本メディアでは一部、事業者から商品やサービスの広告出稿を受け収益化しています

ナポリの治安・危険情報、犯罪の手口や、危険なエリア

ナポリの治安・危険情報

2018/03/09 更新

データガイド
データガイド

イタリア南部にあるローマ・ミラノに続く第三の都市ナポリ。歴史的・文化的名所の数々に、ナポリ発祥であるピザを始めとする美味しい料理。温暖な気候と陽気な人々に、ナポリ湾と美しい街並みが生み出す絶景。これでもかというほどたくさんの魅力が詰まったこの場所は、「ナポリを見てから死ね」という格言があるほど。

しかし、その一方では、イタリア人でさえ眉をひそめるほど治安が悪い街でもある。楽しく安全にナポリを観光するためにも、事前に犯罪の手口と対応策を把握しておこう。また、最新のニューヨークの情勢については外務省のホームページ等を参照にしてほしい。

■外務省 海外安全ホームページ(イタリア)

イタリアの犯罪データ

世界治安ランキング34位(162ヶ国中)

殺人は0.8件(人口10万人あたり)
強盗は97.6件(人口10万人あたり)
(2014年度 国連薬物犯罪事務所の調査による)

ナポリの犯罪と危険

美しい街並みとは裏腹に、観光客を狙ったスリや詐欺の軽犯罪が非常に多いナポリ。ここでその手口と対策を事前に把握しておこう。


  • スリ・ひったくり・置き引き

    ■手口
    美しい街並みが魅力的なナポリ。どこを歩いても周りの景色に見とれてしまい、うっかり自分の荷物から目を離して写真を撮ったりしてしまう。しかし、その一瞬の隙に貴重品や荷物を盗まれてしまうことが非常に多い。

    ■対策
    有名な観光地では特に多いため、綺麗な街並みに息を飲むのもいいが、自分の荷物だけはきちんと肌身離さず持っておこう。財布などの貴重品は絶対にポケットなどに入れずに、チャックの付いたカバンに入れておこう。リュックサックだと背後から盗まれる可能性があるため、チャックに南京錠をかけておくか、前にかけれるショルダーバックを使うといいだろう。また、高価なものを身につけているとターゲットになりやすいので、ブランドのバッグや腕時計はできるだけ持たないこと。スマホやカメラなどの電子機器も狙われることがあるので要注意。

  • ぼったくり・詐欺

    ■手口
    陽気で親しみやすい人が多いナポリ、しかし、うまく口車に乗らされ、質の悪い商品を高い値段に買わされたり、タクシーの料金をぼったくられたり、お釣りを少なく渡されたりすることもしばしば。また、路上商人が街のゴミ箱から集めてきた悪質な商品を違法に売りっているケースもある。

    ■対策
    日本人はお金を持っているというイメージが強いため、特にターゲットになりやすい。なので、お金を支払う際はきちんと考えて、お釣りもしっかりと数えるようにしよう。

  • ナポリで犯罪が発生しやすい場所

  • スペイン地区

    トレド通り沿いにあるエリア。上り坂になっており、昔ながらのナポリの街並みを感じることができる。基本的に、昼に観光する分に危険はないが、細い道が入り組んでおり、人目に付きづらい場所が多いため、夜は訪れない方がいいだろう。
  • フォルチェッラ地区

    マフィアの活動が盛んなエリア。特に、カモッラというマフィアの本拠地になっていることで有名。スペイン地区と比べてもかなり危険な場所で、絶対に近づかないようにしたい。特に夜に訪れるのは避けよう。
  • スパッカ・ナポリ

    世界遺産に登録されているフォルチェッラ地区からスペイン地区までを結ぶ長い通り。ナポリ歴史地区内にある、活気に満ちたエリアで、昼も夜も多くの人々で賑わうため治安はそこまで悪くない。しかし、この通りから少し離れると人気の少ない狭い路地にが入り組んでおり、非常に危険。訪れる際は、狭い路地に迷い込んでしまわないように注意しよう。

  • 海外旅行保険には入るべき?

    海外旅行保険には傷害治療費用や賠償責任など様々な補償がついているが、必要以上の補償や保険金が設定されているケースが多々ある。そこでHowTravel編集部では、どのような補償が実際に使われ、どのくらいの保険金が支払われたかを調査し、各社の海外旅行保険を比較し、保険選びのポイントをまとめた。

    特に、ツアーやホテルのネット予約時に勧められた保険や、空港のカウンターで保険に申込んでいる人は、割高な保険に加入している可能性が高い。以下の記事内では無料の海外旅行保険も紹介しているので、是非ご一読頂きたい。

    ➡ 海外旅行保険選びのポイント記事はこちら

    もしもナポリで犯罪あってしまったら

    細心の注意を払いながら観光することでほとんどの犯罪からは逃れられるが、不幸にも犯罪にあってしまった場合は、被害を最小にとどめるためにも迅速な行動が必要だ。



    盗難の場合

    貴重品等を盗まれた場合は、すぐに警察に被害届けを出そう。



    ナポリ警察本部(Questura di Napoli)
    ■住所:Via Medina, 75, 80133 Napoli
    電話番号:+39 081 794 1111



    パスポートが盗まれた場合

    まずは警察に出向いて盗難を報告し、パスポートが盗まれたという証明書(ポリスレポート)を発行してもらおう。その証明書を持って最寄りの日本大使館に行き、旅券の失効手続きに入る。ナポリには総領事館がないため、ローマの日本大使館が窓口となる。また、手続きをスムーズに行うためにも、予めパスポートの番号を控えておくと良いだろう。



    在イタリア日本国大使館(Ambasciata del Giappone in Italia)
    ■住所:Via Quintino Sella, 60, 00187 Roma
    電話番号: +39 06 487 991

    暴行の場合

    警察に行き、暴行を受けた旨と検査を受けたい意志を伝えよう。また、ナポリには日本語対応可能な病院はないため、ローマまで移動するのがベター。下記の病院では日本人医師による診察が受けられる。



    ローマ中田吉彦医院
    ■住所:Via Monte del Gallo, 4  Roma  00165
    電話番号:+39 06 63 81 924

    編集部一押しの観光プラン

    青の洞窟が見たいならこれ!カプリ島を満喫する1日

  • 定番スポット青の洞窟へ!カプリ島日帰り観光ツアー

    神秘的な青の洞窟を観賞する、カプリ島日帰り観光プラン。日本語ガイド同行でナポリ島からのアクセスもスムーズ。定番スポット散策や見晴らしの良いレストランでの地方料理のランチなど、混雑必至のカプリ島も安心して楽しめる。

    ➡ 詳細はこちら

  • ナポリ旅行者の必読記事

    人気記事

    WiFiを現地で使用して徹底比較!
    【6ヶ国で実際に比較!】本当にオススメの海外WiFiレンタルはこれ!
    飛行機で安眠できる最強睡眠グッズを旅のプロが厳選
    海外での防犯対策グッズ
    海外旅行中のあらゆる盗難を防止する究極の防犯グッズ特集