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【タイ】バンコクの治安・危険情報、犯罪の手口や、危険なエリア

【タイ】バンコクの治安・危険情報

2018/03/09 更新

データガイド
データガイド

東南アジアの中でもとりわけ人気の高いタイのバンコク。近代的な高層ビルや建物が立ち並ぶ町並みの中に、伝統的な仏像や寺院、川沿いに面した古い家屋などが混在するなんとも不思議な雰囲気に魅了され、年中多くの旅行者達が集まる都市だ。最近では、日本でもパクチーがブームとなり、タイ料理好きの人も増え、ますます旅行者に人気の地域となってきている。

しかし、その一方で、バンコクと聞いてどこか危険な臭いを感じてしまう人も多いに違いない。観光客を狙ったスリや窃盗などの軽犯罪は数多く発生しており、楽しく安全にバンコクを観光するためにも、事前に犯罪の手口と対応策を把握しておこう。また、最新のタイの情勢については外務省のホームページ等を参照にしてほしい。

■外務省 海外安全ホームページ(タイ)

タイの犯罪データ

世界治安ランキング24位(163ヶ国中)

殺人は3.9件(人口10万人あたり)
強盗は2.1件(人口10万人あたり)
(2014年度 国連薬物犯罪事務所の調査による)

バンコクの犯罪と危険

先述した通り、今や大人気のバンコクだが、観光客が多い分、スリや詐欺をはじめとした軽犯罪は非常に多い。特に、観光地や繁華街、地下鉄などで多発しており、たくさんの人々で賑わうバンコクの開放的な雰囲気に気を緩めず、どんな時でも注意を怠らないことが大切だ。ここで手口と対策を事前にきちんと把握し、楽しいバンコク旅行にしよう。


  • 見せ金詐欺

    ■手口
    最近、急増している詐欺。日本人観光客に対して数人のグループが「日本人ですか?日本のお金を見たいから、見せてくれないか?」と声をかけてくる。そして、こちらが日本円を見せようと財布を開いている隙に、お金を盗み取るという手口。特に、「日本が大好きなんだ!」「日本はいい国だ!」などと日本を褒めてこちらを安心させようとしてくる巧妙なケースが多い。

    ■対策
    話しかけられても決して話に乗らない。親切心からついついお金を見せてしまいそうになるが無視する。特に、日本人はお金を持っていることを知って声をかけてくるため、くれぐれも注意しよう。

  • いかさま賭博

    ■手口
    こちらも最近流行っている詐欺の手口。「日本大好きなんだ!」などとこちらが安心するような言葉を並べて近づき、自分の家に招待してくる。すると次第に仲間たちも集まってきて、「みんなでゲームをしよう」と持ちかけてくる。もちろんゲームには賭けがあり、最初は何度か勝ち、いい気になるのだが、掛け金が上がってくるにつれて徐々に負けが増えていき、最終的にはボロ負けし、大金を奪われてしまう。グループによる巧妙な手法だ。

    ■対策
    初対面で家に招待してくる人にはくれぐれも注意する。家に上がってしまうと、なんとなくの流れに乗せられて、いつの間にかゲームは始まってしまう。合意の上で始まるゲームなので、負けてからでは後の祭り。初対面の人の家に招待された時は、その場で断るのが賢明だろう。

  • 抱きつきスリ

    ■手口
    その名前の通り、いきなり抱きついてきてその間に財布を盗むというなんとも大胆な手口。多くの場合、集団のレディーボーイによるもので、集団で抱きつかれている間に、財布を盗まれてしまう。

    ■対策
    財布にチェーンを付けておく。そうすることで、財布が直接盗まれることを防ぐことができる。また、この際、クレジットカードのみを盗まれることも多いため、その対策としてカードのサインはローマ字ではなく漢字で記載しておくと良い。タイ人が漢字を書くことに慣れていなことに加えて、漢字でサインされたクレジットカードを利用しているタイ人を見て、店員も怪しむに違いない。

  • ぼったくりタクシー・トゥクトゥク

    ■手口
    これは経験する可能性が最も高いケース。目的地まで遠回りをされたり、メーターが故障しているなどと言われ、通常よりも高い料金を請求される。また、トゥクトゥクの場合は、伝えた目的地とは違う場所に案内され、その先で詐欺にあったり、「観光案内してあげる」と言われ、料金をぼったくられることもある。

    ■対応策
    メーターは壊れていないことをきちんと確認し、事前に地図でルートをある程度把握しておくこと。また、トゥクトゥクに乗る際には、目的地以外の場所へ連れて行かれそうならば、その場できちんと断ること。

  • バンコクで犯罪が発生しやすい場所

  • スクンビット通り

    数多くのショッピング・グルメスポットが軒を連ねる大通り。在タイ日本大使館からも注意勧告が出てるほど、観光客を狙ったスリやひったくりなどが昼夜問わず多発している。特に、前項で紹介した見せ金詐欺なども多く、ショッピングやグルメを楽しみつつも、十分に警戒しよう。
  • エメラルド寺院(ワット・プラケーオ)

    バンコクで最も有名な観光地である王宮とエメラルド寺院(ワット・プラケーオ)。バンコクに旅行して、タイ仏教の歴史と伝統が詰まったこのスポットを訪れない人はほぼいないだろう。したがって、ここでも旅行者を狙ったスリや窃盗が多発している。中には観光客に扮したプロのスリ師がいることもあるので、警戒が必要。煌びやかな建築物や仏像に夢中になりすぎて、気づいたら盗まれていたなんてことがないように注意しよう。

  • 海外旅行保険には入るべき?

    海外旅行保険には傷害治療費用や賠償責任など様々な補償がついているが、必要以上の補償や保険金が設定されているケースが多々ある。そこでHowTravel編集部では、どのような補償が実際に使われ、どのくらいの保険金が支払われたかを調査し、各社の海外旅行保険を比較し、保険選びのポイントをまとめた。

    特に、ツアーやホテルのネット予約時に勧められた保険や、空港のカウンターで保険に申込んでいる人は、割高な保険に加入している可能性が高い。以下の記事内では無料の海外旅行保険も紹介しているので、是非ご一読頂きたい。

    ➡ 海外旅行保険選びのポイント記事はこちら

    もしもバンコクで犯罪あってしまったら

    細心の注意を払いながら観光することでほとんどの犯罪からは逃れられるが、不幸にも犯罪にあってしまった場合は、被害を最小にとどめるためにも迅速な行動が必要だ。



    盗難の場合

    貴重品等を盗まれた場合は、すぐさまタイ国観光警察(ツーリストポリス)か最寄りの警察署に被害届けを出そう。ツーリストポリスは、観光地を常時パトロールしており、英語も話せるため、困った時は彼らに助けを求めるのも良いだろう。



    タイ国観光警察(ツーリストポリス)
    ■住所:4 Ratchadamnoen nok Road,Watsomanas,Pom Prap Sattru Phai,Bangkok 10100
    ■電話番号:+66 0 2356 0583(日本語対応可能・24時間対応)



    パスポートが盗まれた場合

    まずは警察に出向いて盗難を報告し、パスポートが盗まれたという証明書(ポリスレポート)を発行してもらおう。その証明書を持って最寄りの日本大使館に行き、旅券の失効手続きに入る。また、手続きをスムーズに行うためにも、予めパスポートの番号を控えておくと良いだろう。



    在タイ日本大使館(Embassy of Japan in Thailand)
    ■住所:177 Witthayu Rd, Khwaeng Lumphini, Khet Pathum Wan, Krung Thep Maha Nakhon 10330
    ■電話番号:+66 2 207 8500

    暴行の場合

    警察に行き、暴行を受けた旨と検査を受けたい意志を伝えよう。また、バンコクなら下記の病院に行くのがお勧めだ。スクンビットソイにある東南アジア最大級の私立病院。アクセス面も良く、日本語の専用相談セクションがあるため安心して利用できる。



    バムルンラード病院
    ■住所:33 Soi Sukhumvit 3, Khwaeng Khlong Toei Nuea, Khet Watthana, Krung Thep Maha Nakhon 10110
    ■電話番号:+66 2 667 1000

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    (Photo byClay GillilandLino M)

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