南半球に位置するオーストラリアは、世界で最も住みやすい国のひとつとして知られている。豊かな自然とハイレベルな都会とが見事に融合したこの魅力的な国で働くことを目標としている人も多いだろう。本記事ではオーストラリアで仕事をするにはどうすればいいのかを徹底解説する。

目次

オーストラリアの仕事事情

(HowTravel編集部)

●現在の求人マーケット事情

アメリカやイギリスと比べると、オーストラリアは日本人でも職を得やすく、就労ビザ取得しやすい、と思われている方が少なくないかもしれない。しかし、残念ながら状況はここ数年で急変しており、現在ではオーストラリアで就労ビザ、永住ビザを取得するのは非常に難しくなっている。

オーストラリア人の失業率は約5%、日本の約2倍近くあるため、外国人よりも優先してオーストラリア人を雇わなければならない、という事情がその背景にある。オーストラリアで不足している技術を持つ外国人であればビザ申請において優遇されるが、そういった技術は専門性もレベルも高く、ただ英語が得意、という程度では仕事を見つけるのは難しいだろう。

オーストラリアで就職先を見つけるには、語学力以外の秀でた能力や、綿密な準備が必要になる。まずはオーストラリアに留学し、卒業ビザを取得後、インターンシップ制度などを利用して実践を積み、スポンサーになってくれる企業を探して永住ビザに切り替える、というのが堅実な方法になるだろう。もし、すでに語学力がネイティブレベル、かつSTSOL(短期熟練職業リスト)またはMLTSSL(中長期戦略技能リスト)に掲載されている職種の経歴が2年以上ある場合は、自分でビザのスポンサーになってくれる企業を探し、就労ビザの取得に挑戦しよう。

●給与や労働時間等の条件

オーストラリアドル

①給与
オーストラリアの賃金は世界で一番高いとも言われる。オーストラリア政府の公式サイト(詳細はこちら)によると、最低賃金は時給で18.93AUD(約1,500円)と、日本の東京の最低賃金958円に比べると1.5倍以上ある。

平均年収は約80,000AUD(約630万円)で、休日出勤や残業をすると更に給与が上がる会社もある。もちろん、これはあくまでオーストラリア人の給与なので、現地採用されても英語に難がある場合や、日系企業に勤める場合の給与は平均を下回るだろう。また、外国人労働者を最低賃金以下で雇っているケースも多い。こういったことにならないためにも、英語力はできる限り高めておこう。

なお、オーストラリアの給与には日本では一般的な交通費、住宅手当は含まれていない。基本的にはボーナスも支給されないが、会社によっては業績によって報酬を与えることもある。

②勤務形態
オーストラリアでは、基本的に労働時間を週に最大38時間までとしている。雇用者と従業員の同意があればその限りではない。月曜日から金曜日、9時から17時までの1日8時間労働が一般的で、残業はほとんどなく、定時で帰ることができると思っていい。

1日8時間働けば何時に出社、退社してもいいという会社も多く、勤務形態は実にフレキシブルと言える。もちろん全ての会社が当てはまるわけではないが、金曜日のランチタイムには同僚たちとビールやワインを楽しむ、という習慣があり、時にはそのまま仕事に戻らずディナーの時間まで親睦を深めることもある。日本では考えられないが、オーストラリアならではのおおらかなコミュニケーションスタイルと言えよう。

③福利厚生
オーストラリアはとにかく有給休暇が充実しており、まず年間4週間の有給休暇が保障される。どの職場でも有給は取りやすく、何週間も連続で休むことも可能だ。使われなかった有給は累積され、消滅することはない。消化しないまま退職する場合には、退職時の給与に応じて清算してもらえる。

会社によっては「Leave Loading」という制度をとっているところもあり、その場合には有給休暇中に支払われる給与が基本給に17.5%追加された額になる。これは、休暇中は残業代を稼いだりその他の手当をもらうことができないからなのだそう。その他、男女ともに取得できる育児休暇や身内に不幸があった場合に取得できる特別休暇、中にはストレス休暇といった日本では馴染みのない休暇もある。

一方で、日本では会社の補助で受診できる健康診断などは自分の給与から支払う必要がある。納めなければならない税金も年収の約20〜30%と安くはないが、教育費や医療費としてきちんと還元されるので安心してほしい。

オーストラリアで仕事をするうえで必要な能力

英字新聞

●語学力

オーストラリアで働きたいなら、ネイティブレベルの英語力を身につけよう。完璧ではない英語をカバーできるほどの優れた専門的技術を持っている場合は、そこまで高い英語力を求められないこともあるかもしれないが、同じような技術を持った人材と競うことになった時、英語力で負けてしまうのはあまりにも悔しい。

また、ビザを申請するにはオーストラリア政府が定めたIELTSやTOEFLのスコアを満たす必要がある。一概には言えないが、就労ビザを申請するには、IELTSの場合、最低でも6.5〜7.5のスコアが必要になる。

自分の英語力に自身がある人でも苦手としていることが多いのが電話でのやり取りだ。対面では臆せず自分の意見を英語で話せても、電話になると相手の声が聞き取りづらかったり、顔が見えないことに緊張してしまったりして実力の半分も出せないと悩んでいる人もいる。面接の連絡は電話でくることがほとんど、面接の日時を決めるかと思ったらそのまま電話面接が始まった、というようなこともあるので、自分の英語力は電話でも発揮できるのか試しておくといいだろう。

●学歴

オーストラリアは日本以上の学歴社会で、就職活動においても学歴が重要視される。ただし、それは希望する職種に活かせる専門分野での学歴、それもオーストラリアの学校を卒業していれば、の話なので、日本での学歴は意味がない。

また、オーストラリアでは企業がスポンサーとして外国人に就労ビザを発給する場合、最低年収53.900AUD(約420万円)を支払うことが義務付けられているため、職歴が全く無い外国人を雇い入れる可能性はほゼロである。

日本の大学を卒業している場合はワーキングホリデー、オーストラリアの大学を卒業している場合は卒業ビザを取得し、まずは働きたい分野での経験を積むところから始めよう。

●職歴

学歴の欄に記載したとおり、職歴は必須条件となる。オーストラリアには新卒という考え方がないため、新卒、中途に限らない、あらゆる優秀な人材と採用枠を争うことになる。希望する職種と同じ分野で2年以上働いていた場合、大きなアドバンテージになるだろう。

ビザのスポンサーになってもらうためには、あなたを雇うことで会社側にどのような利益がもたらされるのかを明確にしなければならない。また、転職はステップアップと捉えられ好印象なので、隠さずにアピールしよう。

オーストラリアでの仕事の見つけ方


就職活動の面接(baranq / Shutterstock.com)

●仕事の探し方

①求人サイトを使う
seek.com.au
オーストラリア最大手の求人サイト。

Career One
履歴書を登録すると無料で添削してくれるサービスがある。

Gumtree
アルバイトの求人が掲載されている。

②日本人向けの情報サイトを使う
チアーズ
JAMS.TV
日豪プレス
Oshigoto.com.au

③駐在員になる
自力でビザを取得する、あるいはビザのスポンサーになってくれる企業を見つけるのが難しいという現状があるので、まずは日本国内で外資系企業などに就職し、オーストラリア駐在員になる道を目指すのもいいだろう。

オーストラリアに限った話ではないが、駐在員は現地で採用人たちや、日本国内で働いている人たちよりも待遇がいい。一般的には国内での給与の倍以上になるとも言われている。オーストラリアでの駐在は人気なので競争率は高いが、オーストラリアで働きたいという夢を叶えるために、ぜひ挑戦してみてほしい。

結果的に駐在員になれなくても、外資系での職務経験は大いに役立つだろう。短期でもいいからオーストラリアで働きたい、という場合には、その経験を活かしてワーキングホリデービザを取得するのもいい。

④人脈を使う
就職への一番の近道と言える。なぜなら、オーストラリアではコネクションがとても重要視されており、友人や知人の紹介で仕事が決まるケースが珍しくないからだ。「LinkedIn」や「Facebook」、「Twitter」といったSNSを活かし、どんどんネットワークを広げよう。あなたの職歴や人柄を認めてくれる雇用者や、あなたを企業に推薦してくれる友人ができたら素晴らしい。謙虚な心は忘れて、能動的に自分をアピールしていこう。

⑤直接CVを持っていく
規模にもとるが、働きたい会社にプリントアウトしたCVを直接持っていき、自分を売り込むことも有効な手段の一つだ。熱意が伝わりやすいし、たまたま採用枠が空いていたり、急な人材不足に悩んでいる場合はトントン拍子に話が進むかもしれない。

もちろんうまくいかないケースの方が多いだろうが、英語の勉強になるし、今後の就職活動に活かせるいい経験にもなる。就職活動に行き詰まったら、度胸試しと思ってチャレンジしてみよう。

⑥転職エージェントに相談する
現地の求人サイトや、現地在住日本人向けの情報サイトで求人情報を探すことで、理想とする就職先が見つかる可能性は大いにある。しかし、それらの求人情報は自国民、またはすでに永住権や就労ビザを取得している人が対象である場合が多く、まだビザを取得していない人や、オーストラリアでの就職活動の知識が乏しい人には難易度が高いケースがほとんどだ。

そこでおすすめしたいのが、転職エージェントに相談するという方法だ。経歴やスキル、希望の条件や将来の展望に合った求人情報を提供してくれるだけでなく、経験豊富なエージェントであれば、履歴書の添削から面接対策を行ってくれるだけでなく、ビザの取得までサポートしてくれることもある。

以下の記事で、海外案件に強いお勧めの転職エージェントを紹介しているので、ぜひ参考にして欲しい。

●日本人が働きやすい職種

・日本食レストラン
オーストラリアでも日本食は人気で、需要がある。英語と日本語がネイティブであれば重宝されるだろう。

・IT、エンジニア関連
世界中で求められている人材と言っていい。英語とプログラミング言語が使いこなせれば、選択の幅は一気に広がる。

・ツアーガイド、リゾート地スタッフ
オーストラリアは日本でも人気の観光地だ。ツアーガイドやリゾート地のスタッフは随時募集されている。

・カフェテリア
オーストラリアにはチェーン店も含め、多くのカフェテリアがある。英語に自信がない場合でも雇ってもらえることが多い。ただし、労働条件には注意が必要だ。

●希望の仕事が見つかったら(面接や給与交渉)

まずはCV(Curriculum Vitae)と呼ばれる履歴書と、志望動機やアピールポイントを簡潔にまとめたカバーレターを用意しよう。決まったフォーマットはなく、それぞれA4サイズ1枚程度におさまっていればいい。必ず手書きではなく、PCで作成しよう。スペルミスはご法度なので、信頼できる第三者にチェックしてもらうことも忘れずに。履歴書代行サービスを利用して雛形を作成し、そこからブラッシュアップしていくのもいいかもしれない。

採用担当者はまずカバーレターを見ることになるので、特にカバーレターは魅力的になるように心がけよう。オーストラリアでは、年令や性別、人種や容姿で人を差別することが法律で禁止されているため、それらを書く必要はないし、面接でも聞かれない。写真も必要ないが、貼っておくと採用担当者の記憶に残る可能性もある。

このように、CVやカバーレターに個性を出すのは大事なことだが、あくまで採用担当者が見やすく、読みやすい内容であることを心がけよう。

<カバーレターに記載する内容の例>
・名前、住所、電話番号
・手紙を書いた日にち
・志望理由
・希望する職種
・自己PR
・面接の依頼
・お礼
など

<CVに記載する内容の例>
・名前、住所、生年月日、電話番号、メールアドレス
・職歴
・学歴
・資格、スキル
など

CVが通ったらいよいよ面接である。メールで連絡が来ることもあるが、ほとんどは電話で連絡が来る。その際に電話面接が始まる場合もあるし、面接日程を決めることもある。面接は一対一、あるいは複数の面接官に対して応募者が一人というスタイルが基本的で、日本のような集団面接はない。

ノックの回数や座り方などが決まっているわけでもないので、自分らしさが出るように、なるべくリラックスした状態で面接を受けよう。面接では自分のことをあまり誇張せず、事実をわかりやすく、冷静に伝えることを意識しよう。質問自体は日本の面接と大差ないので、聞かれそうな内容とそれに対する答えを想定し、何度も練習しておくといいだろう。

会社によっては、面接以外に試験がある場合もある。この場合の試験とは職種に関係のある実践的な内容のもので、SPIのような適性検査はない。

最終面接まで進めば、希望の給与を聞かれることになるだろう。相場の給与を予め調べておき、希望の給与より10~20%多めに伝えるようにしよう。企業側が給与額を提示してくるまで希望給与額を言わないのも一つの手だ。企業側が考えている給与額のほうが、あなたの希望額よりも高い可能性があるからだ。

もちろん、あまりにも無理な金額を言って採用が見送られてしまったら本末転倒なので、交渉はほどほどに。とは言え、実際に契約を結ぶ際には、納得のいかない部分がないようにしたい。残念ながら、外国人労働者だからと平均より悪い条件で雇おうとする企業が全く無いわけではないのだ。

就労ビザについて

●就労ビザの種類

オーストラリアのビザのイメージ
オーストラリアのビザは種類が多く、変更も多い。ビザの取得に奮闘している最中に法律が変わってしまい、ビザの取得を諦めざるを得なくなるというケースもたくさんある。そのため、オーストラリア政府の公式サイトをぜひ定期的にチェックしてほしい(ビザの一覧ページはこちら)。

非常にわかりやすくなっている。大きく分けると、オーストラリアの就労ビザには有効期限のあるものと無期限のものとで分けられる。長期的にオーストラリアで暮らしたいなら当然無期限のビザを取得したいところだが、ハードルは高いのが事実だ。有効期限のあるビザを取得してから無期限のビザを申請することも可能なので、様々な方法を考慮に入れておきたい。ここでは、自力で取得できるビザ、スポンサーが必要なビザ、永住権ビザの3つに分けて紹介する。

自力で取得できるビザ
①Work and Holiday visa (subclass 462)
ワーキングホリデービザ。18〜30歳が対象。同じ雇用主の元では最大6ヶ月しか働けないというデメリットはあるが、条件さえ満たしていればほぼ問題なく発給されるので、オーストラリアでの就職の足がかりに利用したい。最初のワーキーングホリデー中に特定の地域で特定の仕事を3ヶ月していた場合、Second working holiday visaを申請し、更にもう1年働くことができる。

ただし、同じ雇用主の元では最大6ヶ月しか働けないのはセカンドでも同様。特定の地域は、キャンベラ、シドニー、ニューキャッスル、セントラルコースト、ウーロンゴン、ブリスベン、ゴールドコースト、メルボルン(の都市部)、パースを除いた地域のこと。特定の仕事は以下のようなものが該当する。

1.植物及び動物の飼育
2.漁業
3.林業
4.鉱業/鉱山業
5.建設
など

②emporary Graduate visa (subclass 485)
留学を終えた学生が、その後もオーストラリアで勉強しながら働き、生活できるようにするための卒業ビザ。50歳未満であること、CRICOSに登録されているコースを修了していることが求められる。CRICOSとはCommonwealth Register of Institutions and Courses for Overseas Studentsの略で、留学生を受け入れるすべての機関の登録制度である。

CRICOS認定の基準は高く、オーストラリアの語学学校の質を高めている。卒業ビザには「Graduate Work stream」と「Post-Study Work stream」の2種類がある。申請条件、滞在期間がそれぞれ違うので、取得する可能性がある方は詳細を確認してほしい。

スポンサーが必要なビザ
①Temporary Skill Shortage visa (subclass 482)
TSSビザ。かつて一般的だったが廃止されたTemporary Work(Skilled)visa(subclass457)の代わりに2018年3月から導入された。STSOLに掲載されている職業の場合は期限は2〜4年、MLTSSLまたはROLに掲載されている職業の場合の期限は4年である。以下のような条件がある。

・スポンサーとなる企業から指名を受けている。
・STSOL(Short-term Skilled Occupation List/短期熟練職業リスト)またはMLTSSL(Medium and Long-term Strategic Skills List/中長期戦略技能リスト)またはROL(Regional Occupation List/地域の職業リスト)に掲載されている仕事である。
・これから従事する仕事、あるいは関係のある仕事を2年以上経験している。
・技術審査に合格している。
・IELTS、TOEFL iBTといった英語のテストで政府が定めた水準の点数をとっている
※IELTSの各科目の点数が4.5点以上
・ブリッジングビザを持っている。 ※すでにオーストラリアにいる場合のみ
など

なお、オーストラリア駐在員もこのビザを取得することになる。その場合は会社がサポートしてくれるので、スムーズに取得できるだろう。

②Employer Nomination Scheme (subclass 186)
雇用主指名ビザ。文字通り、企業側からあなたをぜひ雇いたいと指名されている必要がある。期限は無期限。条件は以下の通り。

・雇用主から指名を受けている。
・ビザ申請時の年齢が45歳以下である。
・必要な資格や免許を持っている。 ※雇用主から指定があった場合のみ
・IELTS、TOEFL iBTといった英語のテストで政府が定めた水準の点数をとっている
※IELTSの各科目の点数が6点以上

③Regional Sponsor Migration Scheme (subclass 187)
地方スポンサー移住ビザ。期限は無期限。条件は以下の通り。

・政府が指定した地域の雇用主から指名を受けている。
・ビザ申請時の年齢が45歳以下である。
・必要な資格や免許を持っている。 ※雇用主から指定があった場合のみ
・IELTS、TOEFL iBTといった英語のテストで政府が定めた水準の点数をとっている
※IELTSの各科目の点数が6点以上

永住権ビザ
Skilled Independent visa (subclass 189)
技術独立ビザ。最も一般的なオーストラリアの永住権のビザで、ポイント制。ポイントについては「就労ビザの取得方法」で説明する。なお、職種がオーストラリア政府が定めたSOL(Skilled Occupation List/専門職業リスト)に掲載されていることが大前提となる。45歳以下が対象。

●就労ビザの取得方法

しつこいようだが、オーストラリアで就労ビザを取得するのは難しい。現実的な計画としては、まずオーストラリアで働きたい仕事を決め、日本でその仕事に就職して2年以上の経験を積み、IELTSのスコアを取り、オーストラリアの大学または専門学校に入学し、在学中にインターンシップ制度などを利用し、卒業後オーストラリアで就職できるようにする、というものになるだろう。そうすれば、ビザのスポンサーとなってくれる企業が見つかる可能性も高くなる。

永住権を取得したい場合はポイント制になるので、いかにポイントを稼ぐかが重要になる。60P以上で永住権を申請できることになってはいるが、60Pを超える人が多くなってきたため、実際には70P以上取得しないと永住権を得るのは難しいと言われている。

ポイントの配分を一部紹介する。見ての通り、オーストラリアでは学歴と職歴が絶対条件となっている。また、年齢ごとにポイントが異なる。18〜29歳は30P、30〜34歳は25P、35〜39歳は20P、40〜44歳は15P。

・オーストラリアで専門的な資格を取得していることが要求される職業(ゼネラル・マネジャー、IT マネジャー、エンジニア、コンピューター関連専門家、調理師、翻訳家、医療関係者、教師など)に従事している。⇒60P
・オーストラリアの大学、またはそれに準ずる教育機関での博士課程を終了している。⇒20P
・オーストラリアの大学、またはそれに準ずる教育機関での学士過程を終了している。⇒15P
・オーストラリアでディプロマ、もしくは職業の資格を終了している。⇒10P
・オーストラリアが指定している職業査定機関によって認められている賞や資格を取得している。⇒10P
・IELTSの各科目の点数が6点以上である。⇒20P
など

オーストラリアでの暮らし


オーストラリアは賃金も高いが物価も高い。家賃も上昇傾向にあり、都市部で一人暮らしをしようと思うと週320AUD(約25,000円)〜、月1,280AUD(約10万円)〜はかかる。水道光熱費やインターネット代が家賃に含まれていることもあるので、家探しの際には気にかけてみよう。

オーストラリアで日本人が多い地域はシドニー、ゴールドコースト、ブリスベン、ケアンズ、メルボルン、パースである。例えばメルボルンで1ヶ月過ごすと、生活費はこれくらいかかる。正社員になることができれば、じゅうぶん暮らしていけるだろう。

メルボルンで一人暮らしをした場合

出費項目 金額例
家賃(水道光熱費、インターネット代込み) 1,280AUD(約10万円)
交通費 150AUD(約1,200円)
携帯代 30AUD(約2,300円)
食費(外食込み) 300AUD(約23,000円)
日用品代 30AUD(約2,300円)

合計1,790AUD(約128,800円)

オーストラリアはフレンドリーな人が多く、職場でもプライベートでも穏やかで充実した日々が送れるだろう。オーストラリアならではの広大な自然や、おしゃれで便利なショッピングセンターでの買い物をぜひ楽しんでほしい。しかし、日本と比べて治安が悪い地域があるのも事実だ。家賃が相場より安い場所などは特に注意が必要になることを忘れないでほしい。

オーストラリアで働くことに興味があるのであれば、まずどのような案件があるかを確認しよう

ここまでオーストラリアでの仕事の見つけ方について説明してきたが、希望通りにオーストラリアで働くことができるかどうかは、結局のところ求人案件次第である。オーストラリアで働くことに少しでも興味があるのなら、ひとまず海外の求人案件に強いサイトに登録して、自分の経歴や志向に合わせた案件を紹介してもらおう。エリアや職種、給与水準がある程度分かるようになれば、いっそう具体的にオーストラリアでの働き方や実際の生活がイメージできるはずだ。

当然ながら、日本での求人に比べて海外求人案件は少ない。くわえて、求人サイト内で非公開となっているものも多い。なのでまずは複数サイトに登録し、それぞれのサイトの非公開求人を見てみることから始めよう。

海外の求人案件に強く、日本に拠点がある主な求人サイト・エージェントは以下の通り。

①JAC Recruitment

JACのウェブサイト

<サイトの特徴>
1975年イギリスで創業、コンサルタントの人数は約550名、業界最大規模の転職エージェント。世界10ヵ国で日系企業、外資系企業、各国のローカル企業などに対し人材紹介事業を幅広く展開している。スタッフレベルのポジション以上、年収500万円以上のスペシャリスト、マネジメント層、グローバル人材に向けた求人に特化していることが特徴。日系企業や日本法人のある外資系企業の、海外勤務案件や海外駐在案件が得意。

国名から求人情報を検索することもできる。各国のコンサルタントの知識とスキルが高く、利用者からの評判は極めて高い。

<サイトの利用方法>
まずは会員登録をして求人情報を探す。国ごとに求人情報を検索できるので、海外で勤務したい場合は国名から選ぼう。外資系企業やグローバルな人材を求めている企業の求人情報も豊富なので、語学力を活かしたい人や駐在員を目指している人は、コンサルタントにそのように伝えること。

自分の希望とマッチした求人情報が見つかったら、履歴書添削や面接対策、スケジュール調整などのサポートを受けながら採用選考を受けることになる。

JAC Recruitmentの公式サイトはこちら

②ロバート・ウォルターズ

ロバートウォルタースのウェブサイト

<サイトの特徴>
1985年にイギリスで設立された人材紹介会社。2000年には東京オフィス、2007年には大阪オフィスが設立され、現在では世界30ヶ国の主要都市にオフィスを構えている。キャリアアドバイザーは全員バイリンガル、中には外国人もいるので、転職活動をしながら語学力を磨くこともできる。

外資系企業、日系のグローバル企業の求人情報に強く、またスタッフレベル以上、年収500万円以上の高収入所得者に向けた求人情報が多いので、優れた職歴やスキルを持つ人材には特におすすめだ。履歴書の添削や面接の受け方の指導など、アフターフォローも充実している。登録した情報を元に、スカウトメールが届くこともある。

<サイトの利用方法>
外資系企業や日系のグローバル企業の求人情報が豊富なので、語学力やスキルを活かしてそういった企業に務めたい場合は、希望する職種や給与を元に求人情報を検索しよう。海外での就職を目指す場合は最初に会員登録をして、海外で働きたいことや希望の勤務地などをキャリアアドバイザーに伝えよう。勤務地が海外の求人情報は少ないので、各国の求人情報について熟知しているキャリアアドバイザーにまずは相談しよう。

ロバート・ウォルターズの公式サイトはこちら

その他の国の働き方