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エッフェル塔の見所、料金、営業時間、アクセス・行き方等の観光情報

エッフェル塔
La tour Eiffel

2017/01/06 更新

エッフェル塔と噴水
エッフェル塔の足元からの眺め
エッフェル塔を真下から見上げる
エッフェル塔と夕暮れのパリ
エッフェル塔と噴水
エッフェル塔の足元からの眺め
エッフェル塔を真下から見上げる
エッフェル塔と夕暮れのパリ

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概要

特徴

エッフェル塔建設当時のパリ

「パリ」と聞いて真っ先にエッフェル塔を思い浮かべる人は多いのではないだろうか。1889年5月6日のオープンから実に120年以上の歴史を誇る、まさにパリのシンボルとも言える鉄塔である。これまでに2億人以上が訪れており、年間に訪れる観光客は約700万人にも及ぶ。その内約75%以上を占めるのが外国人で、日本のスカイツリーの約7%とは対照的だ。

産業革命によって鉄の加工技術が飛躍的に上昇した時代に、その象徴かつ傑作として建造されたエッフェル塔。機能性と美しさを兼ね備えたその繊細な構造から「鉄の刺繍」や「鉄の貴婦人」の異名を持ち、世界中の人々に親しまれている。

展望台は3つあり、高さはそれぞれ57.6メートル(第1展望台)、115.7メートル(第2展望台)、276.1メートル(第3展望台)。第2展望台までは階段を使って上ることもできる。エレベーターは建造当時から実装されており、水圧によって動く画期的な作りであった。現在でもエレベーターは同様の仕組みで稼働している。

豆知識として、エッフェル塔は気温によって高さが変わると言われている。この現象は鉄が熱せられると伸びることが原因だが、10センチほどの差なので全く分からないだろう。

歴史

1888年5月1日、建設途中のエッフェル塔

フランス革命100周年に合わせてパリ万国博覧会が開催されたのが1889年。当時のヨーロッパは産業革命の真っ只中であり、新しいパリのシンボルとして、数ある案の中から選ばれたのがこの鉄製の巨大建造物であるエッフェル塔だ。設計したのはフランスの建築家であり、「鉄の魔術師」とも称されるギュスターヴ・エッフェル。パリ7区にある世界最古の百貨店「ル・ボン・マルシェ」や、アメリカの自由の女神像の設計に関わった事でも知られている。

今でこそ市民から愛されているエッフェル塔だが、建設案が出た当時は、石作りの街の中心部に鉄塔を建てることに対して「街の景観を壊す」と多くの市民が猛反発。特に芸術家からの批判はすさまじく、芸術誌「ル・タン」にはエッフェル塔が“黒くて巨大な工場煙突のごとき馬鹿げた塔”であるとする抗議声明まで掲載された。

その後、多くの議論を経て万国博覧会から20年後までに取り壊すことを条件に建設が決定したが、抗議により作業が中断していた影響もあり、わずか25ヶ月の突貫工事となった。建設時に事故がゼロであったことは奇跡と言えるだろう。

建設時こそ批判を受けたエッフェル塔だが、建築から20年が経過した後も軍事用の無線通信において利用価値が認められ、存続が決定。次第にパリのシンボルとして愛される存在となっていく。1991年にはエッフェル塔を含めたセーヌ川周辺地域が世界遺産に登録され、歴史的・文化的な価値を世界に認められている。

1889年の建設当時は312.3メートル(現在は放送用のアンテナを設置している為324メートル)で、1930年にニューヨークのクライスラー・ビルディング(319メートル)が竣工されるまでは世界一の高さを誇る建築物だった。東京タワーは333メートルでエッフェル塔よりも高いが、東京タワーの完成がエッフェル塔完成から69年後の1958年だったことを考えると、エッフェル塔が建築された当時の衝撃が分かるだろう。

チェック

①展望台

エッフェル塔の展望台からの眺望

入り口はエレベーター用と階段用の2種類

エッフェル塔は3階建ての構造になっていて、それぞれに展望台がある。エレベーターで上ることができる。

・1階(地上57.6メートル)
エッフェル塔の歴史を紹介するスペースや、オリジナルグッズを販売する土産屋、カフェ、カジュアルレストラン等が入っている。2014年には第1展望台がリニューアルオープンし、ガラス張りになった床から眼下の光景を覗けるようになった。空中を歩いているような気分を味わったり、床に寝そべって記念写真を撮ったりと、エッフェル塔の新しい見所となっている。

・2階(地上115.7メートル)
ミシュラン1つ星を獲得している有名なレストラン「ジュールベルヌ(Le Jules Verne)」があり、眺望と本場フランス料理が楽しめる(要予約)。

・3階(地上276.1メートル)
3階へはエレベーターでしか上ることができない。パリ市街を見渡せる360度の大パノラマは圧巻のひと言。凱旋門やセーヌ川など、パリを代表する景色を見ながらグラスシャンパン等を楽しめるバーもある。

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②待ち時間

エッフェル塔にのぼる階段

階段やレストランを利用して混雑を避ける手も

見所の多いエッフェル塔だが、その人気の高さ故に入場までの待ち時間も長い。入り口はエレベーター用と階段用の2種類があり、エレベーターを利用する場合には最低でも1時間は見ておく必要があるだろう。

特に列が長くなるのは、朝のオープン時や昼食時、そして夜景が美しくなる日没の時間帯。階段を使えば比較的スムーズに入場できるが、混雑時には30分-1時間程度並ぶ事もあるので注意したい。合計700段もあるため体力的にも覚悟が必要だが、外の景色やエッフェル塔の内部構造をじっくり眺める事ができるのは嬉しいところ。

また、エッフェル塔内にあるレストラン「Le Jules Verne」か「Le 58 Tour Eiffel」を予約している人は、専用のエレベーターを利用して並ばずに展望台に向かう事ができる。どちらもややお高めの料金設定の為予算と要相談だが、絶景を観ながら食事ができ、時間の節約にもなるので一考の余地は十二分にある。

③カフェ、レストラン

Eiffel_food

パリの絶景を見ながらフレンチに舌鼓

エッフェル塔内では2軒のレストランと1軒のシャンパン・バー、小規模なフードコート3軒が営業している。特に有名なのが、ミシュランガイドでも1つ星を獲得したことのある「Le Jules Verne」。パリの展望を眺めながらの食事は、旅をより印象深いものにしてくれるだろう。

■地上入り口階、1階、2階
・BUFFET TOUR EIFFEL
営業時間:9:30-23:30
ドーナツやパン、アイスクリーム、ジュースやコーヒーなどの軽食を販売しており、小腹が空いたときに気軽に立ち寄る事ができる。

■1階
・58 Tour Eiffel
営業時間:ランチは11:30-16:30、ディナーは18:30-21:00
フランス料理の第一人者であるアラン・デュカス系列のフレンチレストラン。あらかじめ予約者専用のチケットを取得していれば、専用の入場口からエッフェル塔に登れて食後に観光もできる。2階の系列店「Le Jules Verne」に比べてカジュアルな雰囲気で価格もリーズナブルだが、高級店ならでは気品溢れ、味も申し分ない。Tシャツやジーンズ等のラフな服装は極力控えよう。

■2階
・Le Jules Verne
営業時間:ランチは12:15-13:30、ディナーは19:00-21:30
1階の「58 Tour Eiffel」と同じアラン・デュカス系列の、ミシュラン1つ星レストラン。繊細な味と精巧な見た目に唸らざるをえない。こちらも予約すれば専用エレベーターからエッフェル塔に上ることができる。高級レストランなので、Tシャツ、ジーンズ等のラフな服装はNG。男性やスーツやジャケット、女性はワンピース等のフォーマルな装いで着席しよう。

■3階
・Le bar à Champagne
営業時間12:00-22:00
エッフェル塔の最上階にあるシャンパン・バー。ピンクと白の可愛らしい色合いのシャンパンが有名だ。1杯あたり€13前後とお手頃価格で楽しむ事ができるので、観光の記念に乾杯するのも良いだろう。

④撮影・観賞スポット

エッフェル塔の夜景スポット

エッフェル塔の威容をばっちり収めよう

エッフェル塔はパリ市内のどこからでも見ることができる。市街を観光しながら自分だけのとっておきの1枚を狙うのも良いだろう。ベストショットを写真に収めたいのなら「シャン・ド・マルス公園」と「トロカデロ宮殿」が狙い目だ。以下にいくつかのおすすめスポットを挙げる。

・シャン・ド・マルス公園
おそらくは世界一有名なエッフェル塔の撮影スポット。誰しもがイラストや映像などでこの庭園からエッフェル塔を見たことがあるだろう。エッフェル塔の真正面から旧陸軍士官学校まで広がる緑豊かな公園で、落ち着いた雰囲気を味わえる。

・トロカデロ宮殿
エッフェル塔を挟んでシャン・ド・マルス公園の対局に位置している。公園内にあるシャイヨー宮のテラスから望むエッフェル塔は見応えたっぷり。ヒトラーがパリを征服した際、エッフェル塔を背景にして写真を撮った地点でもある。まさに歴史が証明している、エッフェル塔のベスト撮影スポットだ。

・エッフェル塔の真下
真下からエッフェル塔を見上げれば鉄が複雑に組み合わさった様子を観察する事ができる。

・クルーズ船
エッフェル塔のすぐ側にはセーヌ川が流れており、船上からもその威容を眺める事ができる。旅行会社によるオプショナルツアーでセーヌ川クルーズを申し込んだり、水上バスに乗り込めば、また違った視点からエッフェル塔を満喫する事ができるだろう。

⑤ライトアップ/シャンパンフラッシュ

エッフェル塔の夜景スポット

シャンパンフラッシュは日没後の毎時00分

エッフェル塔は、日没から深夜24:00(夏期は23:00)まで年中無休でライトアップされている。特に、ライトアップが開始してから毎時00分に5分間だけ見られる特別なライトアップは「シャンパンフラッシュ」と呼ばれ、絶好の撮影対象だ。パリの夜空を背景に幻想的に輝くエッフェル塔をぜひ写真に収めたい。また、クリスマス等のイベントに合わせてイルミネーションが変化するため、運が良ければ普段とは違ったエッフェル塔の姿を見ることができるかもしれない。

夜に外出するのが不安な場合や確実にシャンパンフラッシュを撮影したい場合には、エッフェル塔のイルミネーション見学ツアーに申し込むのもお勧め。エッフェル塔はもちろん、周辺の観光スポットやイルミネーションの名所も巡ることができる。ガイドさんにイチオシの撮影スポットを教えてもらおう。

■パリの日没時間(目安)
・2月は18:00頃
・3月は19:00頃
・4月は20:00頃
・6月-7月は22:00頃
・8月は21:00頃
・9月は20:00頃
・10月は19:00頃
・11月-1月は17:00頃

⑥エッフェルブラウン

エッフェル塔独特のブラウン

7年に1度塗り替えられる特別なブラウン

エッフェル塔に足を運んだからには、ぜひその色にも注目してほしい。エッフェル塔は鉄(錬鉄)製の為、サビ防止が必要不可欠。その為、7年に1回はペンキの塗り替えが行われている。この時に使用されるペンキの色は、パリの景観に合わせたオリジナルの茶色で「エッフェルタワーブラウン」とも呼ばれている。

1回の塗装には18ヶ月もの年月がかかり、25人のスタッフがはけを使って地道に塗っていくというから驚きだ。消費するペンキは60トンにも及ぶ。また、塔の全体が均等な色合いになる為に、計3色によって塗り分けられており、最も太陽の光を浴びる塔の上層は明るい色に、下層に行くにつれ暗い色になっている。

⑦スリ・ひったくり

エッフェル塔はスリや引ったくりが多いスポット

毅然とした態度で振り切って

世界中から大勢の観光客が訪れるエッフェル塔。スリやひったくりが横行するスポットでもあるのでくれぐれも気を付けたい。特にチケット購入列に並んでいる時や記念写真を撮っている時は要注意。ポケットの中には極力貴重品を入れないようにし、チェーンでつないで盗難を予防しよう。

また、フランス語や英語で話しかけてきたり、アンケートや署名を求めてくるケースも多い。これもスリの常套手段で、相手に気を取られているうちに別のメンバーにより所持品を盗まれる事件が多発している。話を汲み取る必要はなく、執拗に話しかけてくる人はなるべく早くに振り切った方が良い。ミサンガを巻き付けてきたり、お土産やおもちゃを無理矢理押し売られる事もあるが、必要がないものはきっぱりと断り、視線を合わせないようにするのが無難だ。

⑧エッフェル塔をモチーフにした絵画

エッフェル塔三十六景

富士山とエッフェル塔の意外な共通点

建設当時は芸術家を中心に多くの反感を買ったエッフェル塔だが、圧倒的な存在感から瞬く間にパリのランドーマークになったのも事実。多くの芸術作品のモチーフとしてエッフェル塔はしばしば登場してきた。新印象派画家ジョルジュ・スーラは「エッフェル塔」と題した点描画を残している・また野獣派に分類されるラウル・デュフィや19世紀-20世紀に活躍した素朴派の画家アンリ・ルソーも同名の絵画を発表している。
なかでも20世紀の人気抽象画家ロベール・ドローネーは1910年-1925年にかけて30枚近いエッフェル塔の連作を制作した。

フランス出身の印象派画家アンリ・リヴィエールは、当時パリを席巻していたジャポニズム(日本趣味)の影響を強く受け、フランスの浮世絵師とも称される程。葛飾北斎の名作「富嶽三十六景」にちなんで制作された「エッフェル塔三十六景」が有名だ。「富嶽三十六景」で描かれている富士山と同様、さまざまな構図で描かれたエッフェル塔は、観る者に新鮮なイメージを呼び起こす。観光前後に鑑賞するとまた違った印象になるだろう。

⑨エッフェル塔をモチーフにした映画

エッフェル塔が登場する映画を観て気分を高めよう

観光前に見えておけば楽しみ倍増!

エッフェル塔が登場する映像作品は枚挙にいとまがない。2010年のフランス映画「アデル/ファラオと復活の秘薬」や「パリより愛を込めて」等でもエッフェル塔はパリのシンボルとして登場する。ジャッキー・チェンとクリス・タッカーが主役の大人気映画「ラッシュ・アワー3」はパリとロサンゼルスで撮影が行われており、エッフェル塔での激しいアクションシーンが見所だ。

また、エッフェル塔は世界に脅威が訪れた事を表す為に、しばしば映画内で破壊されている。特に「インデペンデンス・デイ」や「マーズ・アタック」、「エイリアン4」、「アルマゲドン」等が有名だ。

(Photo by Alexander Kachkaev Plum leaves Russell James Smith

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