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イスタンブールのマルマライ(近郊列車)の料金、乗り方 、路線図、注意点

イスタンブールのマルマライ(近郊列車)

2017/05/05 更新

データガイド
データガイド

概要

マルマライは、アジアとヨーロッパの境界ボスポラス海峡の海底トンネルを走る近郊路線。アジア側へ向かう時に活躍する。

もともと、約30キロメートルのボスポラス海峡を渡る手段は2本の大橋とフェリーのみ。人口1300万人を超える大都市イスタンブールにおいて、ラッシュ時における海峡の混雑は都市開発の大きな妨げとなっていた。そこで開始されたのが、海底にトンネルを掘って鉄道を運行する「マルマライ・プロジェクト」。日本の開発援助もあって2013年に無事開通された世界一深い海底トンネルは、トルコがオスマン帝国であった頃からの150年越しの悲願でもある。この海底トンネルにより、これまでフェリーで30分かかっていたボスポラス海峡の移動時間が約4分に短縮された。

路線の詳細

ヨーロッパ側のKazlicesme駅、Yenikapi駅、Sirkeci駅、アジア側のUskudar駅、Ayrılık Cesmesi駅の全5駅で、Sirkeci駅とUskudar駅の間に海底トンネルを通過する。旧来の近郊路線を吸収して路線網を拡大する予定だが、現在は一部大体バスが運行されている。

なお、Yenikapı駅はメトロM1号線とM2号線に接続、またSirkeci駅でトラムヴァイのT1号線、Ayrilik Cesmesi駅でメトロM4号線に接続している。

イスタンブールのマルマライの路線図
http://www.metro.istanbul/passenger-services/network-maps.aspx

乗車券の種類

イスタンブールには、複数の交通機関で利用できる乗車券があり、どの乗車券を利用するかで運賃も変わる。乗車券は大きく分けて「回数券」、「ジェトン」、「イスタンブールカード」の3種類だ。

回数券

チャージができないカード型チケット。1回券、2回券、3回券等種類があり、駅やバスターミナルの窓口、売店等で購入できる(自動販売機はない)。メトロ、トラムヴァイ、マルマライ等あらゆる交通機関で利用可能。

■料金
1回券はTL4
2回券はTL7
3回券はTL10
5回券はTL15

ジェトン

1回使い切りのコイン型チケット。各駅に設置されている「Jetonmatik(ジェトンマティック)」という自販機や売店で購入できる。

■料金
1枚TL4

イスタンブールカード

日本の「Suica」や「PASUMO」と同様に、料金をチャージして使用できるICカード。運賃が割安になるので、イスタンブールの交通機関をよく利用する人には使用をお勧めする。駅や停留所の窓口や自動販売機、売店等で購入できる。

■料金
カード購入にTL10、乗車1回あたりの料金はTL1.3-TL2.15

マルマライの乗り方

マルマライの乗り方は以下の通り。

①駅へ向かう
あらかじめ乗車駅と降車駅を路線図で調べてから駅へ向かおう。

②乗車券を購入する
回数券やジェトン、イスタンブールカードを用意する。

③改札を抜けて駅のホームへ
回数券とイスタンブールカードは改札にある読み取り端末にカードを押し当て、ジェトンは専用の投入口に入れて改札をくぐる。

④乗車
電車到着したら降りる人優先で乗車。窓の外の景色や標識を確認して降りる駅を間違わないようにしよう。

⑤降車
目的の駅へ着いたら、「çIKIş(出口)」の標識を目印に出口へ向かう。乗り換えがある場合にも、標識に従って目当ての路線のホームへ進む。

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