日本は世界有数の安全な国だ。海外では日本と比べ、強盗や詐欺、性犯罪や殺人等、様々な犯罪の発生件数が多く、巻き込まれる可能性が高い。海外で生活する日本人が体験した、危険な出来事をお伝えするシリーズ第一弾はアフリカ・コートジボワール在住者のリポート。

第二弾:フランス・パリで車を盗まれた!スリ・強盗の実体験談と旅行者へのアドバイス
第三弾:合法非合法問わず銃所持者多数!?ブラジルの危険情報を在住者がリポート

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今日は平和でも明日は…

(現地在住ライター Sanogo Miyu

アフリカ大陸に日本より安全な国はないと言っても過言ではない。「今日は平和でも明日はわからない」のがアフリカである。

在住を決意した時から治安の悪さや内戦は想定内であったのだが、私は実際に2011年の内戦を経験している。全域退避勧告が発出され、夫を残して退避するべきか否か悩んでいる間に事態はどんどん急変していくのだ。日常で銃声や迫撃砲の音が聞こえるのは当たり前、外出もできず外国人である私はベランダにさえ出ない日々が続いた。

物価が高騰しバゲット1本の為に小競り合いが起こり略奪や強盗も増える。武器が流出され町中に民兵が増え隣人が敵か味方かさえわからないような生活を強いられるのだ。内戦の終結を迎えるきっかけとなった空爆の時は本気で死を覚悟した。内戦後の都市アビジャンは屍体の山、ハエはいつもより増えた。

2016年現在の復興が信じられないが、未だに一般犯罪は軽減されず強盗(傷害・殺人)は日常茶飯事、新聞などに載るのは氷山の一角なのだ。旅行者には一見平和そうに見えてもいつどこで過激なデモやクーデタが起こるかわからないのがアフリカだという事を決して忘れないでほしい。

「アフリカは治安が悪そう」は事実

(HowTravel編集部)
%e5%8d%b1%e9%99%ba%e5%ba%a6hanrei_l(出典:外務省 海外安全ホームページ)
アフリカは治安が悪いというイメージを持つ人も多いのではないだろうか。上の地図は外務省が公表している海外安全情報から転載したものだ。明らかにアフリカ大陸とその周辺に危険度が高い国が集中していることがわかる。もちろん、アフリカにも比較的治安の良い国は存在するが、地域全体として比較した場合に「アフリカは治安が悪そう」というイメージは正しい。

体験談にある内戦は極端な例であると思うかもしれないが、2016年10月現在でもスーダン、ソマリア、中央アフリカなどでは停戦を挟みつつも内戦が続いている。またその他にも、ボコハラムの拠点であるナイジェリアやテロの頻発するエジプトなど、小規模な武装勢力を抱える国は多数あり、命に関わる危険度の高い国も少なくない。アフリカに出張する際や旅行する際はしっかりと調査・準備して安全を確保して欲しい。