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セビリアの治安・危険情報特集、犯罪の手口や、危険なエリア

セビリアの治安・危険情報特集

2018/03/09 更新

データガイド
データガイド

スペインの犯罪データ

世界平和指数ランキングは21位(162ヵ国中)
殺人発生率は0.62人/10万人当たり

(出展は経済平和研究所及びUNODC)

多発するセビリアの犯罪手口

セビリアで旅行者が巻き込まれる可能性がある犯罪としては、スリ、置き引き、強盗、詐欺などが挙げられる。特に、スペイン国内ではスリによる被害が最も多く、セビリアに訪れる際も十分な注意が必要だ。シエスタの時間に人気のない道を出歩いたり、不用意に人についていったりしないなど、ちょっとしたことをきちんと意識することで犯罪に合う確率を下げることが出来るので、しっかり意識すること。ここでは、セビリアで多発する犯罪手口とその対応策を特集する。

  • 地下鉄でのスリ

    セビリアで観光客が被害にあう犯罪で最も多いのがスリだ。特に、セビリア駅などの利用客が多い駅でスリが多く報告されており、十分注意したい。
    ■手口例
    ・電車内で数人に囲まれ、身動きが取れない状況で、バッグやポケットから貴重品を盗む。犯人は女性や子供の場合もある。
    ・荷物を網棚に上げると言って近づき、停車した隙に荷物を持ったまま逃走する。
    ■対応策
    ・荷物からは必ず目を離さず、バッグやリュックは前に持ち、必ずチャックは閉じるようにする。
    ・冬場などはジャケットの下にカバンを持つなど、手が入らないようにする。
    ・混雑している車両や時間帯を避ける。

  • 観光地でのスリ・置き引き

    人で賑わう観光スポットはスリの温床。周りを常に警戒するようにしよう。写真を撮っているときや地図を見ている時など、夢中になっている時は特に危険ということを肝に銘じておこう。

    ■手口例
    ・観光客が写真を撮っている隙にカバンからものを盗む。
    ・観光客を装って道を聞くふりをして気を引いているうちに、仲間が後ろから貴重品を盗む。
    ・写真を撮ってあげると言ってカメラを受け取り、そのまま走って逃げる。
    ・ハンカチで隠した手をカバンの中に入れて貴重品を盗む。
    ・カバンにコーヒーなどをわざとこぼし、ヨゴレを拭くふりをして、隙をみてカバンの貴重品を盗む。
    ・レストランや空港で足元に置いていた荷物が取られる。

    ■対応策
    ・誰かに話しかけられた場合はより身の回りのものに気を付ける。できるだけ怪しい人は無視するのが良い。
    ・必ずチャック付きのカバンを使用する。
    ・後ろのポケットに財布を入れるのは危険なので絶対に止めよう。
    ・ビュッフェスタイルのレストランで食べ物を取りに行くときでも必ず荷物を持っていくようにしよう。
    ・周りで気になることが発生したら、スリをされるかも。自分の持ち物を狙う不審な人物がいないか周囲を確認しよう。

  • ひったくり・強盗

    ひったくりや強盗等、直接的な危害も加わる可能性もある犯罪も多い。この犯罪は力の弱い女性が狙われることが多いので特に注意が必要だ。スペインでは特に「首絞め強盗」が有名だ。近年では件数は減ってきているものの、油断はできない。

    ■手口例
    ・背後から首を締め上げたり、薬品をかがせたりして気絶させた後、貴重品などを強奪される。
    ・道路側にかけていたバッグをオートバイでひったくり。
    タクシーが信号待ちの間に囲まれて、窓ガラスを割られて貴重品などを強奪される。

    ■対応策
    ・「首絞め強盗」は昼間12:00-16:00頃が最も発生しやすい時間帯。周囲が明るくても、人気のない道を一人で歩くのは避けるように。
    ・ガイドブックや地図を広げていると観光客であることが一目瞭然で、犯罪に合う危険が高くなるので、注意しよう。
    ・お金や宝飾品など、金目のものは人目に触れないところに閉まっておく。
    ・行ったことのない場所を夜間に出歩くのは極力避ける。

  • 偽警察官等を装った詐欺

    スペインには私服警官はいない、ということを頭に置いておくこと。また警察官と似た格好をしていることもあるので、服装だけで判断することも避けるべきだ。

    ■手口例
    ・警察官の恰好をして近づいてきて、パスポートと財布の提示を要求。気が付いたら財布の中身だけ抜かれている。
    ・気さくな雰囲気で話しかけてきて、気が付くとアクセサリーを付けられ、高額な代金を請求する。

    ■対応例
    ・警察官には身分証明書の確認の権利はあるが、財布や金銭の提示を要求してきた時点で詐欺の可能性が高いため、周囲の人や別の警察官を呼ぼう。
    ・私服警官はいないことを覚えておくこと。

  • 睡眠薬を使用した犯罪

    件数としては多くはないが、絶対に気を付けたいのが睡眠薬を使用した犯罪だ。単に貴重品を奪われるというだけではなく、性犯罪の被害も出ている。

    ■手口
    ・バーやレストラン、長距離電車内等で、仲良くなったしるしとして睡眠薬入りの飲み物を渡してくる。目が覚めた時には持ち物が全てなくなっている(それだけでは済まない場合も)。
    ■対応策
    ・知らない人から飲み物や食べ物を貰うのは絶対に避けよう。その場で購入したように見せかけても、裏ですり替えて睡眠薬入りを渡してくる可能性もある。席を立った隙に飲み物に混入されるリスクにも気を付けたい。


  • 海外旅行保険には入るべき?

    海外旅行保険には傷害治療費用や賠償責任など様々な補償がついているが、必要以上の補償や保険金が設定されているケースが多々ある。そこでHowTravel編集部では、どのような補償が実際に使われ、どのくらいの保険金が支払われたかを調査し、各社の海外旅行保険を比較し、保険選びのポイントをまとめた。

    特に、ツアーやホテルのネット予約時に勧められた保険や、空港のカウンターで保険に申込んでいる人は、割高な保険に加入している可能性が高い。以下の記事内では無料の海外旅行保険も紹介しているので、是非ご一読頂きたい。

    ➡ 海外旅行保険選びのポイント記事はこちら

    もしもセビリアで犯罪あってしまったら

    注意を払いながら観光することでほとんどの犯罪を避けることはできるが、不幸にも犯罪にあってしまった場合は、被害を最小にとどめるためにも迅速な行動が必要だ。


    ■盗難の場合
    警察署で事情を説明し、盗難証明書を書いてもらおう。
    盗難証明書はパスポートの再発行手続きや、保険会社やカード会社の保証手続きに必須な書類だ。
    盗難証明書が手に入ったら、保険会社やカード会社に連絡をしよう。
    自分で収集できない問題が発生した場合は大使館に連絡するのも手だ。


    警察(救急車要請も可) 113



    在スペイン日本国大使館 +39 06 487 991


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