言われるラファエロ。
『カニジャーニの聖家族』は鮮やかな色彩と構図のバランスでキリストを際立たせる巧みな手法を用いている。

ダ・ヴィンチの『聖母子』も必見だ。
彼の作品は消失したものが多く、現在残っているのは素描や画稿模写がほとんどである。
そのため、この作品が油彩であるというだけで価値があると言える。
キリストを抱くマリアの背景には窓枠が描かれているが、注目したいのはそこから見える外の景色。
名画モナ・リザと同じであることがわかる。
ダ・ヴィンチの編み出したぼかし技法スフマートも見事に取り入れられている。

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