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ポルトの名物料理5選!お勧めグルメ旅!

2017/10/10 更新

ポルトとは、リスボンに次いで、2番目に大きいポルトガルの都市である。ポルトガル北部に位置し、大西洋に面していることから、昔より港町として栄えてきた。また、歴史的建築物が多く残るため、1996年にはユネスコの世界遺産にも認定されている。そんなポルトの街は、ポルトガル料理はもちろん、ポルト特有の郷土料理も多く、それを目当てに訪れる観光客も少なくない。ポートワインのポートも、港町である「ポルト」から名付けられ、名産品としても有名である。そんなポルトでしか食べられない郷土料理を紹介する。

フランセジーニャ(Francesinha)

  • フランセジーニャとは、ポルトガル語で「フランスの女の子」と言う意味の、ポルトの郷土料理の1つだ。フランスから持ち帰ったクロックムッシュをポルト風にアレンジしたもので、パンの上にハムとチーズを乗せて焼き、その上にトマトソースをかけたものが基本だが、店によってエビが入っていたり、じゃがいもが入っていたりとアレンジも様々だ。地元の人に聞けば、どの店のフランセジーニャが美味しいか教えてくれる。

  • トリパス・ア・モーダ・ド・ポルト(Tripas a Moda do Porto)

  • トリパス・ア・モーダ・ド・ポルトとは、ポルト風のモツ煮込みで、とても歴史のある郷土料理だ。昔、ポルトの人々は肉を軍隊に提供し、自分たちは残った臓物と豆を煮て食べていたと言う由来があり、ポルトの人々にとってはとても誇りのある食べ物なのだ。このモツ煮込みは、日本のように味噌味でも醤油味でもなく、塩味でさっぱりとしている。ご飯と混ぜて食べると更に美味しさが増す。地元では精力・体力がつく栄養満点の料理として、人気のある料理なのだ。

  • メロンクリームスープ(Creme de Sopa de Melão)

  • ポルトの街にある、老舗カフェ、「カフェ・マジェスティック」で食べられるこの店の名物料理が、「メロンクリームスープ」だ。日本ではなかなかお目にかかれないメロンを使った冷製スープは、フルーツの繊維もなく、クリーミーで濃厚だがしつこすぎない甘みが特徴のスープで、これを求めて来店する観光客もいるほどだ。伝統的な建物とインテリアだけでも一見の価値がある、カフェ・マジェスティックで、メロンクリームスープを楽しみながら、優雅な時間を過ごしてみてはいかがだろうか。

  • ポートワイン(Vinho do Porto)

  • ポートワインとは、ポルトの港から出荷されるポルトガル北部で作られたワインである。発酵の途中で、ブランデーを入れ、酵母の発酵を止めることで、独特の甘みとコクを生み出した、酒精強化ワインだ。アルコール度数も20度前後と通常のワインより高く、開封してもすぐには劣化もしない。赤ワインと白ワインがあり、赤は「ポルトガルの宝石」と評され食後酒として、白は、食前酒として楽しまれている。ポルト港から出荷されるものだけが名乗ることのできるポートワイン、是非、地元の料理と合わせて楽しみたい。

  • バカリャウのフライ(Pasteis de Bacalhau)

  • バカリャウとは、タラを塩につけて、天日干ししたもの。それをちょうど良いサイズに切って、マッシュポテトで包み、衣をつけて油で揚げたものが、ポルトではよく食べられている。タラの程よい塩味と、繊維質の歯ごたえとマッシュポテトの滑らかな舌触りが絶妙なバランスで口の中で混じり合う。レストランだけでなく、カフェなどでも食べられるので、スナックとして、または酒のつまみとして、どんなシーンでもマッチするのが嬉しい1品だ。

  • (Photo by cat_collectorEwan Munro Jessica Spengler CCFoodTravel.com Jairo Christian Benseler)