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【119ツアーから厳選】満足度の高いストーンヘンジツアー10選

2020/01/15 更新

ストーンヘンジは、ロンドンから南に約200キロメートルに位置する先史時代のストーンサークル。イギリス郊外の著名な観光スポットとともに訪れることのできるツアーが多数催行されている。ここでは、HowTravel編集部が119ツアーの中から厳選した本当に満足度の高いツアーを紹介する。

ストーンヘンジツアーの特徴

ストーンヘンジは、誰がなんのために、どうやってつくったのか未だはっきりとしない先史時代の遺跡。ロンドンからは南へ200キロメートル、車で約2時間のイギリス南部・ソールズベリーに位置している。

自力で訪れようとすると、ロンドンのウォータールー駅からソールズベリー駅までの往復チケットがGBP41.90、ストーンヘンジの入場券付きバスがGBP18.00(2019年3月調べ)と、1万円超の往復費用がかかり、乗換えも面倒だ。

ストーンヘンジ行きのツアーは、ウォータールーとソールズベリー駅の往復チケットとほとんど変わらない低価格から入場料込みのツアーが催行されており、利便性を考えればツアーを利用しない手はないだろう。

多くのツアーは、ロンドン発でバスでストーンヘンジに向かう。また、ウィンザー城やオックスフォード、古くからの町並みが残る田舎町など、是非訪れておきたい郊外の観光スポットも旅程に組み込まれている。

現地を知り尽くした旅行会社が催行しているツアーで、自分ではなかなか訪れるのが難しい見どころを効率よく巡ってみよう。

ストーンヘンジ観光の概要


ストーンヘンジから2キロメートル離れた位置には、カフェやお土産屋を併設し、ストーンヘンジを中心としたイギリスのストーンサークルについての展示を行なっているビジターセンターが設けられている。

ストーンヘンジへは、このビジターセンターからバスで向かうこととなる。ストーンヘンジ周辺には風を遮るものが一切なく、天候次第ではかなりの寒さに晒されることとなるので、服装には十分留意して訪れるようにしよう。

また、ツアーでは、ストーンヘンジとともにエリザベス女王が週末を過ごすウィンザー城や、イギリス郊外の田舎町を訪れることが多い。ロンドンでは感じられない雄大な自然と、数百年数千年に渡る古きイギリスの歴史に触れることができるだろう。

ストーンヘンジのツアーで訪れる代表的なスポット解説はこちら>>



【119ツアーから厳選】ストーンヘンジのおすすめツアー

プラン
(クリックで詳細)
値段 所要時間

①決定版ロンドン近郊ツアー

GBP92.00- 11.5-12時間

②自由度の高い定番ツアー

GBP59.00- 11.5時間

③あの学生街にも行くロンドン近郊ツアー

GPD59.00- 11.5時間

④貸切車で気ままなオーダーメイドツアー

GBP360.00- 10時間

⑤ストーンヘンジに入れる早朝ツアー

GBP125.10- 9.5-11.5時間

⑥ストーンヘンジと「温泉の町」ツアー

GBP74.00- 11.5時間

⑦ハリポタのロケ地にも、日本語ガイドと巡るツアー

GBP69.00- 11.5時間

⑧さっくりストーンヘンジだけ半日ツアー

GBP51.00- 6.5時間

⑨午後はロンドン満喫の半日ツアー

GBP51.00- 6.5時間

⑩日本語ガイドと貸切車で巡るパワースポットツアー

GBP400.00- 11時間


①ストーンヘンジ・ウィンザー城・バース、決定版ロンドン近郊ツアー

基本情報
料金  : GBP92.00-
送迎  : なし
所要時間: 11.5-12時間
開催曜日: 毎日
スポット: ストーンヘンジ、ウィンザー城(ステートアパートメント、聖ジョージ礼拝堂)、バース
総合評価
1日で主要観光スポットを効率よく巡ることができる充実感が人気の理由。
コスパ評価
ストーンヘンジ・バース・ウィンザー城へ行くツアー25件の中で5本の指に入る安さ。
口コミ評価
「ひとり参加でも楽しめた」「良いツアー」など高評価の口コミ多数。
概要説明
人気・口コミ評価ともにナンバーワンのツアー。ロンドン近郊を巡るツアーの決定版とも言えるだろう。ヴィクトリア・コーチ・ステーションに集合し、そこからバスでのツアーとなる。

曜日が限られてしまうが日本語ガイド確定のコースもあり、英語でのコミュニケーションが苦手な人でも安心。気さくなガイドがつき、バスでの移動中も「楽しいツアーだった」という口コミが多数。ウィンザー城など各観光スポットでは現地オーディオガイドで自由観光となり、自分でゆっくり見て回りたいという人にもぴったりだ。

ロンドン塔やケンジントン宮殿などツアーに含まれていない有名スポットの観光がお得にできる追加パックも用意されている。賢く利用して、ロンドン近郊のスポットを存分に堪能しよう。



②定番スポットを予算や目的に合わせたプランで巡るツアー

基本情報
料金  : GBP59.00-
送迎  : なし
所要時間: 11.5-12時間
開催曜日: 月曜、水曜、土曜
スポット: ストーンヘンジ、ウィンザー城(ステートアパートメント、聖ジョージ礼拝堂、メアリー王妃のドールハウスなど)、バース(ローマ浴場博物館)
総合評価
効率的に見どころを巡ることができ、充実した1日を過ごすことができる。
コスパ評価
入場料なしプランはかなりの格安。入場料込みのプランも、ランチパック付きで同様の他プランよりお得。
口コミ評価
「充実した1日」「盛りだくさんの内容」など高評価の口コミ多数。
概要説明
3種類のプランが用意されているツアー。ウィンザー城、ストーンヘンジ、ローマ浴場博物館の入場料とランチ用の軽食にレストランでのディナーがついている一日満喫できる贅沢なプラン、各観光スポットの入場チケットとランチ用の軽食がついているプラン、入場料やランチなどが含まれないプランが設けられているので、予算や自分の目的に合わせて選択しよう。

各行程現地ではガイドと別行動となるので自由に回ることができる。「充実した一日になった」と口コミでの評価も上々。

気さくな日本語ガイドが案内してくれる。ヴィクトリア女王の居城ウィンザー城や街全体が世界遺産となっているバース、世界有数の謎スポット・ストーンヘンジのここでしか見られない光景を堪能しよう。開催曜日が限られているので注意が必要だ。



③見どころ3か所しっかり満喫!ロンドン近郊人気スポットツアー

基本情報
料金  : GBP59.00-
送迎  : なし
所要時間: 11.5時間
開催曜日: 毎日
スポット: ストーンヘンジ、ウィンザー城(ステートアパートメント、聖ジョージ礼拝堂など)、オックスフォード(ボドリアン図書館やクライスト・チャーチ・カレッジ、シェルドニアン劇場など)
総合評価
3スポットを効率よく回りたい、という人にイチオシ。1日でこれだけのものを見られるのはツアーならでは。
コスパ評価
入場料なしのプランはかなりの格安。コミのプランも、ストーンヘンジ・ウィンザー城・オックスフォードを訪れるツアーの中では安価。
口コミ評価
「ガイドが最高」「1日中楽しめた」など高評価の口コミ多数。「コスパがいい」という声も。
概要説明
こちらはロンドンから日帰りでストーンヘンジ、ウィンザー城、オックスフォードをめぐるという内容。ロンドンを拠点で観光するなら、絶対に見たい名所ばかりである。

ロンドンは早朝出発、まずはウィンザー城へ。ここはエリザベス女王が週末を過ごす城で、居住者がいる城では世界最大の大きさである。女王が滞在している時は国旗が掲げられているのでぜひ確認を。その後はストーンヘンジに移動。世界7不思議にも数えられている遺跡を見学する。オックスフォードでは美しい敷地内をガイドとともに散策する。落ち着いたたたずまいの街は、心に残る光景になるだろう。

充実の内容で人気のこのツアー。効率良くロンドン近郊の観光スポットに行くならこのプランがおすすめだ。



④オーダーメイドが魅力!行きたい見どころをチョイスできるツアー

基本情報
料金  : GBP360.00-(1台あたり)
送迎  : あり
所要時間: 10時間
開催曜日: 毎日
スポット: ストーンヘンジ、バース、コッツウォルズ、ウィンザー城、グラストンベリーの中から3スポット
総合評価
日本語ガイド付きで行きたいところを巡れる自由度・満足度抜群のプラン。家族や友人同士の旅行に特にぴったり。
コスパ評価
ロンドンからストーンヘンジへ行くチャーター車プラン約20件の中で5本の指に入る安値。
口コミ評価
「最高な1日」「お値段以上」など口コミは軒並み高評価。「とにかくおすすめ」という声も。
概要説明
こちらは貸切のチャーター車で好きな場所に行く、完全オーダーメイドのツアー。選べるスポットは、ストーンヘンジやコッツウォルズ、ウィンザー城やグラストンベリーなど最大3か所。ロンドンまで日帰りで往復できる場所を、希望の時間配分でまわるというツアーである。同行するのは日本語が喋れるドライバーなので英語に不安がある人でも安心だ。

人気の行き先はストーンヘンジやコッツウォルズだが、ドライバーの知識が豊富なので、現地在住の人しか知らない穴場のレストランやショップ、観光スポットを聞いてみるのもおすすめだ。

このツアーは、ほかの参加者に気兼ねがいらないということで家族旅行でも人気。ぜひオリジナリティあふれる旅を楽しんでほしい。



⑤古代のオーラを感じる!ストーンヘンジに近づける限定入場ツアー

基本情報
料金  : GBP125.10-
送迎  : あり
所要時間: 9.5-11.5時間
開催曜日: 日曜、月曜、水曜、木曜、土曜
スポット: ストーンヘンジ、レイコック、バース(ローマ浴場博物館)
総合評価
ストーンヘンジのサークル内に入る貴重な体験ができるツアー。パワーをもらえること間違いなし。
コスパ評価
バースではローマ浴場博物館の入場券・オーディオガイド付きで、満足度を考えれば良コスパツアーと言える。
口コミ評価
「参加してよかった」「一人旅でも楽しめた」と高評価の口コミ多数。「また行きたい」という声も。
概要説明
通常ストーンヘンジを見学する際、石組みの中は立ち入り禁止だが、人の少ない時間帯に限り内部見学が許可されている。このツアーはその時間帯に入場するというプラン。見学は早朝か夕方だが、天気が良ければ巨石を照らす朝焼けや夕焼けを観賞できる。ぜひ思い出に残るシャッターチャンスを狙ってほしい。

このツアーではストーンヘンジのほか、ハリーポッターのロケ地で有名なレイコック村や世界遺産の街バースにも立ち寄る。ツアーガイドは英語だが、ストーンヘンジでもバースでも日本語のオーディオガイドがあるので安心だ。

せっかくストーンヘンジを見るなら間近で見たいもの。世界の7大不思議にも数えられているこの遺跡、ぜひ近くに行ってパワーを感じてみて。

※催行会社の定めているツアー名には「コッツウォルズ」とあるが、レイコックはコッツウォルズ地帯にある村の名前。



⑥世界遺産2か所をまわる!ゆっくりスケジュールでしっかり見学ツアー

基本情報
料金  : GBP74.00-
送迎  : なし
所要時間: 11.5時間
開催曜日: 毎日
スポット: ストーンヘンジ、バース
総合評価
2つの世界遺産を巡るツアー。現地での観光時間が長く、たっぷりと見て回れるのが嬉しいポイント。
コスパ評価
基本プランはストーンヘンジとバースを訪れる74ツアーの中で5本の指に入る安値。ローマ浴場博物館入場券・オーディオガイド付きプランもお得。
口コミ評価
「楽しかった」「対応が親切」など軒並み高評価。「超おすすめ」という声も。
概要説明
このツアーではロンドン近郊にある2大世界遺産、ストーンヘンジとバースを日帰りで観光する。詰め込みすぎないスケジュールのため、2か所ともゆっくり観光できるのが人気のポイントだ。

ツアーは二階建てバスでまわるが、見晴らしの良い二階席がおすすめ。席は自由なので、いい席を狙うなら早めに集合場所に行ってみて。英語ガイドは聞き取りやすかったという声があるので安心だ。

ストーンヘンジもバースも敷地が広いので、すべて見ようと思えばかなり時間がかかる。お土産を買ったりカフェに寄るなら時間配分をあらかじめ考えておくのがベター。ロンドンとは違った時間が流れる二つの遺跡で、大都市ロンドンにはないイギリスの魅力を楽しめるツアーである。



⑦英語が不安な人も安心!日本語アシスタントとまわる人気3か所ツアー

基本情報
料金  : GBP69.00-
送迎  : なし
所要時間: 11.5時間
開催曜日: 火曜、木曜、土曜
スポット: ストーンヘンジ、バース、レイコック
総合評価
日本語アシスタント付きで不安なく旅程を楽しめ、効率よく巡ることのできるツアー。
コスパ評価
ストーンヘンジ・バース・レイコックを巡るツアー11件の中で2番目の安さ。
口コミ評価
添乗員の対応を褒める声多数。「すべて非の打ち所がないツアー」という口コミも。
概要説明
こちらはストーンヘンジとバース、レイコック村を訪れる日帰りバスツアーである。ロンドン出発、一日でまわるが無理のない時間配分で人気のプランだ。

ストーンヘンジの巨岩は、実際に見るとその迫力に圧倒される。写真ではわからないスケール感をぜひ現地で感じてほしい。バースでは自由行動の時間がたっぷりあるので、古代遺跡をじっくり堪能して。レイコック村では「レイコック・アビー」は必ず見てほしいスポット。映画『ハリー・ポッター』のロケ地として使われた美しい建築に、また映画を観たくなること間違いなしである。

日本語のアシスタントが同行するため、一人旅の参加者も多いのが特徴だ。効率良く人気スポットを観光するならこのツアーがおすすめ。



⑧半日観光プラン!ストーンヘンジだけ楽しみたい人におすすめツアー

基本情報
料金  : GBP51.00-
送迎  : なし
所要時間: 6.5時間
開催曜日: 毎日
スポット: ストーンヘンジ
総合評価
安価で楽にストーンヘンジへ行くことができる、コンパクトでコスパ抜群の人気ツアー。
コスパ評価
公共交通機関で訪れるのよりも安値。ストーンヘンジを訪れるツアーの中でも最安値クラス。
口コミ評価
高評価の口コミ多数。「最高」「とにかく便利」「とにかくコスパがいい」という声も。
概要説明
このツアーでは午前中にロンドン出発、ストーンヘンジのみ観光する。ほかの観光地と組み合わせたツアーはたくさんあるが、ストーンヘンジのみというプランは少ないため、ここだけを満喫したいという人に人気である。

ガイドは同行しないが、現地では日本語オーディオガイドが借りられる。この音声ガイドはわかりやすくて好評だ。また施設内では季節ごとにスペシャルイベントを実施するので、事前にストーンヘンジの公式ホームページをチェックしてみることをおすすめする。

ロンドンには夕方ごろ到着するため、夜は別のアクティビティに行きたいという人も無理のないスケジュールが立てられる。日中の時間を有効に使うなら、こんな半日ツアーはいかが。



⑨午後はたっぷりロンドンを楽しめる!ストーンヘンジ半日ツアー

基本情報
料金  : GBP51.00-
送迎  : なし
所要時間: 6.5時間
開催曜日: 毎日
スポット: ストーンヘンジ
総合評価
ストーンヘンジを満喫できる格安ツアー。英語がわからなくても大丈夫だった、という声多数。
コスパ評価
公共交通機関で訪れるのよりも安値。ストーンヘンジを訪れるツアーの中でも最安値クラス。
口コミ評価
「時間配分がいい」「シンプルで便利」など高評価。「バスも綺麗でスタッフも親切」という口コミも。
概要説明
こちらはロンドンからストーンヘンジに行く半日のバスツアー。出発時間が早めのためロンドンに戻ってくるのは昼2時半ごろ。バスは市街地でも停車するので、ロンドン到着後そのままショッピングに行くことも可能だ。一日の時間が有効に使えるため人気のプランである。

ほかの観光地に行かないので、広いストーンヘンジをゆっくり散策できるのがうれしいポイントだ。また日本語音声ガイドの貸し出しもあるが、英語が堪能な人ならストーンヘンジのスマホアプリで解説が聞けるのでそちらもご活用を。

ストーンヘンジはビジターセンターがオシャレなことでも有名。建築好きならこちらも必見だ。併設のショップも充実しているので、イギリス土産をここで買うのもおすすめ。



⑩憧れのグラストンベリー!聖なる土地でパワーチャージツアー

基本情報
料金  : GBP400.00-(1台あたり)
送迎  : あり
所要時間: 11時間
開催曜日: 毎日
スポット: ストーンヘンジ、グラストンベリー、エーヴベリー
総合評価
チャーター車で3つのパワースポットを巡る唯一無二のツアー。参加者の満足度随一のイチオシプラン。
コスパ評価
ストーンヘンジ、グラストンベリー、エーヴベリーを巡る唯一のツアー。約450kmの道のりを貸切で巡るため、グループで利用すればとてもお得。
口コミ評価
11件の口コミ全てが星5つという驚愕の満足度を誇る(2019年3月時点)。「最高の旅」「想像以上に素敵な旅」という声も。
概要説明
こちらはパワースポットとして名高いグラストンベリーとストーンヘンジ、エーヴベリーをまわるプラン。ロンドンから日本語ガイドと一緒に、貸切車でめぐる日帰りツアーである。

いずれの場所も、ケルト神話やアーサー王伝説など神秘的な物語に彩られた土地で、世界的に知られているパワースポットだ。ピンときた場所があるなら、じっくり時間を過ごしてパワーチャージを。エーヴベリーはストーンヘンジほどメジャーではないが、同じくストーンサークルで有名な遺跡で世界遺産に指定されている。ここでは石の近くまで近寄れるので、巨石が放つ存在感を直に感じみて。

パワースポットファンにはたまらないこのツアー。ぜひ神秘の世界を満喫してほしい。


※本サイトの内容は、2019年3月時点の情報に基づき作成したものです。ツアーの諸条件は変更になる場合があり、本サイトはその内容を保証するものではありません。


ストーンヘンジのツアーで訪れる主要なスポット



スポット名
(クリックで詳細)
特徴

①ストーンヘンジ

謎残るストーンサークル

②ウィンザー城

世界最大の現役居城

③バース

2世紀から続く温泉の街

④オックスフォード

歴史残る学生街

⑤コッツウォルズ

「蜂蜜色の石」で知られる「羊の丘」

⑥レイコック村

ハリポタのロケ地

⑦エーヴベリー

ヨーロッパ最大のストーンサークル

⑧グラストンベリー

伝説が多数残る「イギリス最大のパワースポット」


①ストーンヘンジ


ストーンヘンジは、ロンドンから西へ約200キロメートルのイギリス南部の都市ソールズベリーから、さらに北西へ13キロメートルほどの場所に位置する世界でもっとも有名なストーンサークル。1986年には世界文化遺産に登録されている。

高さ7メートルの門形に組まれた石5組を4、5メートルの石が取り囲み、その上に横石が載って円状につながっている状態が本来の姿だったと推測される。周囲には紀元前8000年頃からなんらかの建造物が建てられていた痕跡が残り、夏至の朝、太陽が登ると馬蹄形に配置された石門の中央に光が当たるなど、天文学的な知識に基づく儀礼的な意図がみられるが、詳細は明らかになっていない。現在見られる石柱は、紀元前2600年頃から紀元前2000年頃のものと思われている。

中世の頃にはアーサー王物語に登場する魔法使いマーリンが巨人を使役して作ったと信じられていたが、ストーンヘンジが建立されたのはアーサー王伝説よりも遥か昔の時代であり、誰がいつ、何のために、つくったものなのか現在も判明していない。

美しい草原に忽然と現れる奇妙な光景とその「謎」が多くの人々の心を掴み、年間100万人が訪れる一大観光スポットだ。


②ウィンザー城


ウィンザー城は、ロンドンの西約40キロメートル、テムズ川の南岸に築かれたイギリスの君主公邸。11世紀のウィリアム1世が木造の砦を築いたのが始まりで、以後何世紀にも渡って建て替えられてきた。

女王エリザベス2世が週末を過ごす場所であり、およそ45000平方キロメートルの敷地は居住者がいる城の中では世界最大。現在の姿は、1800年から1811年の間に建てられた部分と、1824年から1866年にかけて建てられた部分があり、ゴシック様式だ。

広大な敷地内には、見どころが多数。現在も公務に使われている「ステート・アパートメント」では、オーディオガイドの詳細な説明を聞きながら王室の所蔵するロイヤル・コレクションを見学できる。実際に女王が国賓に謁見する絢爛な大広間も必見だ。11時からは衛兵交代式も見ることができる。女王がウィンザー城にいる期間は入場することができないので、訪れる際は事前の確認が必要だ。

セント・ジョージ礼拝堂(聖ジョージ礼拝堂)」は1475年に建設が始まり、1528年に完成したイギリスゴシック様式建築の最高峰。内部は美しいアーチ型の天井に歴代の王の紋章が飾られている。

1920年代につくられた「メアリー王妃のドールハウス」も是非見ておきたい。ウィンザー城の家具や所蔵品を忠実に再現したもの、実際に発射できるショットガン、水を流すことができるトイレ、走らせることのできる車などの精緻なミニチュアや、当時の人気作家が図書室に収めるため書き下ろした作品の豆本など、目を見張るような趣向が多数揃っている。


③バース

バースは、ロンドンの西140キロメートルに位置する都市。3つの源泉から供給される温泉で有名なイングランド有数の観光地。2世紀にはローマの支配下で温泉の町として既に知られていた。

街全体が「バース市街」としてユネスコの世界文化遺産に登録されており、18世紀のジョージ王朝様式の建造物が数多く残っている。

また、観光スポットして名高いのが、古代ローマ時代につくられた浴場の史跡「ローマン・バス(ローマ浴場跡)」。浴場は6世紀に一度失われたが、断続的に修繕され、19世紀まで利用されていた。ローマ浴場博物館を併設しており、その所蔵物も見どころ満点だ。


④オックスフォード


オックスフォードは、英語圏において最も古い大学であるオックスフォード大学がその拠点を置くことから大学都市として知られている。8世紀頃から都市としての歴史が始まり、10世紀には軍事拠点として重要な意味を持っていた。

オックスフォード大学に関するもっとも古い記録は12世紀のもの。以来、現在に至るまで多くの学生たちが暮らし、周囲の施設も発展してきた。20世紀には産業の拠点としても発展した。

非常に古くから様々な使われ方をしてきた土地で、現在は観光地としての見どころも多い。イギリスでは大英図書館に次ぐ規模で長い歴史を誇るオックスフォード大学の「ボドリアン図書館」や、オックスフォード大学最大のカレッジ(寄宿舎)「クライスト・チャーチ」、世界遺産セントポール大聖堂の設計者が手がけた「シェルドニアン劇場」などが知られている。


⑤コッツウォルズ


コッツウォルズはイングランド中央部に広がる、標高300メートルを超える広大な丘陵地帯。「イングランドの中心」と呼ばれることもある。「コッツウォルズ」とは「羊の丘」という意味で、その名の通り、羊毛の貿易で古くから栄えた。

イギリスの特別自然景観地域に指定されており、20世紀からその美しい景色を活かした観光産業が盛ん。現在でも古いイングランドの建物群が残り、建築材として利用されている「蜂蜜色の石」と称される黄色味を帯びた石灰岩「コッツウォルズストーン」の色合いが特徴的。


⑥レイコック村

レイコック村は、コッツウォルズ地方の南に位置する村で、村全体が歴史的建築物の保護を目的とする慈善団体ナショナル・トラストによって管理されている。村全体が中世の風情を残しており、ファンタジーや歴史が好きな人にはたまらない観光名所だといえるだろう。

13世紀に女子修道院として建てられたレイコック・アビーは、映画「ハリー・ポッター」シリーズのホグワーツ校の内観として使われたことで知られている。そのほか、19世紀に「カロタイプ」と呼ばれる写真技術の開発に貢献したフォックス・タルボットの功績と当時の写真技術を展示する「フォックス・タルボット博物館」などが見どころ。


⑦エーヴベリー

エーヴベリーは、イングランド南西部のエーヴべリー村近郊にある3つのストーンサークルを含む新石器時代の巨大ヘンジ(土手と溝のこと)。

紀元前2600年頃に建設され、その後1000年に渡って地域住民に使われたと推測されている。内部に水路を持つ大きな環状の土手は直径420メートルにもなる。ヘンジ内の外側に位置するストーンサークルは、ヨーロッパ最大の規模だ。

ストーンヘンジとともに「ストーンヘンジと関連する記念建造物群」「エーヴベリーと関連する記念建造物群」としてそれぞれ世界文化遺産に登録されている。ストーンヘンジほど観光地化されておらず、無料で見学できヘンジ内部に入って巨石に触れることもできる貴重なスポット。


⑧グラストンベリー


グラストンベリーは、ロンドンの南西約200キロメートルに位置する牧歌的な風景が特徴の町。アーサー王伝説やケルト神話、キリスト教の聖杯伝説が数多く残る、「イギリス屈指のパワースポット」として知られている。

町のいたるところから見ることができる階段状の地形が特徴的な丘「グラストンベリー・トー」は、アーサー王と王妃の墓だったと伝えられている。ここにはイエスの叔父がイエスを連れて訪れたという逸話もあり、現在は頂上付近にある屋根のない旧聖ミカエル教会が残っている。

丘のふもとにある「チャリス・ウェル」(聖なる井戸)と呼ばれる泉もパワースポットの一つだ。この水底には、イエス・キリストが最後の晩餐に用いた聖杯が埋められているとされ、2000年以上に渡って枯れることなく水が湧き続けている。数多くの伝説が残る不思議な町。

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