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子供連れでも欧州旅行を楽しむために

(現地在住ライター バックリー佳菜子

欧州では日本と比べ生まれたばかりの子供でもどんどん外出に連れていく習慣があり、また欧州各都市を結ぶLCCの便数が豊富なため子供連れで欧州内の様々な国を気軽に旅行できる。そのため筆者も去年から現在にかけて0歳児の長女を連れて欧州数か国を旅行したが、その経験をもとに子供連れで旅行する際に気を付けたい点を紹介したい。

ベビーカーの使用を禁止するエレベーターの看板
(fred goldstein /Shutterstock.com)
まずは、乳母車・バギーに関してである。幼い子供は観光でやはり歩き疲れてしまうのでバギーがあると便利だが、ロンドンなどの大都市であってもエレベーターが設置されていない駅もあるため、どの駅なら移動しやすいかあらかじめ確認しておくことをお勧めする。また欧州各都市は石畳の道が多いため路面がガタガタしており、日本で人気がある軽く持ち運びがしやすいタイプのバギーだとかなり揺れるということを頭に入れておいて頂きたい。自分で歩ける幼児以降の子供連れの場合でも、歩きやすい履き慣れた靴を履かせたほうがいいだろう。

レストランで食事をする赤ちゃん
(Chubykin Arkady /Shutterstock.com)
次にレストランやバーでの注意点である。日本と違いレストランやバーなどでも店内は禁煙になっているため子供連れで入店は可能であるが、夜遅い時間は入店を断られることもある。夕食の時間は早めに考えておくといいだろう。ただスペインやフランスなど夕食を遅い時間に食べる習慣のある国ではレストランの夜の営業時間が遅いことが多いのであらかじめレストランのレビューサイトなどを見て営業時間を確認しておくことをお勧めする。ただ欧州のどの国でも大都市(パリなど)を除けば基本的子供連れには親切なことが多く、子供用メニューがなくとも、頼めば子供用の料理を提供してくれる所が多いので、一度相談してみるといいだろう。イギリスではほとんどのレストランで子供用のハイチェアを貸してくれるが、国によっては全く準備がない国もある(スペインなど)。

オムツ変え台も国によってかなり差があるので注意が必要である。イギリスではほとんどのトイレにオムツ変え台が設置されているが(女性トイレだけではなく男性トイレにもある場合が多い)フランスやスペインでは30%ほどしか見かけなかった。現地の人々も公園のベンチなどでオムツ変えをしてる姿を見かけたので、オムツ変えの際下にしくマットなどを用意しておくといいだろう。



ホテルのベビーベッド
(Marko Poplasen /Shutterstock.com)
最後に子供連れでの宿泊に関してであるが、日本以上にベビーベッドの用意があるホテルやファミリールームをそろえたホテルが多というのが印象である。またホテル以外に短期アパートに泊まるというのもお薦めである。複数の部屋があると人数が多いファミリー層でも格安で泊まることができ、またキッチンが付いているので好きな時間に食事ができるという利点がある。