色白、茶髪、青い目、高い鼻等、白人を中心に形成されてきた美的感覚への憧れを持つ日本人は多く、日本人の中には一定の欧米へのコンプレックスが存在する。欧米で流行ったファッションや食べ物が日本で爆発的に人気が出るのもその表れと言えるかもしれない。海外でも他国に対するコンプレックスというのはあるのだろうか。この記事では、お隣韓国のコンプレックス事情について韓国現地在住ライターがリポートする。

※この記事中では「コンプレックス」という言葉を「インフェリオリティーコンプレックス(劣等感)」の意味で用いている

スポンサーリンク

韓国人が一番コンプレックス感じている国、それは日本

(現地在住ライター キム・ヒョンジ

その昔、韓国でマジンガーZと言うアニメが、一世を風靡した。その主題歌は、日本のものと同じで歌詞が韓国語に変わっているだけだった。その元気が有る歌は、運動会やスポーツ競技の際に応援歌として、多くの人々に歌われるほど人気が有った。そして、そのアニメは韓国の物だと誰もが思っていた。それが、日本のアニメだと分かり、応援歌として誰も歌わなくなった。

しかも、それだけでは無く皆が感動したフランダース犬やキャンディ・キャンディ等の人気アニメが、全て日本の物だった。アニメだけでは無かった、普段食べていたスナック菓子も日本の模倣品ばかりだったのだ。これは、反日教育を受けて来た子供たちにとって大きなショックだった。この頃から、日本に対して少なからずコンプレックスを感じる人々が増えて来た。

そして、直近の出来事では、リオオリンピックで、メダル獲得数で日本に負けた(日本のメダルは41個で韓国は21個)。オリンピックの結果を、対日視点で論ずる報道に違和感を覚えるが、日本政府がスポーツ振興にどれだけ予算を割いているのか等を紹介し、我が国も改善すべしと報道していたのだ。このように何かにつけ日本と比較をする事が多い。

極め付けは、ノーベル賞だ。毎年この時期になると、韓国中が嘆きの報道で一杯になる。日本は毎年のように受賞者を出すのに、韓国では候補者すら出ないのか、韓国政府は何をしているのだと始まり、日本政府の取り組みや、各研究施設の取り組みを紹介したりする(日本の受賞者は24人、韓国は1人)。普段、勇ましい反日報道をしているマスメディアが、コンプレックス丸出しになるのだ。

お互い意識しあう日韓関係

(HowTravel編集部)

韓国が日本を強く意識していることは現地ライターからのリポートにある通りだ。一方で、日本の報道機関もまた、やたらと日本と韓国を比較する。サッカー、野球、フィギュアスケートと、スポーツにおける日韓戦についての報道は過熱気味に伝えられ、「日本の永遠のライバル韓国」というようなフレーズを何度も聞いたことがあるという人も多いはずだ。また、韓国系の国連事務総長や世界銀行総裁が誕生したニュースは日本でも大々的に伝えられ、就任後も話題に事欠かない一方で、同じく国際的に重要な機関であるIMFの理事がどこの国の人間かを答えられる日本人は少ないだろう。

日本人が韓国人に対してコンプレックス抱いているというと否定されるかもしれないが、韓国の話題がいちいち気になるという人は多いのではないだろうか。コンプレックスがいがみ合いを引き起こすことにならず、よきライバル関係として両国が発展することが望まれる。