サン・ロレンツォ・フオーリ・レ・ムーラ聖堂の観光情報（歴史・料金・行き方・営業時間）

概要

静寂の中に佇むバシリカ

ローマの5大バシリカに数えられる格式の高い教会。バシリカとは建築様式の名称で、中央に細長い広間があり、両側に廊がある長方形型の建物のことである。

その歴史は古く、330年、コンスタンティヌス帝が、殉教者聖ロレンツォの為に墓を作ったのが始まりとされる。
「フォーリ・レ・ムーラ」は、イタリア語で「城壁の外の」といった意味であり、ローマ市街を周囲約20キロに渡り囲んでいるアウレリウアヌスの城壁の外にある教会である。
1823年に火災で焼失するが、その後再建された為、建物自体はそこまで古さを感じない。

5大バシリカということで、その他の4つを紹介すると、サン・ピエトロ大聖堂、サン・ジョバンニ・インサン・ラテラノ大聖堂、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂、サン・パテオ・フォーリ・レ・ムーラ大聖堂である。

見どころ

美しいモザイク装飾と聖人フレスコ画

コズマーティ様式と呼ばれる、大理石やガラス等の様々な素材を用いて舗装されたモザイクの床が目を惹く。
絢爛というよりは、随所に細かく施されたモザイクと、シンプルな石柱のコントラストが荘厳な雰囲気を醸し出している。

一方で地下は、聖人の生涯を描いたフレスコ画で埋め尽くされており、黄金色の装飾と相まって艶やかな印象を受ける。
観光客がこぞって訪れるという場所ではないだけに、静かに内部装飾の美しさを鑑賞することが出来るだろう。

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