(現地在住ライター バックリー佳菜子

イギリス人の夫と結婚して6年になる筆者がイギリスで国際結婚する際の習慣の違いや注意点を紹介する。

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目次

挨拶時の注意

まずイギリスではCivil Partnershipと呼ばれる事実婚もかなり一般的なように、結婚前にすでに同棲していてそれから結婚するカップルが多い。そのため婚約する前からすでに両家の家族とは何度も顔を合わせている状態から婚約・結婚へという流れになるため、日本のように正式に結婚を申し込むあいさつという習慣はない。

筆者も週末に夫の両親の家に遊びに行った際、ディナーを食べながら、結婚するつもりであることを話しただけで、すぐ結婚式の具体的な計画の話し合いになり、6か月後に結婚式という運びとなった。

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結婚式

次に実際の結婚式である。イギリスでは基本的には登記官による結婚の登記ができる場所であればどこでも式を挙げられるが、外国人である日本人がイギリス人と結婚する際、宗教の違いなどから教会で式を挙げるのが難しい場合もあるので注意が必要だ。またイギリスではご祝儀を渡す習慣がないため、費用はすべて結婚するカップルが負担し、教会の結婚式などはかなり高額になる場合がある。

筆者もクリスチャンではないので、教会ではなく当時住んでいた地域の登記所で結婚式を挙げた。登記所での結婚式は比較的費用が安いという利点がある反面、すべての準備を自分達で行わなければならない。式典で流す音楽の準備やブーケの準備、当日のカメラマンなどもすべて自分で手配をしないといけないので早めのリサーチと予約が必要となる。

イギリスに住むに当たって

最後にやはり気になるビザに関してである。日本人がイギリスで結婚するためには、結婚する時に合法的にイギリスに滞在していることが必要で、どのビザを申請するべきかはケースバイケースである。

筆者は当時就労ビザを取得していたので、結婚式を挙げるためにビザを取る必要がなかったが、結婚式後に定住するかしないかによってビザの種類が変わったり、様々なルールが変わってくるので、時間的に余裕をもってリサーチと準備をすることをお薦めする。

イギリスへの移住・ビザの取得方法についてはこちらの記事でご紹介