ドンスアン市場でのお土産情報、行き方、営業時間

概要

ハノイ最大の卸市場

ハノイ旧市街、36通りを抜けると見えてくる白い大きな屋根。
ハノイ最大のマーケットである、ドンスアン市場だ。

マーケットの開催は1889年にさかのぼる。ハノイ旧市街にあった2つのマーケットを、改築とともに一つの大きなマーケットに統合したのがドンスアン市場のルーツだ。
しかし、1994年に発生した大規模な火災により、もともとあった市場の建物はほぼ焼け落ちてしまった。
その後、3階立ての現代的な建物が再建され、現在のドンスアン市場の姿になっている。

ドンスアン市場の中心部には大きな噴水が立ち、エスカレーターも完備されている。
ごちゃごちゃとした店の並びは健在だが、明るい雰囲気の楽しい市場だ。

見どころ

混沌としたマーケットを楽しもう

ドンスアン市場は観光客や一般市民も利用できるが、もともとは地元向けの卸売が中心となるマーケットだ。
おみやげを購入するには向かないので気をつけよう。

主な製品は衣料品、服飾品（特に靴）、日用品類、そして生鮮食品などの食べ物だ。
狭い売り場にこれでもかと製品を積み上げる、独特の陳列が目を引く。
お世辞にも衛生的とは言えない環境なので好き嫌いはあるだろうが、アジアン・マーケットの混沌を楽しむにはこれ以上ないスポットだ。

店主は女性が多く、半分どなるような大きな声を張り上げて呼び込みや交渉を行う。
最初はびっくりするかもしれないが、慣れてくれば喧騒が心地よく感じられるだろう。
ベトナムでは「女性がよく働き、男は怠けている」とよく言われる。
その言葉を肌で感じながら、散策してみよう。

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(Photo by Juliana Ng yeowatzup Arian Zwegers)