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アントワープの名物料理5選!お勧めグルメ旅

2017/10/10 更新

アントワープもしくはアントウェルペンはベルギーの北部に治するフランデレン地域の州の一つであるアントウェルペン州の州都である。アントウェルペンはオランダ語のため英語のアントワープと言ったほうが日本人にはなじみ深い。この地域の料理はフランドル料理と言い、フランス料理を基に独自のアレンジメントを加えた料理である。そのためフランス北部の料理とは似通っている。バターやクリームを大量に使い、ポテトが多いのが特徴である。

ワーテルゾーイ(Waterzooï)

  • アントワープでもよく出される料理として挙げられるのがワーテルゾーイである。ワーテルゾーイはベルギーの郷土料理で、肉を茹でてその茹で汁に、バターで炒めたニンジン、セロリ、玉ねぎみじん切りにして入れ、クリームと卵(主に卵黄)を合わせて作った料理である。元々は川魚を使っていたが、安価で取りやすい鶏肉が使われるのが主流となった。そのため肉だけでなく白身魚が使われることもある。鶏肉の他にうさぎの肉が使われることがあるなど、特に肉類の種類に関しては限定されていない。ローリエなどを最後に添えられることも多い。

  • カルボナード・フラマンド(Carbonade Flamande)

  • カルボナード・フラマンドは、ベルギーの郷土料理で単にカルボナードと呼ぶことも多い。フランドル地方の家庭料理である。牛バラ肉をバターで炒め、塩コショウで味付けをする。ビール、ワインビネガーにお好みのジャムなどを入れ煮込み、パンやマスタードなどを入れて混ぜ、再度煮込んだら出来上がりである。炒めた玉ねぎ、タイムやローリエを添えたらよりベルギー料理っぽくなる。アントワープに行ったらぜひとも食べたい一品である。

  • フリカデル(Fricadelles)

  • フレカデルとはトマトソースやクリームソースで煮込まれたミートボールのことを指す。ヨーロッパ各国で食べられている料理で、アントワープでも家庭料理としてよく食べられるベルギー料理の一つである。もとはドイツの料理でフレカデッレと呼ばれているが、ベルギーをはじめフランス、デンマークはフリカデルと呼んでいる。この料理はハンバーグステーキの起源とされている料理である。

  • ムール貝(Moules)

  • ムール貝はアントワープでは絶品グルメとして出される。ベルギー料理で特に人気のある一品で、秋から冬にかけて旬を迎える。調理法によって味付けが異なるが、エール風と言えば、セロリやポロネギと一緒に蒸すことが主流である。白ワインと一緒に蒸しこともあり、家庭によって調理方法は異なる。ムール貝の盛り合わせは高級料理として知られていて、おもてなし料理としてお目にかかることがある。フライドポテトが付け合わせられることが多い。

  • クロケット・オー・クルヴェット(Croquettes Aux Crevettes)

  • クロケット・オー・クルヴェットは小エビが入ったクリームコロッケのことだ。クロケットとは「パリパリとした音を立てる」という意味でサクサクした衣が特徴である。主な材料は小エビの他にマッシュポテト、挽肉、玉ねぎ、牛乳などであるが、ワインを入れる人も多い。日本人にはなじみがないがアントワープではパンの上にのせて半分に割り食べるといった食べ方もある。

  • (Photo by Russ BowlingMartin Bravenboer Jiel Beaumadier Randalfino Austin King Michela Simoncini)