カルーゼル凱旋門の観光情報（歴史・料金・行き方・営業時間）

概要

ルーブルを眼前に見下ろすもう一つの凱旋門

ルーブル美術館のすぐ西側にあるこの凱旋門はカルーゼル凱旋門と呼ばれる。
世界的に有名なシャルルドゴール広場のエトワール凱旋門の半分のサイズで高さ19メートル。

エトワール凱旋門が建築に30年を要したのに対し、カルーゼル凱旋門はわずか2年で完成した。

どちらの凱旋門も着工は同じ1806年で、前年、1805年に起こったアウステルリッツの戦いにおいて強大な兵力の独墺露伊の連合軍をナポレオン率いるフランス軍単独で打ち破ったことを記念して建築されている。

ナポレオンはこのカルーゼル凱旋門の小ささに不満を持ったことから、エトワールの凱旋門の建築を命じたと言われている。

門の上にはかつて、ナポレオンがベネチアのサン・マルコ寺院から奪ってきた馬の像が飾られていたが、ナポレオンが諸国連合に敗北した後、像はベネチアに返された。
現在飾ってあるのは複製である。

このカルーゼル凱旋門の特徴はなんといってもその美しさで、ピンク色の柱や数多くのレリーフがその優美さを際立たせている。

門の中央真下から見上げると見えるのがバラ大理石に囲まれた浅浮き彫りのレリーフで、ナポレオンがおさめた軍事面、外交面でのイベントが表されており、この門が建築された理由にもなっているアウステルリッツの戦いやその後のプレスブルク条約、ミュンヘンとウィーンに入るナポレオン等の意味がある。

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