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イギリスの鉄道の料金、乗り方 、路線図、注意点

イギリスの鉄道

2018/03/28 更新

データガイド
データガイド

路線説明


イギリスは鉄道発祥の地であり、ロンドンから郊外・地方都市をつなぐ路線の数はとても多く便利である。訪れた際は、列車でいろいろな都市を巡ってみると楽しいひと時を過ごせるだろう。

イギリスの鉄道は元々国営だったが、日本のJRのように民営化され、現在はナチュラル・レール(National Rail)という団体が運営している。日本と異なるのは、いくつかの会社が運営している事。どの会社の窓口やサイトでも購入は可能だ。

路線図ホームページ
http://www.nationalrail.co.uk/stations_destinations/maps.aspx

乗車券の買い方

イギリスの列車は、同じ路線で普通列車に乗っても、特急列車に乗っても料金は同じである。日本のように特急券がないため追加料金も発生しない。

ただし、ロンドンの空港特急=ヒースロー・エクスプレスとヒースロー・コネクト、ガトウィック・エクスプレス、ロンドン-ケント州間のハイスピードはそれぞれ専用料金があるので注意したい。

乗車券の種類と料金

イギリスの乗車券には以下のようにいくつかの種類があり、購入する時期によって価格や割引率、変更の可否などが異なる。また、イギリスでは片道切符と往復切符の価格差はほとんどないため、往復切符を購入したほうがお得になる場合がほとんどだ。

■事前購入割引(Advance)
事前にWEBサイトで購入すると割引がある。片道切符。購入日から乗車日までの日数や列車の時間によって割引率が異なる。前日の18時まで購入可能で、座席指定必要(無料)。払い戻し・変更は不可。

■オフピーク割引(Off Peak)
通勤・帰宅時間帯以外の時間に発着する事が条件。発車直前まで購入は可能だが、会社指定の運行便に限るので注意。その日の内に使用しなければいけない。
・オフピーク片道(Off-peak Single)
・オフピーク日帰り往復(Off-peak Day Return)※往復切符

■普通運賃
値段は他のチケットより割高だが、乗車時間・経路を変更可能。途中下車もできる。
・エニータイム片道(Anytime Single)
・エニ―タイム日帰り往復(Anytime Day Return)※その日の内に往復するチケット。
・エニ―タイム往復(Anytime Return)…※5日以内に往復するチケット

乗車券の購入場所

■事前にWEBで購入する場合
日本語で事前に予約したい場合はレイルヨーロッパのサイトの利用をお勧めする。受け取り方法や利用方法まで日本語で解説されており、安心だ。イングランド、スコットランド、ウェールズの電車が乗り放題になるブリットレイルパスもお得な価格で購入することができるため、イギリス内を電車で旅行する場合は利用したい。その他にも、ヨーロッパ内の鉄道周遊パスであるユーレイル グローバルパスなども購入可能だ。

➡ 日本語で乗車券を購入できるレイルヨーロッパのサイトはこちら

現地でのチケット受け取りや英語に抵抗がなければ、ナショナル・レールの公式サイトか各運行会社のサイトで購入できる。乗車日時・区間などを入力すると、最安値の料金から普通運賃またはファーストクラスの料金まで、自動で表示される。宿泊しているホテルの最寄り駅など、チケットの受け取り場所も指定することが可能。ナショナル・レール公式サイトJourney plannerで料金検索が可能である。

■駅の窓口で購入する場合
窓口で駅員に条件を伝えると、最安値のチケットの案内をしてくれる。

発券機の使い方

■WEBサイトから購入したチケットを受け取る
WEBで購入したチケットは駅の端末機で受け取る事ができる。
①端末機の初期画面で、「Collect」を選択。

②購入するときに入力したクレジットカードを入れる。

③購入時に記載されていた予約番号を入力する。

④OKを押すと予約内容が確認できる。

⑤切符が出てくるので取り出す。

■自動販売機でチケットを購入
①初期画面で切符かオイスターカード(ICカード)のどちらかを選ぶ。

②行き先を選択、または入力する。

③経由地を選ぶ。ない場合は「Any permitted」を選択。

④切符の種類を選ぶ。

⑤お金またはクレジットカードを入れる。クレジットカードを入れると「Enter PIN」と表示されるので、暗証番号を入れてENTERボタンを押す。

鉄道の乗り方


①プラットホームを確認
乗車券が用意できればいよいよ乗車だ。イギリスの駅では、到着する列車のプラットホームは電光掲示板に表示されるが、日本のように路線とホーム番号は固定されていないのでその都度確認する必要がある。掲示板に表示されるのも、発車時刻の10分前程にならないと表示されないため、待たなければならない。

②改札を抜ける
改札は主要駅を中心に、自動になっているため、切符またはオイスターカードを通す。出て来た切符を取ると改札のドアが開く。

③乗車する
列車のドアは自動ではないため、ボタン(列車によってはレバーを回すタイプもある)を押さなければならない。ボタンの場合、黄色のランプが付いているボタンを押すと開く。指定席を取っている場合は、チケットに記載されている車両を確認。列車のドアの横に車両番号が書いてあるので、確かめて乗る。車両によって1等車(First Class)・2等車にわかれているので、間違わないように。

鉄道の降り方

イギリスの列車は停車駅をアナウンスしてくれないので要注意。時刻表で確認したり、窓からホームに書かれた駅名を確認するとよいだろう。目的地に着いたら、乗車時と同じようにドア付近のボタンまたはレバーでドアを開ける。改札も乗車時と同じように。切符またはオイスターカードを挿入口に通すと改札のドアが開く。

その他注意点

■全面禁煙
車内や駅構内は、全面禁煙である。万が一車内で喫煙すると警察に通報され、次の停車駅で逮捕されるため、注意が必要だ。

■車内精算
日本のように、乗り越しなどの車内精算はできない。目的地までの乗車券を持っていないと、不正乗車とみなされ、罰金を取られるのだ。乗り間違えにも気をつけなければいけない。

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