ロンドン塔の観光情報(歴史・料金・行き方・営業時間)

ロンドン塔
Tower of London

2017/10/13 更新

Tower of London

データガイド

アクセス

概要

特徴

Tower of London

ロンドン塔は、ユネスコ世界遺産に登録されていることでも知られるロンドン屈指の観光スポットだ。その外観は、他の多くの宮殿とは異なる頑強さを湛えている。王族の住む宮殿であるとともに、要塞としての機能も持つ建築物だった為である。まさしくロンドン塔は、中世イギリスの歴史と平和を守ってきた番人だといえるだろう。

ちなみに、夏目漱石はロンドン留学時代にロンドン塔を見学した感想を元に短編小説「倫敦塔」を発表しており、文中には「倫敦塔の歴史は英国の歴史を煎せんじ詰めたものである。」という記載もある。予め読んでおくと観光がいっそう味わい深いものになるだろう。

歴史

もともとこの城塞は、11世紀初頭にウイリアム1世が建設を決定したものだ。ロンドン塔そのものは20年ほどで完成したが、その後も濠や城壁などが増築されていき、現在とほぼ同じ形となったのはヘンリー3世の時代だった。以後、17世紀頃まで王宮として使用された。

王宮として使われなくなってからも、天文台や銀行、動物園などさまざまな用途に流用されてきた。現在では、伝統的な武具の保管庫や礼拝所として活用されている。ぐるりと見学すれば、イギリスの歴史を駆け足で追いかけることができる。

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チェック

①クラウン・ジュエルのダイヤモンド「カリナン」

Tower of London

王室が誇る世界最大のダイヤモンド

ロンドン塔はいくつかの建築物から構成されているが、なかでも必見なのはクラウン・ジュエルと呼ばれる建物だ。こちらでは14世紀以降ずっと、イギリス王室の王冠や財宝が保管され続けている。特に目玉といえるのが、世界最大のダイヤモンドとして知られる「カリナン」だろう(現在は世界第2位)。20世紀初頭に南アフリカのカリナン鉱山で発見されたこのダイヤモンド原石の質量は、なんと3106カラット(621.2g)。「アフリカの星」とも称され、その後エドワード7世の誕生日プレゼントとして贈呈されて以来、イギリスを代表する財宝となっている。

カリナンは現在ではカットされ、9個の大きな石と96個の小さな石とに切り分けられている。世界最大級の輝きは、ジュエリーに興味のない人でも一見の価値ありだ。

②タワー・グリーン

Tower of London

影の歴史を物語る芝生の広場

歴史は綺麗な部分だけではない。イギリスの歴史をじっと見守ってきたロンドン塔は、イギリスの光だけではなく影の部分も見つめてきた城塞なのだということを肝に銘じておきたい。ロンドン塔のメインタワーであるホワイト・タワーの脇には、タワー・グリーンと呼ばれる芝生の広場がある。このタワー・グリーンこそ、かつてロンドン塔に幽閉された多くの囚人たちの公開処刑場だった。ギロチン発明以前から処刑が行われていた場所なので、ここでの処刑方法は両手を持って左右に裂いたりなど凄惨極まりないものだった。ロンドン塔は、イギリスの血塗られた歴史を現在まで伝える場所でもあるのだ。

③ワタリガラスの伝説

Tower of London

今なお保護され続けるワタリガラス

ロンドン塔といえばカラスのイメージが強いという人もいるのではないだろうか。実際にロンドン塔では、世界最大のカラスであるワタリガラスが常に一定数飼育されている。

この風習の起源は、17世紀のチャールズ2世の治世まで遡る。当時ロンドンではワタリガラスが大増殖しており、チャールズ2世も駆除を検討していた。ところが当時、占い師から「カラスがいなくなるとイギリスが滅びる」という予言を告げられ、慌ててワタリガラスを保護するようになった。その伝説は連綿と続き、現在でも「レイヴンマスター」と呼ばれる役職が設けられて飼育が続けられているというわけだ。2015年現在は5羽が飼育されているので、運がよければ芝生の上で休んでいるワタリガラスをみることができるはずだ。

④幽霊


今なお目撃例が絶えない幽霊達

残酷な拷問や処刑が行われてきた歴史のあるロンドン塔。ヘンリー6世やジェーン・グレイ等、王位継承に破れた数多くの貴族も暗殺されており、今なお目撃例が絶えない。当時の処刑方法はさまざまで、不安定な姿勢のまま小部屋に幽閉されたり、手足をロープで縛られたまま八つ裂きにされたりといった血なまぐさいものも多かった。もしかしたら、無念の死を遂げた亡霊を目撃する事もあるかもしれない。

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    (Photo by Son of Groucho)

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