コロニア・グエル教会の観光情報（歴史・料金・行き方・営業時間）

概要

ガウディの隠れた傑作

ガウディによる未完成の教会というと、誰もがまず思い浮かべるのは世界遺産のサグラダ・ファミリアだろう。
だが、実はバルセロナにはもうひとつ、ガウディが手がけた未完の教会がある。
それがコロニア・グエル教会だ。

コロニア・グエル教会は、バルセロナ郊外の小さな町にある教会で、20世紀初頭に着工されたものだ。
サグラダ・ファミリアと違うのは、こちらは5年ほどで建設が中断され、その後ずっと未完のまま手つかずになっていることだろう。
しかし、自然と人工物の調和というガウディのテーマを如実に体現した建築物として知られ、専門家の間では「最もガウディらしい作品」だともいわれている。

有名な教会であるにもかかわらず、市街地から遠いため観光客はあまりいないので、ゆっくりとガウディ建築を見学したい人にお勧めだ。

なお、コロニア・グエルというのは、ガウディのパトロンとして有名なグエル氏が作った工業団地のことだ。
グエル氏が経営する工場の労働者たちのために作られた団地で、そんな住人たちの礼拝の場としてこの教会は生まれた。
工場跡も残っているので、あわせて見学してみると当時の人々の生活が窺えるはずだ。

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