海外旅行用スーツケースの選び方

スーツケース売り場

2017/10/10 更新

海外旅行に行く際に持っていくスーツケースの正しい選び方を知っているだろうか? スーツケースは海外旅行と密接に結びつくもの。大切な荷物を入れて、一緒に旅を重ねるパートナーだ。一概にスーツケースと言っても色々な種類があって、利用するシーンによって適している素材やメーカー、大きさなどが異なる。正しい知識をつけて、自分にとって最適なスーツケースと出会って頂けたら嬉しい。

■目次
①お勧めスーツケース15選
②スーツケースの種類、サイズ
 -種類 ハードスーツケースとソフトスーツケース
 -サイズ
③大きさ選びの際の注意点
 -機内持ち込み可能サイズ
④スーツケースの選び方
 -旅のスタイルから選ぶ
 -旅行の日数から選ぶ
 -キャスターで選ぶ
 -素材で選ぶ
 -TASロック機能は必ず確認
⑤おすすめのスーツケースのブランド
 -サムソナイト
 -アメリカンツーリスター
 -THE NORTH FACE(ノースフェイス)
 -TUMI(トゥミ)
 -イーグルクリーク
 -ヒデオワカマツ
 -リモワ
 -吉田カバン(ポーター、ラゲッジレーベル)
 -カリマー
⑥スーツケースの周辺グッズ
 -スーツケースベルト
 -ネームタグ
 -ステッカー
⑦終わりに

①お勧めスーツケース15選

スーツケースにはたくさんの種類がある。その中でも、おすすめのスーツケースを厳選してご紹介。今回は特に、価格が比較的安いものの中から質の良いスーツケースを厳選して紹介する。どれもコストパフォーマンスに優れた優秀なスーツケースで、長く愛用出来るはずだ。

スーツケースの選び方が分からない方は、スーツケースの知識を先につけておくことをお勧めする。スーツケース選びに役立つ知識はこちらから





  • (ファーストドア) 1STDOOR 超軽量スーツケース TSAロック付

    コスパのよいお勧めのスーツケース。色も5色から選べて女性からの人気が高い。材質はABS樹脂だが、薄く作られているのでとても軽い。耐久性は高くないが、そこまで長く使う予定のない場合、好みの色があれば購入して損はない質の高いスーツケースだ。

    ABS樹脂についてはこちらから

  • お勧めポイント
    ☑ 軽いので持ち運びが楽
    ☑ キャスターの作りは値段以上の質で、スムーズに動いてくれる
    ☑ 色のバリエーションが豊富なので、自分の好みのデザインを選べる
    ☑ 総じてコスパが優秀

    価格
    3980円-6480円

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  • (ビータス) Beatas スーツケース TSAロック 軽量 アルミフレーム ビータス BH-F1000 【一年修理保証】SUITCASE

    この価格帯では最高峰の強度で安心のハードスーツケースだ。素材はABS樹脂+ポリカーボネートで軽く頑丈。フレームには更に強度の強いアルミニウムを使用している。また、なんといっても最大の特徴はキャスター。48ミリメートルの大型キャスターで、移動もスムーズ、強度もしっかりしている。この価格帯では強度と軽さ両面で見て最高レベルの質といえる。おすすめのスーツケースだ。

    ABS樹脂+ポリカーボネートについてはこちらから

  • お勧めポイント
    ☑ 48ミリメートルの大型キャスターで、移動がスムーズ、壊れにくい
    ☑ フレームにアルミニウムを利用しているので頑丈!
    ☑ ポリカーボネートが使用されており、軽量なのに強度もしっかり出している
    ☑ 1年間保証付きで安心

    価格
    9720円-1万1880円

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  • サムソナイト SAMSONITE スーツケース アスフィア スピナー55 39L 2.4kg 機内持込可 保証付

    名門サムソナイトの機内持ち込み可能サイズのソフトスーツケース。高い質、気品ある外観はさすがサムソナイトといったところ。細部にまでこだわった設計に感動すら覚える。キャスターのスムーズさ頑丈さは申し分なし。ソフトスーツケースなので重量も軽く、扱いやすい。容量は39リットル入るので、3泊程度の旅であればこれ一つで行けるのも嬉しい。非常に質が高く使い勝手が良いことを考えれば、多少値ははるがコストパフォーマンスが良いスーツケースと言える。

  • お勧めポイント
    ☑ 名門サムソナイトで、安心の高品質
    ☑ 軽量で扱いやすく、どんなシーンでも重宝する
    ☑ 機内持ち込み可能なサイズで最大級の容量39リットルを実現している

    価格
    1万9000円-2万9160円
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  • FIELDOOR スーツケース TSAロック搭載 軽量 容量拡張機能付 アルミフレーム 鏡面ヘアライン仕上げ

    ポリカーボネート素材を使った軽くて丈夫なハードスーツケースだ。ポリカーボネート素材のスーツケースをこの安さで購入できるのは驚き。シンプルで使いやすいスーツケースといえる。

  • お勧めポイント
    ☑ ポリカーボネート素材を使用しており、軽い
    ☑ 傷が目立ちにくいデザイン
    ☑ ファスナーを開くとマチ幅が高くなるので、お土産を買いすぎても詰め込むのが簡単

    価格
    6500円-7900円

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  • 【SUCCESS サクセス】スーツケース3サイズ(大型・ジャスト型・中型)TSAロック搭載 超軽量 レグノライト2016~ ミラー加工 キャリーバッグ

    直径50ミリメートルの大きなキャスターを搭載した4輪のハードスーツケース。このキャスターのおかげで多少の凸凹道はへっちゃら。スイスイ移動できるのは嬉しいところ。ポリカーボネート素材とABS樹脂配合で作られたボディは軽量で丈夫。容量もたくさん入るので、移動の多い長旅をする予定のある方に特におすすめだ。

  • お勧めポイント
    ☑ 直径50ミリメートルの大きなキャスターで、移動が快適
    ☑ ファスナー型の大容量。マチ幅を調整できるファスナー付き
    ☑ 1万円以内で買えるスーツケースとしてはとても質が高い

    価格
    7980円-9580円

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  • クロース(Kroeus)スーツケース


    ボディ部分はポリカーボネートとABS素材を使っており丈夫。また、持ち手にはアルミニウムを使用しているのでがっしりしており安心感がある。また。最も壊れやすいキャスター部分はポリウレタンで保護しており、価格に比べとてもしっかりと作られている。質高く長く使えるコスパのいいおすすめのハードスーツケースだ。

  • お勧めポイント
    ☑ ポリカーボネートとABS素材の合成で丈夫なボディ
    ☑ キャスターをポリウレタンでしっかり保護
    ☑ 高級スーツケースブランド「リモワ」を思わせる高級感あふれる外見

    価格
    1万1000円-1万6000 円程

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  • (アメリカンツーリスター) AMERICAN TOURISTERスーツケース アローナライト スピナー55


    アメリカンツーリスターは、有名スーツケースブランド「サムソナイト」の系列ブランドだ。サムソナイトに比べ安価なものが多く買いやすい。安価ではあるものの、その質はさすがの高品質でブランドの維持を感じることができる。今回紹介しているスーツケースはアメリカンツーリスターの中でも一番オーソドックスなハードスーツケースだ。ポリカーボネートとABS素材をボディに使用しており頑丈。気になったらアメリカンツーリスターの他の商品も調べて見ると良いだろう。

  • お勧めポイント
    ☑ サムソナイト傘下のブランドで安心
    ☑ サムソナイトよりも安価に購入できる

    価格
    1万8000円-2万5000円程

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  • THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス) ROLLING THUNDER 22


    アウトドア関連用品を広く扱う、ご存知「THE NORTH FACE」のキャリーバッグだ。水濡れや汚れに強い素材(1000デニールポリエステルTPEファブリックラミネート)を使って作られており、とても丈夫。キャスターは2輪で動作はスムーズ、強度も高い。アウトドア用品開発で培われた技術がふんだんに盛り込まれたスーツケースだ。

  • お勧めポイント
    ☑ アウトドアブランドならではの丈夫な製品
    ☑ クールな外見

    価格
    2万8000円-3万5000円程

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  • TUMI トゥミ Vapor Lite Short Trip Packing Case


    TUMIは1975年にアメリカで誕生した鞄ブランド。創立以来、バッグやスーツケースの技術を磨いてきた。現在では主に北米及びヨーロッパで人気のブランドだ。日本は未上陸。利用者のニーズを満たす高品質な製品を提供しており、素材や構造など様々な面で自社開発の技術が多い。一度手にとってみては如何だろうか。

  • お勧めポイント
    ☑ かゆいところに手が届く高品質製品
    ☑ ユニークな自社開発技術を使用して、他にはない商品を提供

    価格
    4万4000円-5万円程

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  • (イーグルクリーク) Eagle Creek EC16ギアウォーリアー 29


    アウトドア用品を開発している世界的ブランド「イーグルクリーク」によるキャリーケースだ。アウトドアに持っていかれることを想定して作られており、大変丈夫だ。ヘルメットを固定できるゴムバンドがついていたり、凸凹道でも問題ない大きなキャスターを搭載していたりと、どんな環境でも使い続けられる。

  • お勧めポイント
    ☑ 大きくて丈夫な車輪で悪路でもへっちゃら
    ☑ 収納箇所が複数あり荷物の仕分けがし易い
    ☑ メインとなる収納場所が深く広い

    価格
    2万8000円-3万7000円程

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  • (ヒデオワカマツ) HIDEO WAKAMATSU スーツケース マックスキャビン2


    医療用の救急ストレッチャー等に使われるキャスター構造を利用した、丈夫で快適な動作を実現するキャスターを搭載しているスーツケースだ。静音技術にもこだわっており、タイヤの素材やキャスター内部で使用する素材などを工夫することで驚きの静音性を実現している。キャスターの快適さを求める人におすすめのスーツケースだ。

  • お勧めポイント
    ☑ 優れたデザイン性
    ☑ キャスター部分が強力&快適で壊れにくい

    価格
    1万5000円-1万7000円程

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  • (リモワ)RIMOWA サルサエアー


    ご存知、ドイツの超有名高級スーツケースブランド「リモア」のポリカーボネートを使用したスーツケースだ。リモアといえばアルミニウムを使用した高級感ただようスーツケースを思い浮かべる人も多いが、ポリカーボネート素材のスーツケースもさすがの質で安心して利用することができる。また、ポリカーボネート素材のスーツケースのほうが安価に購入できるのも利点だ。

  • お勧めポイント
    ☑ リモア品質で安心
    ☑ アルミニウムに比べて安価に購入できる
    ☑ ポリカーボネート素材利用で、軽くて丈夫

    価格
    6万3000円程

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  • (ラゲッジレーベル) LUGGAGE LABEL TREK トレック キャリーバッグ


    吉田カバンの人気ブランド「ラゲッジレーベル」のキャリーバッグだ。2輪タイプのソフトキャリーバッグで、年代や性別を限らずに誰でも気持ちよく使えるデザインになっている。吉田カバンの国産主義はキャリーバックに関しても貫かれており、高い質と日本人が使いやすいフォルム、構造になっている。

  • お勧めポイント
    ☑ 国産商品で安定の高品質
    ☑ 充実のサポートで壊れても修理可

    価格
    6万3000円程

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  • (カリマー) karrimor airport pro 40 キャリーバッグ エアポート プロ


    有名アウトドアブランド「カリマー」のキャリーケース。大きくて頑丈な車輪(2輪)でどんな悪路でもへっちゃら。また、道が汚れていたり、坂道が続くような場所ではリュックとしても使える2way仕様が嬉しい。その他、フロントポケットを取り外して小さなリュックとして利用できる機能や、荷物を分類できるファスナーなど、使い勝手も最高のおすすめキャリーバックだ。

  • お勧めポイント
    ☑ 多機能でシーンを選ばず使える
    ☑ キャリーバッグとしてもリュックとしても使える2waysタイプ

    価格
    3万3000円程

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  • (ソロ・ツーリスト) solo-tourist キャリーバッグ アブロードキャリー43


    ソロ・ツーリストによる、キャリーバックとリュックの両方で利用できる2waysバッグだ。特徴は、リュックの背負いやすさだ。バックの背面は分厚いスポンジで衝撃を吸収してくれる他、通気性の良いメッシュ加工、状態を安定させる大きなウェストベルトとチェストベルトが付いている。キャスターを使えない草むらや砂漠地帯、泥道などが想定される場合、おすすめのバッグとなる。

  • お勧めポイント
    ☑ 背負いやすさを追求した設計
    ☑ キャリーバッグとしてもリュックとしても使える2waysタイプ

    価格
    2万円程

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    ②スーツケースの種類、サイズ

    スーツケースと一概に言っても、様々な種類とサイズがある。それぞれ一長一短があるので、自分の利用シーンや望んでいる性能を考えて選ぶ必要があるだろう。

    種類

    スーツケースには大きく分けると2つの種類、ハードスーツケースとソフトスーツケースが存在する。日本人はハードスーツケースが多いが、それぞれの特徴を知って自分の旅行スタイルに合った方を選ぼう。

    ハードスーツケース
    ハードスーツケースは、頑丈さが売りだ。スーツケースは特に海外の空港では予想外に乱暴に扱われてしまう。せっかくスーツケースを買ったのに、すぐに壊れてしまう、ということもしばしば。ハードタイプのスーツケースなら頑丈なので、余り壊れる心配はないだろう。一つのスーツケースを長く使いたい人はハードスーツケースが適している。

    ハードスーツケースを購入する時に特に注意したいのは、重さ。一都市滞在型の旅行等、ホテルに荷物を預けて遊ぶのであればあまり問題にはならないが、複数の都市を回ったり、スーツケースを持っての移動が多い旅行を考えている場合、重いハードスーツケースは適さない。ソフトスーツケースやバックパックの購入、もしくは軽い素材を使ったハードスーツケースを見つけて購入すると良いだろう。

    ソフトスーツケース
    海外の方はソフトスーツケースをお持ちの方が比較的多い。ソフトスーツケースは、柔らかい素材なので容量以上に荷物をたくさん入れることが出来る。また、ハードスーツケースに比べて軽いのも大きな利点。荷物を持っての移動時間が長い旅行をする場合、ソフトスーツケースのほうが望ましい場合がある。デザインのかわいいものがあるも嬉しいところ。

    ソフトスーツケースを購入する時に特に注意したいのは素材。あまり価格の安いものだと、すぐに壊れてしまったり、雨がすぐ染みこんでしまうものもある。




    はっきりした旅行のスタイルをお持ちでない方は、軽さを求めるか頑丈さを求めるか、でどちらが良さそうか決めると良いだろう。メーカーによっても性能が大きく異なるので、どちらとは決めずに他の要素で決めるのでも問題ない。

    サイズ

    スーツケースのサイズ選びは比較的簡単だ。自分が旅をする日数に合わせて選べばほとんど問題ない。

    Sサイズ -35リットル
    1泊-2泊の旅の場合、35リットル以下のスーツケースで問題ないはず。韓国や台湾などに遊びに行って、たくさんお土産を買うつもりの人は、1サイズ上のスーツケースも検討しても良いだろう。

    Mサイズ 36-50リットル
    3泊-4泊の旅の場合、50リットル以下のスーツケースを選ぼう。男性で暑い国(薄着で要られる国)に行く場合、50リットルだとかなり余裕が出来る量だ。

    Lサイズ 51-80リットル
    1週間程度の旅行の場合、50-80リットルは欲しいところ。一週間洗濯なしで過ごせる量の洋服は持っていける。

    LLサイズ 81リットル-
    1週間を超えて長期滞在する場合、80リットル以上のスーツケースが選択肢に入ってくる。ただし、洋服は1週間分のみ持って行き洗濯するようにすれば、そこまで大きなサイズにする必要はない。80リットルを超えるスーツケースを空港でもあまり見かけないのはこのためだ。

    ③大きさ選びの際の注意点

    飛行機には重量制限がある。航空会社によって制限重量は異なるが、規定重量を超えていると、超過料金を取られてしまう。超過料金が気になる方は、利用する航空会社の重量制限を調べて荷物の量をコントロールしよう。

    逆にある程度サイズが小さいと、機内に持ち込める。荷物を預けると乱暴に扱われてしまい、スーツケースが破損したり、中に入っているものが壊れたりする可能性があるので、これらのトラブルを避けたい場合は、機内に持ち込めるサイズのスーツケースを持っておくと重宝するだろう。

    機内持ち込み基準

    3辺(縦、横、高さ)の合計が115センチメートル以下で、重量が10キログラム以下のスーツケースは機内に持ち込む事ができる。航空会社によって若干の差はあるが、多くの航空会社が採用している基準なので、今後様々な航空会社を利用することも考えて、一つの基準として覚えておこう。

    ④スーツケースの選び方

    スーツケース選びは、様々な条件から多角的に慎重に行う必要がある。自分の旅のスタイルをしっかり考えて、自分に合ったスーツケースを選ぼう。

    旅のスタイル

    ツアーやリゾート地での滞在など、一都市のみの滞在で荷物を自分で移動させる機会の少ない旅行と、複数都市を巡り自分たちで荷物を運ぶ機会の多い旅行とで、適したスーツケースは異なる。

    一都市滞在型
    ホテルも変えず、一つの場所にじっくり滞在するリゾートタイプの旅行の場合、旅行の日数やお土産の量、好みのデザインなどから購入するスーツケースを決めよう。少し大きめで頑丈なハードスーツケースがお勧め。

    複数都市滞在型
    アクティブに移動する旅行の場合は、スーツケースの軽さを意識するようにしよう。また、キャスター部分の滑らかさや丈夫さを必ずチェックするようにしよう。スーツケースで最も壊れやすい部分であるキャスターは、複数都市滞在型の移動が多い旅行の場合、みるみるうちにすり減っていく。移動が多い人にお勧めのスーツケースは、少し小さめのソフトスーツケースで、キャスターが大きくて丈夫なものだ。

    旅行の日数

    日数によって、以下の様な容量が目安になる。


    ・1泊-2泊は-35リットル
    ・3泊-4泊は36-50リットル
    ・1週間程度は51-80リットル
    ・1週間を超えて長期滞在は81リットル-


    ただし、1週間を超える場合は、洋服は選択するのを前提として、数日分の洋服だけ持っていくケースが多い。当然、リットルによってスーツケースの値段は変わってくる。また、必要以上に大きいスーツケースを買ってしまうと、スーツケースの中に隙間が出来てしまい、中の荷物が移動してしまうので、荷物が壊れてしまうことがある。自分の旅にあった大きさを意識しよう。

    キャスターの数

    キャスターは、スーツケースで最も壊れやすい部分と言われている。ヨーロッパの石畳や、舗装されていない砂利道などでスーツケースを走らせると、あっという間にキャスター部分が擦れて行く。元々の作りが丈夫でないと、すぐにキャスターが壊れてしまい、スーツケースを移動させるのに一苦労、といった事態になることがある。逆に言えば、キャスターさえ壊れなければ、スーツケースは滅多なことでは壊れないので、長く使い続けることが出来るだろう。

    キャスターは一般的に4輪よりも2輪の方が丈夫だと言われている。比較すると、2輪の方が4輪よりもキャスターが大きいことが多く、この評価は間違ってはいない。しかし、メーカーによる品質の差がとても大きいので、「2輪だから大丈夫」というわけでもないので注意が必要だ。

    キャスターの性能は、スーツケースの利便性に大きく影響してくる。凄く重い荷物だとしても、キャスターさえしっかりしていれば、移動はさほど大変ではないし、荷物が少なくてもキャスターの性能が悪ければ移動に苦労する。キャスターはスーツケース選びの最重要ポイントの一つといえるので、慎重に検討したいところだ。

    素材

    スーツケースは以下の6種類の素材が使われていることが多い。


    ■ソフトスーツケース
    ・ナイロン(布製)
    ・EVA(布製)
    ■ハードスーツケース
    ・ABS樹脂(強化プラスチック)
    ・ポリカーボネート100%(強化プラスチック)
    ・ポリカーボネート+ABS(強化プラスチック)
    ・アルミニウム(ジュラルミン)


    素材によって性能が異なるし、応じて価格も異なる。また、高級メーカーの場合、自社で独自の素材を開発しているところもあるのだが、大凡この6つなので、それぞれどのような特徴があるのか見ていこう。


    ナイロン(布製)
    安価なソフトスーツケースでよく使われている素材だ。強度は弱いが、値段は抑えられる。急ぎでスーツケースが必要な方で、使い捨て感覚で購入したい人は選んでみると良いだろう。

    水に弱く、雨が中に染みこみやすいので、撥水スプレーなどをつけておくことをお勧めする。

    EVA(布製)
    EVAとは混合樹脂のことで、丈夫で型くずれしにくくなっている。ナイロンと比べると多少重さを感じるが、それでもハードスーツケースに比べれば軽いので、持ち運びが多い旅であれば有力な選択肢になる。耐久性はハードスーツケースに軍配が上がることが多いのだが、脆すぎるということはなく(メーカーに依るところも大きい)、ほとんど問題を感じないだろう。

    ABS樹脂(強化プラスチック)
    安価なハードスーツケースでよく使われている素材だ。丈夫だが重いので特に女性は注意が必要。

    ポリカーボネート100%(強化プラスチック)
    薄くて軽くて丈夫と、三拍子そろった優秀な素材。価格は高くなるが、質の良いスーツケースを購入することが出来る。ただし、最近は質の低いポリカーボネートも出回っているようなので注意したい。少ししかポリカーボネートを使わず、価格を抑える代わりに耐久性が全く無いスーツケースなどもある。素材を信じきることはせず、周りの評判や実際に触った時の感覚も大切にすると良いだろう。

    ポリカーボネート+ABS(強化プラスチック)
    ポリカーボネートとABS樹脂の合成素材。ポリカーボネート100%より安価に、ABS樹脂よりも丈夫で軽いスーツケースを提供している。ポリカーボネート100%よりも重いが、価格を考えると有力な選択肢になる人も多い素材。また、各社ポリカーボネートとABS樹脂の配分比率を工夫していて、軽さと耐久性のバランスはスーツケースによって様々だ。

    アルミニウム(ジュラルミン)
    スーツケースの王道素材。大切なものを守る鞄といえば、ジュラルミンケースを思い浮かべる人も多いのでは。値段は高くなるが、とても丈夫。ハードスーツケースの縁のみにアルミニウムを使用しているスーツケースなども存在する。

    TASロック

    TASロックは、アメリカに旅行にいく可能性のある方は必ず抑えておきたい機能だ。3.11のテロ以降、空港及び機内のセキュリティーが厳重になったアメリカでは、原則としてスーツケースに鍵をかけたまま預けてはいけない。これは、スーツケースの中に怪しい物が入っている時に、すぐに開けて調べられるようにする目的だ。鍵をかけていると、鍵ごと壊されてしまう。危険なものを持っていなくても、「怪しい」と判断されれば、容赦なく壊されてしまう。

    とはいえ、荷物を他人に預ける際には鍵をかけたいところだ。そこで登場したのがTASロック。TASロックは特別な技術によって、鍵を壊すことなく解錠することが出来きる。(もちろん、素人には無理)ハワイなどアメリカ旅行に行く可能性があれば必須の機能といえるだろう。

    ただし、最近のスーツケースであればほとんどTASロック機能付きなので、そこまで心配する必要はない。購入前に念のため調べる、というくらいで大丈夫だ。

    ⑤おすすめスーツケースのブランド

    スーツケースは、素材や構造などで大きく特徴が異なるが、それと同等かそれ以上に品質を左右しているのがブランドだ。素材や構造をよく理解したとしても、売られている商品の品質を正しく判別できるとは限らない。例えば、軽量で丈夫なポリカーボネート素材といっても、ブランドによっては粗悪なものを使っている場合もあり、すぐに壊れてしまうこともある。ここでは比較的歴史があり信頼ができるスーツケースブランドを紹介する。

    サムソナイト

    世界で最も有名なスーツケースブランドだ。その歴史を紐解くと1910年まで遡ることができる100年以上の歴史を持つ老舗中の老舗である。サムソナイトは元々、アメリカのゴールドラッシュの厳しい旅に耐えうる丈夫なスーツケースを作るという目的で製品を作っていた。そのDNAは今も受け継がれており、サムソナイトの製品には自社で開発した丈夫で高品質な独自素材が使用されている。価格は安いとはいえないが、歴史とユーザーの支持に裏打ちされている質の高さは割安感さえ醸しだすほど。長く愛着を持って、一緒に旅ができるだろう。

    アメリカンツーリスター

    サムソナイトに次ぐ、世界2位のシェアを誇る巨大スーツケースカンパニーだ。現在はサムソナイト傘下に入っている。1933年に生まれた老舗だが、創設当初から「より丈夫で、より機能的で、より美しいデザイン」という理想を掲げながら歴史を重ねてきた。サムソナイトブランドよりも価格が低く、手が届きやすいのも人気の秘密だ。価格が安いといっても高い質であることは変わりなく、世界最高峰のレベルであることは疑いようがない。おすすめのスーツケースブランドだ。

    THE NORTH FACE(ノースフェイス)

    THE NORTH FACEの歩みはそのままアウトドアの発展と同義になる。それほどこのブランドのインパクトは強い。例えば、今世界中の人が使用している丸型のテントは彼らが作ったものだし、ダウンパーカを作ったのもの彼らが最初だ。そんなアウトドア用品の先駆者たるブランドは、キャリーバッグも開発販売している。アウトドア用品開発で培われた技術を使い、丈夫で高品質なバッグになっている。少々手荒く扱った程度ではびくともしない。アクティブな旅行者におすすめのブランドだ。

    TUMI (トゥミ)

    1975年にアメリカで生まれたブランド。ユニークでクールなデザインで知られている。消費者が求めるニーズを独自の視点で切り取り、ユニークで便利な機能を開発するのが得意。素材や機能の研究開発に熱心で、125を超える特許を取得しているほどだ。周りのスーツケースとは一味違う品質を楽しむことができるだろう。また、カスタマーサービスも充実しており、キャスターが壊れるなどのトラブルの際は丁寧に対応してくれる。とことん消費者に向き合ったブランドだとも言える。

    イーグルクリーク

    1972年に誕生したイーグルクリークは、アドベンチャー旅行(冒険旅行)のために最適なバッグを作るという目的で商品開発を始め、今日に至るまでそのコンセプトを維持している。そのコンセプトからも分かる通り、イーグルクリーク製のバッグは大変丈夫で、どんな環境でも快適に旅ができるような仕掛けが多々施されている。また「整理整頓は旅人を幸せにする」というコンセプトも掲げており、いかに簡単にスムーズにパッキングできるか日夜研究を続けており、商品にもその思想が反映されている。アドベンチャー旅行に行くならピッタリのブランドだ。

    ヒデオワカマツ

    フランスのデザインを、日本の質の高いカバンに融合させたブランド。「made in Japan」を掲げ、パリと東京で展開している。特徴はデザインと機能。デザインはHideo Wakamatsu氏による美しいフランスデザイン。機能面では日本の繊細さと技術力の高さを発揮しており、特にキャスター部分の技術では2015年にGoodDesignAwardを獲得するなど高い評価を受けている。

    リモワ

    リモワはスーツケースの王様といって良いだろう。見慣れたシルバーのアルミニウムスーツケースは、リモワがはじめて作り、今日に至るまで最高峰のスーツケースを作り続けている。また、ポリカーボネート素材をスーツケースにはじめて利用したのもリモワだ。価格は高いが、品質は折り紙つき。世界最高峰のスーツケースを手に入れることができる。

    吉田カバン(ポーター、ラゲッジレーベル)

    メイド・イン・ジャパンのブランドで知られている吉田カバンは、キャリーバッグも商品ラインナップに入れている。その他の商品と同様、日本の高い技術を持った職人が一つ一つ丁寧に仕上げている。作りはもちろんしっかりしており、気品も感じることができる。また、吉田カバンの特徴であるカスタマーサポートの充実も嬉しいところだ。壊れてしまったら修理を職人に頼むことができ、長く付きあうことができるだろう。

    カリマー

    1946にイギリスで誕生した老舗ブランド。カリマーという名前は「Carry more」(もっと運べる)に由来している。創業以来、登山家のためのザックを軸として、世界中の冒険家達の冒険を支えてきた。カリマーのキャリーバッグは悪路に強いし、また元来のリュックサックの技術が高いため、リュックとして使用した時の使い心地も抜群だ。

    ⑥スーツケース周辺グッズ

    どのスーツケースを買うか決まったところで、スーツケースをより良くするための周辺グッズを見てみよう。スーツケース単体でも、もちろん旅をすることが出来るが、より快適に安全に旅をするために周辺グッズの購入も検討すると良い。

    スーツケースベルト

  • ベルトには2つの意味がある。一つは、鍵が壊れたり、誤ってスーツケースが開いてしまうのを抑える役目。空港で預けた荷物は存外に扱われてしまうので、鍵が壊れたり、閉まらなくなってしまうことも起こりえる。その際に蓋を閉める役割をしてくれるのだ。もう一つの役割は、目印としてだ。何もつけていないスーツケースは無個性で、どれが自分のスーツケースか見分けられないこともしばしば。そんな時、スーツケースベルトをしていれば、遠目からでもすぐに自分のスーツケースを見つけることが出来る。

    ベルトは非常につけやすいので、毎回つけるのも面倒に感じることはあまりないだろう。

    写真は、おすすめのTASロック対応ベルト。DABADA(ダバダ) スーツケースベルト ダイヤル式 TSAロック付き (レインボー, TSAロックタイプ)

  • ネームタグ

  • ネームタグには、自分のスーツケースが紛失してしまった際の連絡先を書いておき、スーツケースに括りつけておく。航空会社は毎日ものすごい数の荷物を、複数の路線に乗せて運搬している。その中で、稀に誤った場所に荷物を運んでしまうことがある。筆者は実際にロンドンから日本に帰国した際、荷物だけエジプトに行っていたことがあった。私の場合はネームタグをつけていたので、後日無事帰ってきたが、持ち主が分からずにそのまま、というケースも多いそう。ちなみに、航空会社にも依るが、荷物が帰ってこなくても数万円の弁償金しかもらえない。思い出のお土産もお気に入りの洋服も全てなくなるのは避けたいところだろう。ネームタグは必ずつけておくようにしよう。

    ネームタグは個人情報保護のため、詳細な住所は書かず、名前と電話番号、おおよその住所(都市まで等)を記載しておくこと。また、カバーをめくらないと個人情報が見られないタイプのネームタグを購入すると更に安心だ。

    写真はシンプルなネームタグLOCUラゲッジタグ オレンジ

  • ステッカー

    お気に入りのステッカーを貼って、スーツケースをカスタマイズすると、更に愛着が湧いてくる。スーツケースと共に旅を重ね、様々な経験をしていくと、不思議と愛着が出てくるものだ。スーツケースをあなたと一緒に成長させていってみては如何だろうか。

    ⑦終わりに

    スーツケースは一緒に旅をする大切なパートナーです。旅を重ねるごと、様々な経験を経ていく毎に、スーツケースへの愛着が深まっていくだろう。スーツケースについた汚れなどは、色々な思い出を呼び起こしてくれるものだ。広い世界を一緒に見に行くパートナーとして、長く使えるスーツケースと出会って頂けたら嬉しい。



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