本メディアでは一部、事業者から商品やサービスの広告出稿を受け収益化しています

ボローニャの名物料理5選!お勧めグルメ旅

2017/10/10 更新

赤レンガ造りの美しい町並みが印象的なボローニャ。ポルディコと呼ばれるアーケードが続く道が印象深く、歩いているだけで時間を忘れ、童話の世界に迷い込んだような気分にさせてくれる。ヨーロッパ最古の大学ボローニャ大学をはじめ、ボローニャの斜塔、サン・ペトロニオ大聖堂など、17世紀ごろから残る美しい歴史的建造物の数々も見ることもできる。そんなボローニャは美食の街としても有名。有名なボロネーゼを始め、美味しいイタリア料理の数々を堪能できる街でもある。

ボロネーゼ(Ragù Alla Bolognese)

  • ボローニャではまずボロネーゼを食べなければ始まらない。日本のミートスパゲティと似ているが、本場のボロネーゼは基本的に使用される食材が決まっており、日本の物とは別物と考えた方が良い。ひき肉がメインで、トマト控えめの水分量の少ないしっかりしたソースに、平打ち麺のタリアテッレと呼ばれる麺が使われるのが一般的。モチモチの麺にパンチェッタのコクが効いた旨味たっぷりのソースが絡んで、これぞ本場イタリアン!と唸ってしまう美味しさである。

  • ボローニャ風ラザニア( Lasagne verdi alla bolognese)

  • ラザニアといえばナポリが有名だが、ボローニャのラザニアも負けてはいない。ボローニャのラザニアの特徴は、ほうれん草の練りこまれたラザニア生地や、ほうれん草のソースが使われているところ。また、ボローニャ名物の美味しいボロネーゼソースがたっぷりと挟まっているので、まずいわけがない。そこに、たっぷりとかかったパルミジャーノ・レッジャーノチーズの濃厚な味わいが加わり、口に入れた瞬間、美味しさが口いっぱいに広がる。少し濃い目の味付けなので、イタリアワインと合わせると最高である。

  • ボローニャソーセージ(Mortadella)

  • ボローニャソーセージことモルタデッラは、クリーム状によく練った豚のひき肉に、サイコロ状の脂身を加えて蒸したソーセージ。ピスタチオや黒コショウを加えることもある。一番の特徴はその大きさだ。直径15センチ-20センチほどの物が一般的で、これでも十分大きいのだが、中には100キロを超える物もある。その見た目のインパクトとは裏腹、味わいは塩分のきつくない優しい味で、ぷりぷりの食感が楽しめる。薄く切って前菜で食べたり、サラダやパスタにしたり、と様々な料理に使われ、ボローニャで愛されている食べ物である。

  • トルテッリーニ(Tortellini)

  • トルテッリーニは、リングのような形が特徴のパスタで、ボローニャの伝統料理の1つだ。イタリア各地で食べられるが、ボローニャから広がった料理と言われている。パスタの中には、豚ロースやニンニク、チーズやハーブ等を細かくしたものが包んである。伝統的な食べ方はブイヨンスープの中に入れたものだが、クリームソースやトマトソース等、様々な味付けで楽しむことができる。中に詰めた具材の美味しさとソースの美味しさがどちらも味わえるのが嬉しい。ボローニャではレストランやデパートのデリ等様々な所で食べることができるので、色々な種類のトルテッリーニを食べ比べるのも楽しいかもしれない。

  • ボローニャ風カツレツ(Cotoletta alla Bolognese)

  • イタリアにはミラノ風やシチリア風などのカツレツがあるが、ボローニャにも伝統的なカツレツがある。ボローニャのカツレツは、子牛肉を使い、カツを揚げた後に生ハムとパルミジャーノチーズをたっぷりと乗せてオーブンでチーズが溶けるまで焼き上げる。仕上げにトマトやバルサミコ、肉のソースなどをかければ完成。カツに生ハムとチーズまで乗せてしまうところが贅沢で、美食を追求するボローニャらしい料理だ。あっさりとした味わいの子牛肉に、どっしりとした濃厚な味わいの生ハムとパルミジャーノチーズが合わさることで、絶妙にマッチした味わいになっている。

  • (Photo by Goldmund100 Naotake Murayama jeffreyw Edsel Little sabotrax deramaenrama)