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ベネチアの治安・危険情報、犯罪の手口や、危険なエリア

ベネチアの治安・危険情報

2018/03/09 更新

データガイド
データガイド

イタリアの犯罪データ

世界平和指数ランキングは36位(162ヵ国中)
殺人発生率は0.81人/10万人当たり

(出展は経済平和研究所及びUNODC)

多発するベネチアの犯罪手口

ベネチアで旅行者が巻き込まれる可能性がある犯罪としては、スリ、強盗、詐欺、性犯罪等が挙げられる。特に、イタリアの経済状況の悪化に伴い、イタリアではスリの件数が毎年2桁の増加率となっており、十分な注意が必要だ。とはいえ、イタリアの他の都市と比べれば、ベネチアの治安は良いほうで、人気のない夜道で出歩いたり、不用意に人についていったりしない限り、ちょっとした警戒心で犯罪は防げる。ここでは、ベネチアで多発する犯罪手口とその対応策を特集する。

  • 地下鉄でのスリ

    ベネチアで観光客が被害にあう犯罪で最も多いのがスリだ。特に、サンタルチア駅やメストレ駅などの観光客も頻繁に利用する駅でのスリが多く報告されており、十分注意したい。

    ■手口例
    ・電車内で数人に囲まれ、身動きが取れない状況で、バッグやポケットから貴重品を盗む。犯人は女性や子供の場合もある。
    ・荷物を網棚に上げると言って近づき、停車した隙に荷物を持ったまま逃走する。
    ■対応策
    ・荷物からは必ず目を離さず、バッグやリュックは前に持ち、必ずチャックは閉じるようにする。
    ・冬場などはジャケットの下にカバンを持つなど、手が入らないようにする。
    ・混雑している車両や時間帯を避ける。

  • 観光地でのスリ

    観光地の入場の列に並んでいる際や、美術館等で鑑賞している際など、混雑が生まれる場所ではスリに注意したい。特にスリが多いことで知られているのが、サンマルコ広場などの混雑するスポットの他、水上バスのチケット売り場や乗船中も警戒が必要だ。

    ■手口例
    ・観光客を装って道を聞くふりをして気を引いているうちに、仲間が後ろから貴重品を盗む。
    ・写真を撮ってあげると言ってカメラを受け取り、そのまま走って逃げる。
    ・ハンカチで隠した手をカバンの中に入れて貴重品を盗む。
    ・カバンにコーヒーなどをわざとこぼし、ヨゴレを拭くふりをして、隙をみてカバンの貴重品を盗む。
    ■対応策
    ・誰かに話しかけられた場合はより身の回りのものに気を付ける。できるだけ怪しい人は無視するのが良い。
    ・必ずチャック付きのカバンを使用する。

  • ひったくり・強盗

    スリの次に多いのがひったくりや強盗等、直接的な危害も加わる可能性もある犯罪だ。ひったくり犯と荷物の奪いあいになって怪我をしたといった報告も寄せられている。ただし、ベネチアでは環境の保護のため、旧市街は車両通行ができないようになっているので、他の都市よりはひったくりのリスクが低いと言えるだろう。

    ■手口例
    ・道路側にかけていたバッグをオートバイでひったくり。
    ・タクシーが信号待ちの間に囲まれて、窓ガラスを割られて貴重品などを強奪される。
    ■対応策
    ・社内であってもバッグやリュックは必ず道路とは反対側に持つようにする。
    ・行ったことのない場所を夜間に出歩くのは極力避ける。

  • 偽警察官等を装った詐欺

    動揺は付け入る隙を与えるので、例え話しかけられても落ち着いて対応したい。路上で金銭を要求してこられたら怪しいと思った方が良い。

    ■手口例
    ・警察官の恰好をして近づいてきて、パスポートと財布の提示を要求。気が付いたら財布の中身だけ抜かれている。
    ・気さくな雰囲気で話しかけてきて、気が付くとアクセサリーを付けられ、高額な代金を請求する。
    ■対応例
    ・警察官には身分証明書の確認の権利はあるが、財布や金銭の提示を要求してきた時点で詐欺の可能性が高いため、周囲の人や別の警察官を呼ぼう。

  • 睡眠薬を使用した犯罪

    件数としては多くはないが、絶対に気を付けたいのが睡眠薬を使用した犯罪だ。単に貴重品を奪われるというだけではなく、性犯罪の被害も出ており、一生を引きずることになりかねない。

    ■手口例
    ・バーやレストラン、長距離電車内等で、仲良くなったしるしとして睡眠薬入りの飲み物を渡してくる。目が覚めた時には持ち物が全てなくなっている(それだけでは済まない場合も)。
    ■対応策
    ・知らない人から飲み物や食べ物を貰うのは絶対に避けよう。その場で購入したように見せかけても、裏ですり替えて睡眠薬入りを渡してくる可能性もある。席を立った隙に飲み物に混入されるリスクにも気を付けたい。


  • 海外旅行保険には入るべき?

    海外旅行保険には傷害治療費用や賠償責任など様々な補償がついているが、必要以上の補償や保険金が設定されているケースが多々ある。そこでHowTravel編集部では、どのような補償が実際に使われ、どのくらいの保険金が支払われたかを調査し、各社の海外旅行保険を比較し、保険選びのポイントをまとめた。

    特に、ツアーやホテルのネット予約時に勧められた保険や、空港のカウンターで保険に申込んでいる人は、割高な保険に加入している可能性が高い。以下の記事内では無料の海外旅行保険も紹介しているので、是非ご一読頂きたい。

    ➡ 海外旅行保険選びのポイント記事はこちら

    もしもベネチアで犯罪あってしまったら

    注意を払いながら観光することでほとんどの犯罪を避けることはできるが、不幸にも犯罪にあってしまった場合は、被害を最小にとどめるためにも迅速な行動が必要だ。


    ■盗難の場合
    警察署で事情を説明し、盗難証明書を書いてもらおう。
    盗難証明書はパスポートの再発行手続きや、保険会社やカード会社の保証手続きに必須な書類だ。
    盗難証明書が手に入ったら、保険会社やカード会社に連絡をしよう。
    自分で収集できない問題が発生した場合は大使館に連絡するのも手だ。


    警察(救急車要請も可) 113



    在イタリア日本国大使館(ミラノ) +39-02-624-1141

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    航空券とホテル、特急列車のチケットがセットになった、イタリア国内の主要な都市を巡るプラン。往路の飛行機がベネチア行きとなっているので到着したその日からベネチアの雰囲気を楽しめる。現地では自由行動なので、好きなスポットを巡れるのが嬉しいポイント。
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