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フォロ・ロマーノの観光情報(歴史・料金・行き方・営業時間)

フォロ・ロマーノ
Foro Romano

2023/11/10 更新

基本情報

住所

Via dellaSalariaVecchia, 5/6, Roma
メトロB線Colosseo駅から徒歩10分

料金

コロッセオ、フォロ・ロマーノ、パラティーノの丘のうち2つ入場可の共通チケット
1つ目の入場から次の日まで有効
一般€12
18-25歳またはヨーロピアンユニオンメンバーは€7.5
オンラインチケットはプラス€2
第一日曜は18歳以下無料入場

営業時間

10月最終日曜-2/15は8:30-16:30
2/16-3/15は8:30-17:00
3/16-3月最終土曜は8:30-17:30
3月最終日曜-8/31は8:30-19:15
9/1-9/30は8:30-19:00
10/1-10月最終土曜は8:30-18:30

休業日

1/1、5/1、12/15

HP

データガイド
アクセス・入場
データガイド

概要

特徴

フォロ・ロマーノはコロッセオの西方、徒歩12分の位置にある正方形の広場。敷地は南西約100メートル×約東西300メートルに及び、周囲には古代ローマの遺跡が立ち並ぶ。1980年、ローマ歴史地区として教皇領サンパオロ・フォーリ・レ・ムーラ教会とともに世界文化遺産に登録された。歩き回って各遺跡を見学することになるので、歩きやすい靴と飲み物の用意は必須。また、各遺跡の看板や案内は少ないので、地図やガイドブックも準備しておこう。

なお、フォロ・ロマーノは周辺の観光スポットとの共通チケットとなっている。1枚でフォロ・ロマーノ、コロッセオパラティーノの丘の3ヶ所の内2つのスポットに入場可能だ(1つ目の入場から次の日まで有効)。距離も近いので同じ日に2ヶ所回る事も十分可能だ。

➡ 入場券事前購入はこちら

歴史

古代ローマでは各都市の中心部的な広場の事を「フォルム」(英語forumの語源)と呼び、このフォロ・ロマーノは首都に最初に設置された最も重要なフォルムであった。紀元前3世紀-3世紀頃までローマの政治・経済の中心地であり、かつての繁栄の名残を示すかのように現在もフォロ・ロマーノの周囲にはアントニウスとファウステリーナ神殿、エミリアのバジリカ、セヴェルス帝凱旋門とロストリ、ユリウスのバジリカ、ヴェスパシアヌス神殿等数々の名跡が残っている。

チェック

①セプティミウス・セウェルス帝の凱旋門とロストリ

凱旋門建築の基礎となった歴史ある門

フォロ・ロマーノの北西端には、遺跡の中でも一際目立つ高さ21メートルの凱旋門がある。この白い大理石製の凱旋門は紀元前203年、皇帝セプティミウス・セウェルスとその息子カラカラとゲタが、第六次パルティア戦争の勝利を記念して建造したもので、当時は地面から伸びる階段もあった。中央と両脇の3つのアーチ道から成るという特徴は近代の凱旋門建築でも模倣されている。

また、凱旋門の左側にはロストリと呼ばれる演壇があり、各時代の演説の場所として受け継がれてきた。内線の際には犠牲者の首が並ぶ場所でもあった。20世紀前半のムッソリーニにより修復が加えられ、遺跡保存の成功に繋がっている。

②サートゥルヌス神殿、ウェスパシアヌス神殿

巨大な柱が印象的な神殿

凱旋門同様、遺跡の中でも目に留まるのが壮大な8本と3本の柱だ。これらはそれぞれ、古代ローマに重要な役割を果たしていたサートゥルヌス神殿とヴェスパシアヌス神殿の一部である。

まず8本の柱はサートゥルヌス神殿。農耕の神サートゥルヌスに捧げる為に紀元前501年に建造された神殿で、柱は正面入口のポルチコ部分にあたる。何度か再建を繰り返しており、柱を繋ぐ上部メディメント部分には、元老院とローマ市民が火災で失われたものを復元した事を示す文字が刻まれている。この神殿の英語での表記は「サターン」。また「アエラリウム」(貨幣や金、古文書等を保存する国庫を意味する)とも呼ばれ、ローマ帝国の財宝がここに収められていた重要な神殿であった。

サートゥルヌス神殿の隣にある3本の柱はウェスパシアヌス神殿で、「ウェスパシアヌスとティトゥス神殿」とも呼ばれる。69年-96年まで続いたフラウィウス朝の栄光を称える為、ヴェスパシアヌス帝とその息子ティトゥス帝を祭った神殿だ。

③パラティーノの丘からの眺望

遺跡を一望できる絶景ポイント

フォロ・ロマーノ南端の見学ポイントである「ティトゥスの凱旋門」をそのまま真っ直ぐ進むと、ローマ七丘のうちの一つで最も歴史が古いパラティーノの丘に到達する。

パラティーノの丘は初代皇帝アウグストゥスを筆頭に貴族の邸宅が建てられた場所であったとされ、2相の豪華な柱廊に囲まれた緑地「スタディオ」、「皇帝の観覧席」、「ドムス・アウグスターナ」、「クラウディウスの水道橋」等の複数の遺跡が存在する。

そんなパラティーノの丘からフォロ・ロマーノを眺めると立ち並ぶ遺跡全体がよく見渡す事ができる。フォロ・ロマーノからパラティーノの丘まで一通り見学して所要時間は約2時間程度。遺跡を間近で見学した後は、ぜひ丘から遺跡の全体を眺めたい。

編集部一押しの観光プラン

コロッセオにも並ばず入場!主要な遺跡を効率良く探訪

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    アクセス・入場

    フォロ・ロマーノへのアクセス

    ローマ市内はメトロやバス、トラムが発達しており、共通チケットの1回券€1.5でバスとトラムが100分間乗り放題。ただしメトロは1度しか使用できないので注意しよう(A線B線の乗り換えはテルミニ駅改札内で可能)。

    また、1日券(IBG:BigliettoIntegratoGiornaliero)は€6で、メトロを含む3つの交通手段が丸1日乗り放題。3日券(BTI:BigliettoTuristicoIntegrato)は€16.5、7日券(CIS:CartaIntegrataSettimanale)は€24なので、滞在期間に合わせて購入したい。

    メトロ

    メトロB線Colosseo駅から徒歩5分。コロッセオから目の前から入場可能だ。

    またローマ市内中心Termini(テルミニ)駅からは南西に約20キロメートル、徒歩約30分程で辿り着ける。コロッセオに向かいその後徒歩でフォロ・ロマーノに向かうと遠回りをしなくて済む。

    バス

    バスは75番、81番、673番、175番、204番。

    トラム

    トラムは3番に乗車。

    空港から訪れる場合

    フィウミチーノ空港(レオナルド・ダ・ヴィンチ空港)から

    近郊鉄道Fiumicino駅–Tibutrina駅、メトロB線Tiburtina F.s.駅-Colosseo駅
    ・時間:空港からローマ近郊鉄道Fiumicino駅まで徒歩4分、Fiumicino駅からTibutrina駅まで10駅乗車時間49分、Tiburtina駅でメトロTiburtina F.s.駅に乗り換え徒歩2分、Colosseo駅まで6駅乗車時間8分
    ・予算:近郊鉄道€8、メトロ1回券€1.5の合計€9.5

    フィウミチーノ空港(レオナルド・ダ・ヴィンチ空港)からTermini駅経由

    レオナルド・エキスプレスFiumicino駅-Termini駅、メトロB線Termini駅-Colosseo駅
    ・時間:空港からローマ近郊鉄道Fiumicino駅まで徒歩4分、レオナルド・エキスプレスFiumicino駅からTermini駅までノンストップ乗車時間32分、メトロB線Termini駅からColosseo駅2駅乗車時間約5分
    ・予算:レオナルド・エキスプレス片道€14、メトロ1回券€1.5の合計€15.5

    フォロ・ロマーノへの入場方法

    フォロ・ロマーノの入り口は敷北側のフォーリ・インペリアーリ通り(Via dei Fori Imperiali)にあり、チケット売り場は門をくぐった先にある。コロッセオのチケット売り場より混雑していないので、こちらで共通チケットを購入すると時間の節約になるのでお勧めだ。

    ローマパスを入手する

    ローマパスは、ローマ市内の公共交通機関や、各種施設の利用が無料または割引になるフリーパス。空港や市内の観光案内所を始め、フリーパスの適用スポットで販売している。フォロ・ロマーノとコロッセオを併せて1施設分の扱いで、時間と旅費の節約の為にもなる。パスは48時間タイプと72時間タイプの2種類がある。

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