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マインツの名物料理5選!お勧めグルメ旅

2017/10/10 更新

活版印刷の発明者で知られるヨハネス・グーデンプルクの出身地であるマインツはラインラントプファルツ州の州都である。フランスとの国境に近いだけでなく、フランス領だった時代もあったマインツは、料理もフランスの影響を大きく受けている。マイン川とライン川の合流点でもあり、ドイツの中でも多種多様な料理を備えている。近郊には日本人でも聞きなれた都市であるフランクフルトがある。近年ではサッカーの岡崎選手、武藤選手がマインツのサッカークラブに在籍していたことで日本人にはなじみ深い。

ザワークラウト(Sauerkraut)

  • 英語ではザワークラウトだがフランス語ではシュークルートという料理。フランスやポーランド、東欧やドイツ移民の多いアメリカなど幅広く食べられているキャベツ料理である。キャベツを繊切りにし瓶やたるなどに入れ塩と香辛料を入れ3日-7日程度漬けこみ酸味が出たら食べる。一言で表すとキャベツの漬物、もしくはキャベツの酢漬けである。肉料理の付け合わせとして出されることがあり、日本で言う前菜にあたる料理である。白ワインと一緒に食べることが多い。

  • アウフラウフ(Auflauf)

  • アウフラウフはドイツの家庭料理で、肉やソーセージなどと野菜を重ねて焼いた料理である。家庭や作り手によってパスタが入ったりするがホワイトソースで味付けをし、オーブンで焼くのが一般的。パーティーの際によく出される料理で、大勢で食すのに適している。分かりやすく言えばグラタンでチーズが上に振りかけられているアウフラウフもある。アウフラウフの意味は上に積み重ねたという意味でまさにその名の通りの料理である。

  • レープクーヘン (Lebkuchen)

  • バウムクーヘンは日本人にもなじみのある洋菓子だがバウムはドイツ語で木をクーヘンはケーキを意味する。レープクーヘンは蜂蜜やオレンジ・レモンの皮、ナッツ類を使ったケーキの一種である。日本人がケーキと言ったら丸形のクリームがたっぷり使われたものを印象しがちだがケーキというよりはクッキーに近い。地域によって呼び方が若干異なり、ラーべクーヘン、プフェッファークーヘンなどと呼ぶ地域もある。

  • ザウアーブラーテン(Sauerbraten)

  • ザウアープラーテンは肉の蒸し煮料理だが、何の肉を使うかは作り手によって異なる。基本は牛肉とされているが、ラム肉や豚肉、馬肉などが使われることもある。酢、水、調味料を混ぜ合わせ、マリネにしてから調理をする。水の代わりにワインが使われることもある。ラインラント州の郷土料理として知られているためマインツへ行ったら何度かはお目にかかる料理だと言える。香りの強い香辛料が使われることが多く、ナツメグ、シナモン、コショウが使われることも多い。

  • ツヴィーベルズッペ(Zwiebelsuppe)

  • 分かりやすく言えばオニオンスープのことである。玉ねぎ、水、香辛料だけのシンプルなものがあるが、香辛料が家庭によって違ったり、チーズやクルトンを入れたリし、独自のツヴィーベルズッペが作られる。マインツのツヴィーベルズッペは玉ねぎをバターと一緒に薄茶色になるまで炒める。その際小麦粉をふりかけてさらに炒め、温めたブイヨンまたは牛乳を注ぐ。卵黄とクリームを溶いて加える人も多い。様々な料理と相性がいいのでよく見られる一品である。