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ベトナムの世界遺産

2017/10/13 更新

旅行の面白みといえば、日本では見ることができない景色に出会うこと。 その最高峰が「世界遺産」だ。ベトナムには全部で8つの世界遺産が登録されている。 ベトナムの観光スポットといえば、どうしてもホーチミンを連想してしまいがちだが、残念なことにホーチミンを含めたベトナム南部には、世界遺産が1つもない。 基本的にベトナムの世界遺産は北部もしくは中部に集中しており、ホーチミンからのアクセスはなかなか難しいかもしれないが、時間があれば、是非ともベトナムの世界遺産に足を運んでみたいところだ。

ベトナムの世界遺産

ベトナムには、全部で8箇所の世界遺産がある。
文化遺産として「フエの建造物群」、「ホイアンの古い町並み」、「ミーソン聖域」、「ハノイのタンロン皇城の中心区域」、「胡朝の城塞」の5箇所。
自然遺産として、「ハロン湾」と「フォンニャ=ケバン国立公園」の2箇所。
複合遺産として「チャンアンの景観複合体 」がある。

ハノイから行ける世界遺産

ハノイから行ける世界遺産としては、奇岩が海上にそそり立つ、ハロン湾が有名だが、2010年に世界遺産に登録されたタンロン皇城や、2014年に登録された、チャン・アンの遺跡群なども見逃せないスポットとなってきている。

  • ハロン湾 自然遺産

    過去には海賊の隠れ家もあったと言われている、大小3000個以上の奇岩が海上から突き出すハロン湾。
    ハロン湾へは日帰り、もしくは船内で一泊するクルージングツアーがハノイより催行されている。
    ツアーでは、ハロン湾の名スポットで有名な闘鶏岩の他、鍾乳洞に入ったりすることができる。

    ツアー予約

    昼食付きで船内でシーフードが食べられます。
    日帰りで1日でハノイに戻れるところも魅力的。
    ・費用:約6000円
    ・時間:14時間

    予約はこちら

  • ハノイのタンロン皇城の中心区域 文化遺産

    ハノイ市街地にある世界遺産で、かつての北部の首都だった城。
    タンロンとは「昇り竜」を意味しており、11世紀のはじめから19世紀の初期まで、歴代のベトナム王朝がここを本拠地にしていた。
    その後のインドシナ戦争時には、フランス軍がこの場所を占拠したため、その時の歴史の動きが城内随所に見られる。

  • チャンアンの景観複合体 複合遺産

    2014年に世界遺産に新しく登録されたチャンアン。
    「陸のハロン湾」とも呼ばれ、大小の奇岩がある湾を手漕ぎボートで周遊する。
    秘境的な場所で、30000年前にこの湾の鍾乳洞を住居としていたとされる、原住民の遺留品なども見つかっている。

    ツアー予約

    ベトナムの重要文化財となっているチャンアン。昼食付きのツアーで「陸のハロン湾」を楽しもう。
    ・費用:約10000円
    ・時間:10時間

    予約はこちら

  • ダナンから行ける世界遺産

    ベトナム中部のビーチリゾート都市「ダナン」。
    2011年12月にダナン国際空港に新ターミナルが完成し、ますます人気を集めている。
    日本で言う沖縄のような場所であり、流れる時間がゆっくりしていて、居心地が良い。
    この場所からは、ホイアン、ミーソン、フエなどの世界遺産への行けるので、ここを拠点にこれらの世界遺産に訪れるのが良いだろう。

  • ホイアンの古い町並み 文化遺産

    ダナンから南に約30km、車で約40分ほど移動すると、かつて国際貿易港として栄えた、200年前の家屋が今なお残る歴史的な町、ホイアンに到着する。
    ホイアンの町並みは、ベトナム、中国、そして日本の建築様式がミックスされており、日本人にとってはどこか懐かしい感じがする場所だ。
    また、毎月旧暦の14日には、電灯などの人為的な明かりはすべて消え、ランタンや灯籠のみが町を照らす、「ランタン祭り」が行われる。

    ツアー予約

    ホイアンとミーソン遺跡を同時に周る、終日観光ツアー。昼食付き。
    ・費用:約8000円
    ・時間:7.5時間

    予約はこちら

  • フエの建造物群 文化遺産

    19世紀のはじめから20世紀の半ばまで栄えた、ベトナム最後の王朝国家、阮(グエン)朝の国都跡。
    世界遺産に登録されているのは、フエの建造物群で、旧市街地を中心に、歴代阮(グエン)朝皇帝が建てた建物が点在している。
    また、阮(グエン)朝以前には、チャンパ王国の首都があった場所と推測されている。

    ベトナム戦争とインドシナ戦争で、フエの地域は戦場となり、遺産の大半が壊滅した。
    その後、1993年にこの遺産を保護するため、ベトナム初の世界遺産として登録された。

    ツアー予約

    ベトナムで初めて世界遺産に登録されたフエの観光ツアー。

    ・費用:約13000円
    ・時間:10時間

    予約はこちら

  • ミーソン聖域 文化遺産

    6世紀から13世紀頃まで栄えたチャンパ王国の聖地。
    チャンパ王国の宗派は、ベトナムでは珍しく、ヒンドゥー教のシヴァ派。
    ヒンドゥー教の、シヴァ神やガネーシャ、パールバティーといったお馴染みの像も見ることが出来る。
    このミーソン聖域も、フエ同様、ベトナム戦争で戦地となり、壊滅状態となったため、その保護を目的として1999年に世界文化遺産に登録される運びとなった。
    ホイアンやダナンからツアーがあり、ホイアンからは小一時間程度で来れる場所なので、併せて立ち寄るのが良いだろう。

    ツアー予約

    ホイアンとミーソン遺跡を同時に周る、終日観光ツアー。昼食付き。
    ・費用:約8000円
    ・時間:7.5時間

    予約はこちら

  • その他の地域の世界遺産

    胡朝の城塞とフォンニャ=ケバン国立公園の2箇所は短期間で旅行するにはなかなか難しいかもしれないが、他の世界遺産を観光し尽くした方は、上記の場所にも足を運んでみてはどうだろう。ここまで行けば、もうベトナムで知らない場所はないと言っても過言ではないだろう。

  • 胡朝の城塞 文化遺産

    2011年に世界遺産に登録された、1400年に誕生した王朝。
    胡朝の初代皇帝である、ホー・クイ・リによって建造され、今残っているものは東西南北のお城の門のみとなっている。
    ハノイから車で2時間半から3時間程度とそれなりの距離があるので、ツアーで行くのが良いだろう。

  • フォンニャ=ケバン国立公園  自然遺産

    国立公園に指定され、植物や野生の動物も多く、新種も発見される可能性があると期待されているフォンニャ-ケバン国立公園。
    ベトナム中部、ラオスとの国境近くの山岳地帯にある。
    非常に広大な公園内には、天国洞窟、ソンドン洞窟、フォンニャ洞窟、ケバン洞窟など300以上もの洞窟がある。
    一部の洞窟は小舟に乗って中に入ることができ、色鮮やかなライトアップされた鍾乳洞を楽しめる。

    フエから北上し、バスで約4時間程度の距離にある上、まだ観光スポット向けの開発がされていないローカルなエリアなので、ツアーを通していくのがおすすめだ。

    ツアー予約

    ベトナム最大規模の洞窟、フォンニャ洞窟を含めたフォンニャ=ケバン国立公園ツアー。
    ・費用:約13000円
    ・時間:12.5時間

    予約はこちら

  • (Photo by Nguyễn Thanh Quang, harmony-hiro, Crazy3108, Andrea Schaffer, Travelbusy.com, Andrea Schaffer, Cổng Nam Thành Nhà Hồ, guido da rozze Lưu Ly )

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