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【トルコ】イスタンブールの治安・危険情報、犯罪の手口や、危険なエリア

【トルコ】イスタンブールの治安・危険情報

2018/03/09 更新

データガイド
データガイド

トルコ最大の観光地であり、毎年多くの観光客たちが訪れるイスタンブール。近年では、過激派組織によるテロ事件が起こり、危険なイメージが蔓延しているが、一方でそれらのテロ事件が治安を悪化させたり、凶悪な犯罪を助長したりする事態には至っていない。したがって、旅行するにあたり、テロに巻き込まれるという可能性を常に頭に置いておかなければならないが、それ以外にも、観光客を狙った詐欺などの犯罪などにも十分に目を向けておかなければならない。安全にイスタンブールを観光するためにも、事前に犯罪の手口と対応策を把握しておこう。また、最新のイスタンブールの情勢については外務省のホームページ等を参照にしてほしい。

■外務省 海外安全ホームページ(トルコ)

トルコの犯罪データ

世界治安ランキング128位(162ヶ国中)

トルコ警察は2007年以降、犯罪の件数を公表していないが、2006年の時点では殺人や強盗などの凶悪犯罪は日本の3倍程度発生している。夜中の一人歩きはできるだけ避けるべきであろう。

イスタンブールの犯罪と危険

トルコ人はとても話術に長けている。そのため、観光客に親しげに話しかけ言葉巧みに詐欺やぼったくりなどをはたらく。特に、女性は強姦などの凶悪な犯罪に巻き込まれる事例も多数報告されている。ここで手口と対策を事前にきちんと把握しておこう。


  • 絨毯詐欺

    ■手口
    親しげに話しかけてきて、絨毯屋に連れて行かれる。そこで、質の悪い絨毯を法外な価格で無理やり購入させられるというもの。より悪質なケースでは、女性が店内で監禁され、性的暴行を受けたという事例もある。

    ■対策
    絨毯はトルコの伝統工芸品のひとつだが、それを利用して悪徳をはたらく者も多数いる。その点を頭に入れた上で、街を歩いている時に親しげに話かけてきたり、ご飯をご馳走してくれたり、日本人の名刺を見せてくる人には絶対についていかないこと。特に、女性を狙ったケースが多いので、女性はより注意が必要だ。

  • チャイに睡眠薬

    ■手口
    トルコではチャイをおもてなしとして客に出す習慣がある。そこに睡眠薬を入れられ、寝ている隙に貴重品を盗まれたり、強姦されるというケース。

    ■対策
    本当に親切心からチャイを出してくれるお店も当然あるのだが、最悪の事態を想定して、決して飲まないようにしよう。

  • 口説き詐欺

    ■手口
    先述した通り、トルコ人はイタリア人も驚くほど口が上手い。その上、甘い言葉や仕草に弱い日本人女性は格好のターゲットであり、実際にトルコ人男性に言葉巧みに口説かれ、盗難や性的暴行を受けたという事例が多数ある。睡眠薬の入った飲み物を渡され、寝てしまっている間に犯罪に巻き込まれるするケースもある。

    ■対策
    むやみにトルコ人男性の甘い言葉に乗らない。騙しされている可能性があるということを十分に把握した上で、常に警戒心を持つようにしよう。また、相手からもらった飲み物は決して飲まないようにしよう。

  • イスタンブールで犯罪が発生しやすい場所

  • ガラタ塔付近

    新市街の主要な観光地。周辺にはお洒落なカフェやレストランが軒を連ね、多くの観光客が集まる。そのため、観光客を狙った悪質な詐欺やキャッチセールス、客引きが横行している。トルコ人に親しげに話しかけられても決して話に耳を傾けないようにしよう。
  • ベイオール地区

    旧市街からガラタ橋を渡って、金閣湾沿いにある地域。小規模なため、日本では報道されることはほぼないが、爆弾事件が頻発しているエリア。爆発に巻き込まれて大怪我を負う可能性もあるので決して足を踏み入れないこと。
  • エジプシャンバザール

    スパイスバザールとも呼ばれるイスタンブールのアジア側エミノニュ地区にあるバザール。香辛料や天然オイル、ドライフルーツなど様々なものが売られ、たくさんの人たちで賑わい、非常に活気のある場所だ。しかし、ここでも注意が必要。入り口などの混み入った場所で、貴重品を盗まれる被害が多数報告されている。混雑している場所は特に警戒しよう。

  • 海外旅行保険には入るべき?

    海外旅行保険には傷害治療費用や賠償責任など様々な補償がついているが、必要以上の補償や保険金が設定されているケースが多々ある。そこでHowTravel編集部では、どのような補償が実際に使われ、どのくらいの保険金が支払われたかを調査し、各社の海外旅行保険を比較し、保険選びのポイントをまとめた。

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    ➡ 海外旅行保険選びのポイント記事はこちら

    もしもイスタンブールで犯罪あってしまったら

    細心の注意を払いながら観光することでほとんどの犯罪からは逃れられるが、不幸にも犯罪にあってしまった場合は、被害を最小にとどめるためにも迅速な行動が必要だ。



    盗難の場合

    通常、外国での盗難等に関する被害届は、被害者本人が被害に遭った地域を管轄する警察署へ被害届を提出する必要があるが、イスタンブールの警察では外国語を話す警察官が少ないため、被害届の提出が困難な場合が多い。そのため、被害に遭った方が被害届の提出を容易にするため、在イスタンブール日本国総領事館のホームページにて、犯罪証明書(日本語-トルコ語質疑応答)および通訳者リストが掲載しているので、それらを活用しよう。



    ■在イスタンブール日本国総領事館ホームページ



    パスポートが盗まれた場合

    まずは警察に出向いて盗難を報告し、パスポートが盗まれたという証明書(ポリスレポート)を発行してもらおう。その証明書を持って最寄りの日本大使館に行き、旅券の失効手続きに入る。また、手続きをスムーズに行うためにも、予めパスポートの番号を控えておくと良いだろう。



    在イスタンブール日本国総領事館(Consulate-General of Japan in Istanbul)
    ■住所:Tekfen Tower 10th, Buyukdere Cad. No.209 34394 4
    ■電話番号:+90 212 317 4600

    暴行の場合

    警察に行き、暴行を受けた旨と検査を受けたい意志を伝えよう。また、イスタンブールなら下記の病院に行くのがお勧めだ。イスタンブール内に多数店舗を持つ総合病院。英語対応可能。



    Acıbadem International Hospital
    ■住所:Yeşilköy, İstanbul Caddesi No:82, 34149 Bakırköy
    ■電話番号:+90 212 468 44 44

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