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台北の龍山寺の観光情報(歴史・料金・行き方・営業時間)

龍山寺 (リュウザンジ)
艋舺龍山寺 (マンカーロンシャンスー)

2018/02/28 更新

基本情報

住所

台北市萬華区廣州街211号

台湾鉄道 万華駅から徒歩7分
メトロ板南線龍山寺駅出口1から徒歩約3分

料金

無料

営業時間

6:00-22:00

休業日

年中無休

HP

http://www.lungshan.org.tw/
日本語、英語、中国語

データガイド
アクセス・入場
データガイド

概要

特徴


中国福建省から移住してきた人々が1738年に創建した、270年以上の歴史を持つ台北市内で最も古い寺院。地震や火災、戦争により被害を受けて何度も再建・修理をしており、現在の本堂は1947年に再建されたもの。確かなご利益があるとして地元の人たちにも熱狂的に愛されている、まさに台北を代表する寺院だ。

本尊は、1738年に中国福建省泉州の龍山寺より贈られた観世音菩薩。第二次世界大戦中に米軍の空襲により本殿が破壊され石柱までもが全壊したが、本尊である木像の観音菩薩像だけは無傷であった。その為、空襲があると観音様のお膝元は絶対安心と信じて人々が集まった。不思議な事に集まった人々の中に死傷者は出なかったという。

また、龍山寺には本尊である観世音菩薩の他にも、薬師如来、孔子、関帝(関羽)、媽祖、文昌帝君、月下老人、華陀仙師、註生娘娘等、大小合わせて160以上に及ぶ神が祀られており「神様のデパート」の異名も持つ。神様によってご利益もさまざまだが、月下老人による恋愛成就が最も有名で、縁結びのパワースポットとしても名高い。台湾ではこのように複数の神様や歴史上の人物を一緒に祀っていることが多い。

ひと通り参拝するなら所要時間は30分程。ちなみに仕事や商売に関するお参りや占いがしたいなら、メトロに乗車して40分程の距離にある行天宮もお勧めだ。

構造

龍山寺の総面積は約1800坪。中国四合院宮殿式で、本尊が祀られている正殿を、前殿、後殿、右に鐘楼、左に鼓楼と回廊でつながれており、上から見ると「回」の字の形になるように構成されている。

チェック

①銅雕龍柱


たくさんの龍がお出迎え

龍山寺の入り口の左右には、100年以上前に造られたという台湾唯一の銅製の龍柱、一対の「銅雕龍柱」がある。建物は中国らしく赤と金を基調とし外観も内部も豪華絢爛、それに加え、繊細な彫刻などがそこかしこに施されてる。龍の装飾も多くあり、特に屋根いいる龍は今にも飛び立ちそうな勢いがある。また、「抱鼓石」と呼ばれる太鼓の形をした一対の石に2匹ずつ掘られている龍は親が子を、子が親を思う気持ちが込められている。

正殿の天井、観音像の真上には、1本の釘も使わず8頭の龍が32層の螺旋状に組み込まれている。これは輪廻を象徴しているといわれており、国宝に指定されている。お参りだけではなく、その一つ一つを造作を眺めるのも楽しみ方のひとつだ。

②参拝


正しい参拝手順を踏んで願いを叶えよう

龍山寺は入り口(龍門)と出口(虎門)があり、正面むかって右側が入口、右側が出口となる。左足から入り、敷居は踏まないようにする事。地元の人も多く参拝に来ているので、それに倣えば問題ない。また、入ってすぐのところに日本語で参拝の方法やおみくじの引き方等が解説されているので、予め目を通しておけば問題なく参拝する事ができる。

龍山寺に来れば、どんな願いでも叶えられるといわれている。まずは入口から入ったところにある7本入りの線香を買い、7つの香炉を順に参拝しよう。線香を頭上に掲げて三回礼をしてから、神様に「住所、名前、生年月日」を告げる。神様に自己紹介をする。台湾でお参りをする際に必ずするのが自己紹介で、神様に自分がどこのだれかを分かってもらう為だという。その後の願い事もできる限り具体的に告げる事で、神様に自分を特定してもらい、願いを叶えて貰いやすくなるのだ。

本殿の参拝を終えたら、本殿の右側を通って後殿の参拝へ向かう。後殿にはたくさんの神様がいるので、基本的には半時計周りの順番に、自分の願いを叶えてくれる神様を参拝しよう。

恋愛の神様である「月下老人(月老神君)」の前で正しく参拝すると、赤い糸を貰う事ができる。赤い糸を手に入れたら、香炉の周りを時計回りに三周してから煙にかざし、財布等に入れて普段から身に付けておこう。

学業の神様である「文昌帝君」の廟には受験票のコピーを投函できるボックスがあり、正しく参拝すると窓口でペンを貰う事ができる。安産を司る「註生娘娘」には無事に妊娠・出産した人たちからのお礼の花が飾られている等、それぞれの特色やお供え物を観察するのも楽しい。

③おみくじ


独特のおみくじに挑戦

おみくじも日本とは違いただお金を払って引くのではなく、おみくじを引いていいかどうか、神様にお伺いをたてなければならない。まず、筊杯(ジャオベイ)と呼ばれる赤い三日月型の木片2つを両手で挟み、具体的なお願いをしてから投げ、表と裏が出るまで地面に落とす。表裏が出たら、おみくじを引いて番号を確認。その後再度ジャオベイを投げ、表裏になったらオーケーで、出た番号のおみくじを引く事ができる。失敗した場合はなんと最初からやり直しだ。なかなか根気のいる方法ではあるが、試してみる価値は多いにある。おみくじは中国語だが、「解籤所」で解説をしてくれる。時々日本人のボランティアがいることも。

④お守り


お土産にもぴったりのバラエティ豊かなお守り

龍山寺の境内には売店も出ており、さまざまな願いに合わせたお守りや絵はがきを販売している。健康や仕事、恋愛に関するものから、ペットに関するものまでバラエティー豊か。霊験あらたかな龍山寺のお守りは、お土産にもぴったりだ。出口付近にあるので要チェック。

⑤周辺施設


参拝後に台北一の胡椒餅を味わおう!

龍山寺は台北のいわゆる下町にあたる萬華地区に位置しており、周辺を散策するだけで昔ながらの町並みを楽しめる。骨董街や仏具街を冷やかしてみるのも面白い。また、すぐ近くでは独特の雰囲気がある華西街観光夜市が開催され、怪しげな土産物や珍しい海鮮が食べられる露店が建ち並ぶ。観光客も多く活気のあるスポットなので、夜に訪れる場合は覗いてみよう。

また、龍山寺に来たからには合わせて食べておきたいのが「福州元祖胡椒餅」の胡椒餅だ(一個45元)。胡椒餅は、外はパリパリ中はもっちりした皮のなかに胡椒がきいた肉餡が入った台湾ご当地グルメの鉄板。中でも福州元祖胡椒餅は台北一おいしいと評判の老舗だ。目の前の釜で焼いた焼きたてが食べられ、小振りながらジューシーで食べ応えがある。繁盛している為なかなかすぐに買う事ができないので、参拝前に整理番号を貰って焼き上がり時間を教えてもらい、待ち時間に龍山寺を参拝するのがちょうど良い。

編集部一押しの観光プラン

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    (Photo by Guillaume Paumier Bunkichi Chang 海外用WiFiレンタル ワイホー takuma mori momo 太駿 ✖ 艸名人壬)

    アクセス・入場

    龍山寺へのアクセス

    メトロ龍山寺駅を降りると目の前なので、個人旅行でも迷わずに行ける。萬華地区と呼ばれる古い台北の街にあり、周囲では仏具や薬草などの商店が営業中。近くには華西街夜市がある。早朝と閉館直前は混雑するので昼間に行くのがお勧めだ。台湾鉄道万華駅から徒歩7分、またはメトロ板南線の龍山寺駅出口1から徒歩約3分。

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