現地時間17日の夜(日本時間18日午前)、アメリカニューヨークのマンハッタン中心部であるチェルシー地区で爆発が起こり、29人がけがをして、1人が重症となっている。チェルシー地区と言えばアートの発信地として有名であり、飲食店等が立ち並び、観光客も多数訪れる人気の場所だ。ニューヨークにある日本総領事館発表によると、被害にあった日本人はいないとのことだ。ニューヨーク市警察の発表によると、今回の爆発が意図的であることは間違いないが、国際テロ組織との関連性は不明だということだ。最初の現場から数百メートルの場所で別の爆発物の可能性がある不審物が見つかったとの報道も出ている。同じく17日の午前にはニュージャージー州のマラソン大会でもゴミ箱に仕掛けられた爆弾が爆発する事件が発生しており(こちらの事件ではけが人は発生していない)、関連性は不明ながらも、今後連続して爆発事件が発生する可能性に注意したい。

なお、19日からは各国首脳がニューヨークで開かれる国連総会に出席する予定で、日本の安倍首相も参加することが予定されている。事件がこの国連総会を意識したものであるかは不明だ。

現在ニューヨークを訪れている人やこれから訪れる旅行者は、事態の推移を見守りつつ、十分に注意して欲しい。まだ国際テロ組織との関連が明らかになったわけではないが、万が一テロ等に巻き込まれた際の対応として、外務省は、近くの大使館か総領事館、または外務省領事局海外邦人安全課(電話03-3580-3311 内線5138、5139)、邦人テロ対策室(電話 03-3580-3311 内線3679、 3496)まで電話で連絡することを推奨している。現在は問い合わせが殺到していることも想定されるため、くれぐれも自身が事件に巻き込まれた際以外は電話をかけないように気を付けて欲しい。また、事態が落ち着くまでは事件現場周辺はもちろんのこと、人混みは避けて行動することが望ましい。

■ニューヨークの日本総領事館
TEL: +1 212-371-8222
住所: Consulate General of Japan 299 Park Avenue, 18th Floor, New York, NY 10171

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●海外大手報道機関の反応

※情報は随時更新します。一番上の動画を除き、下に行くほど新しい情報です


ニューヨーク市警察の発表では、マンハッタン23丁目で午後8:30頃爆発が発生し、多数が負傷しているとのこと。

ニューヨーク市長は、爆発が意図的であるがテロとの関連性についてはまだ証拠がないと語った。

第二の装置が初めの爆発した場所から数ブロック離れたところで見つかった。

「突然爆発音がした」ニューヨーク爆発事件で何を見たか、事件当時その場にいた人が証言する。

ニューヨーク市警察はチェルシーでの爆発事件のテロリストが捕まるまでの間、厳戒態勢を敷くことに決めた。